星に願いを

仕事帰り。深夜１２時。
あまり忙しくなかった一日。
せめて心の慰めにと
ペルセウス座の流星群を
探してみることに。
見上げること十数分。
徐々に首が痛くなる。
「せっかくの機会だ頑張ろう」
自分を励ましてみる。
そのうち目もかすんでくる。
「このまま帰ると後悔するぞ」
自分を叱咤し鼓舞もする。
そのうち頭の中はもうろうと。
と、スマホの画面に流星群が！
カシャっ、カシャッ。
やりました。やりました。
いえ、やってしましました。
どうやら加齢で
よろめいたまま街灯を
映してしまったようです。
星に願掛けをしてまで
店をはんじょうさせようとする
下ごころを神様は
見透かしていたみたいです。
帰ってビール（本当は発泡酒）
でも飲んで寝ましょうか。