東京おでん紀行(羅かん)日本橋「お多幸」で食事を終え、宿に戻る途中
東京駅構内で「二汁おでん」の文字が目に入る。
お腹はいっぱいだったが、二汁おでんに興味を惹かれて入店。
席はおでん屋さんの特等席おでん鍋の前に通される。
おでん鍋の前に立つ無口そうな職人さんからは
「
おでん種の煮え頃は絶対見逃さないからね!」
という緊張感がひしひしと伝わる。
メニューを見ると二汁おでんとは二種類のおでんのことらしい。
かつお出汁の‘すまし’と
八丁味噌の‘にごり’とある。
あまりたくさんは食べられそうもないので
‘すまし’おでんをいただくことにした。
まずは大根、さつま揚げ、ちくわぶを注文。
大根は上品な出汁が染みて美味しかったが
僅かに大根の辛さというかエグミが感じられてちょっと残念。
さつま揚げは‘高級なおでん種屋さんで買ってきました’感があり
手作り感を求める人にはすこしがっかりかも。
上品な出汁をたっぷり吸い込んだちくわぶは料亭の味に。
お多幸のような庶民的な味とは対極的。
この上品な出汁を堪能するなら是非湯葉を。
おでん出汁でさっと温められた湯葉は
優しい出汁と相まって美味しい。
出来たら濃厚な味わいの‘にごり’おでんも楽しみたかったが
次回にということでお会計。
生b−ると日本酒1合をふくんで
2500円。
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