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女川町復興ボランティア合宿に行って参りました! [2015年11月10日(Tue)]
10/26(月)〜10/30(金)、女川町復興ボランティア合宿に行って参りました!

〔活動日誌〕
10/26(月)
 8時20分、サポステ出発。360km先の宮城県女川町へ。
高速で3度休憩を入れ、高速を降りて石巻市に入り、右手に海と山の素晴らしい風景。女川はもうすぐ。
よっしゃ到着じゃぁぁぁと思ったら、なんと行き止まり。
ナビに道がないよぉぉぉ(TT)。
そうなんです。震災で町がなくなった女川町、大規模な土木工事の真っ最中。
道までが新しくなっていて、ナビじゃ行けましぇ〜ん状態。
 結局、予定より30分遅れで現地到着。
現地の語り部の方に町の色々な案内をしてもらい、明日からのボランティア活動のモチベーションに。
とにかくすごい、悲惨 ………、言葉になりません。
ただ胸が痛い。コーディネーターさん、ボランティアさん、会う人合う人、家が流され、家族を失い ………。言葉になりません。
私たちは微力ですが、明日からのボランティア活動を精一杯頑張ろうと心に決め、就寝しました。

語り部の説明.JPG


10/27(火)
宿泊先の民宿で朝食を摂り、海辺での朝礼、「職場の教養」輪読。
今日はボランティア受入れ団体「プーさん農園」の方々にご指導いただき、女川町産業振興の目玉の一つである“柚子”の木の下草刈りを行いました。
山の斜面での作業でしたが、みんな黙々と頑張りました。
男性陣は、軍手を2枚重ねてトゲのあるバラ科の草も刈りました。

民宿の食堂で朝食.JPG 海辺の朝礼.JPG

柚子の木の下草刈り1.JPG 柚子の木の下草刈り2.JPG



10/28(水)
果樹園カフェ「ゆめハウス」で、販売用商品(柚子を使った香辛料)の箱作りやラベル貼りを行いました。

男性陣の箱作り.JPG 箱がたくさんできました.JPG
香辛料の瓶へのラベル貼り.JPG 電気ドリルの使い方も板に付いて.JPGゆめハウスの皆さんと.JPG


10/29(木)
朝は桜公園での朝礼、「職場の教養」輪読。
ボランティア活動最終日は「桜守りの会」の方々のご指導で、桜公園の桜を鹿害から守るネットを張るため、穴を掘ってネットの支柱を立てました。
また記念植樹もさせていただき、思い出深い活動になりました。
女性陣の作ってくれたおにぎりとさんまのつみれ汁の味も忘れられません。
夜は「桜守りの会」の方々と懇親会を行いました。

桜公園で「職場の教養」輪読.JPG 桜守りの会のぼり旗.JPG
さんまのつみれ汁と炊き出しのおにぎり.JPG 桜守りの会の方々と共に.JPG


10/30(金)
帰る日の朝、「ゆめハウス」の方々が見送りに来てくれました。
16:15サポステ到着 皆さんお疲れ様でした。

帰る日.JPG



【参加者さんの感想文】「女川町復興ボランティア合宿に参加して」

 10月26日、待ちに待った女川合宿。不安や心配もありましたが、皆さんに励まされ、安心して参加することが出来ました。

 高速を走って仙台、石巻、女川と向かって行くと、自分の想像していた景色と全く違っていました。一軒家よりも仮設住宅のほうが多くて、通行人よりも作業員のほうが多くて驚いてしまいました。東日本大震災から四年半が経ったのに、まだまだ復興支援が必要だなと感じました。

 そして、女川での3日間のボランティア活動が始まりました。内容は、地域に産業を興すため柚子農園での杉の枝撤去や除草、柚子を使った香辛料の箱作り、桜の苗を鹿害から守るためのネット張り等々です。

女川は水産業の町で、統計上農業人口は0%だそうです。サンマに柚子を合わせて出荷する農場では、しばらくは収入がなく初期投資のみなので、ボランティアの力を借りていると、お話しを聞きました。

仕事や家を失ってしまったり、大切な人が亡くなってしまったり、皆さん辛く苦しい日々を過ごしていると思います。なのに、女川に残り、さまざまな活動をしていてすばらしいなと、強く感じました。

 合宿を通して、集中訓練のメンバーとの絆も深まりました。これからの訓練も協力し合って頑張ろうと思いました。女川はまだまだボランティアが必要ですし地元の方々との交流を通して学んだことを多くの人に話そうと思います。

とても貴重な体験ができて、充実した日々を送ることができました。

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◎サポステに到着したとき、皆さんはとてもいい表情をしていました。
ボランティアをやり通した充実感と、さらに深まった仲間との絆。
何物にも替えがたい貴重な体験を経て自信に満ち、たくましく見えました。


 さあ、集中訓練もいよいよ後半です。またみんなで頑張っていきましょう!