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IVUSA公式ブログ

特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の活動を紹介するブログです。


福島県沖地震救援活動1次隊(4月9日) [2022年04月09日(Sat)]
 3日目となる今日は、汗ばむ陽気の中、学生21名、OBOG1名、事務局3名の計25名で災害救援活動を行いました。昨日に加わった12名との情報共有や事前準備などを万全にし、安全第一で作業に取り組みました。

 午前は南相馬市にて3つのグループに分かれ、午後は5つのグループで作業をしました。
 地震によりブロック塀が倒れてしまったお宅では、塀を解体して、バケツリレー形式でダンプへの積込作業をしました。
 また、割れた瓦を降ろす作業を行ったお宅では、常にリスクを想定しなければならないため、集中力やチーム力が必要となりました。

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 作業をしていると汗だくになりましたが、お宅の方のご厚意でお菓子や冷えた飲み物をいただき、そのおかげで、予定より早く作業を終えることができました。

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 お宅の方は、「東日本大震災を機に防災・減災に取り組むようになりました。特に、生活に重要なことに影響がないよう、家の周りには車などは置かないようにしていた」とおっしゃっていました。私たちも、視野を広くして対策をしなければならないと感じさせられました。

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 あるお宅では、どんな人たちが来るのか、不安を抱えていらっしゃった方もいましたが、私たちの活動を見て、「素晴らしい団体の皆さんにボランティアに来ていただき、とてもうれしかったです。皆さんのような若者は日本の宝です」と仰っていただきました。

 明日は活動最終日となります。私たち学生だからこそできることを精一杯取り組んでいきます。

 尚、この活動は公益財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受けて実施しています。
福島県沖地震救援活動1次隊(4月8日) [2022年04月08日(Fri)]
 学生10名、OBOG1名、事務局2名の計13名で活動しました。
 午前は、山元町社会福祉協議会にて災害ボランティアセンターのミーティングに参加した後、午後から作業をさせていただくお宅のご様子を拝見させていただきました。

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 午後は、午前中にお伺いさせていただいた山元町のお宅での作業、南相馬市では被害状況や明日の作業の確認、他の団体との打ち合わせをしました。

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 山元町のお宅では、地震により割れ散乱してしまったガラスや剥がれてしまった内壁、外壁の運び出しを行いました。剥がれてしまった壁は重たいものもありましたが、学生同士で協力して運びました。また、お住まいの方とお話をする機会もあり、「両親との思い出が詰まっているからここに住み続けている」とおっしゃっていました。
 その言葉をお聞きし、それぞれのお宅に、そこに住み続ける意味があると痛感しました。また、撤収時にお宅から離れる際、私たちの車が見えなくなるまで手を降ってくださいました。

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 夜に学生11名、事務局1名が合流しました。明日からは合計25名で活動します。
 学生がやれることは限られていますが、私たちができることを考え、明日も精一杯頑張っていきます。

 尚、この活動は公益財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受け、実施しています。
福島県沖地震救援活動1次隊が始まりました(4月7日) [2022年04月08日(Fri)]
 4月7日から10日まで、宮城県亘理郡山元町と福島県南相馬市にて、学生21名、OBOG1名、事務局3名で災害救援活動を行います。
 この活動は、2022年3月16日に福島県沖で発生した最大震度6強の地震で被害を受けた方々への支援が目的です。

 初日となる7日は、正午過ぎに学生9名、OBOG1名、事務局2名の計12名で宮坂事務所を出発し、地域の状況をお伺いするために福島県南相馬市へ向かいました。

 夕方頃に、南相馬市にて技術系ボランティアの団体が拠点としているかしま交流センターに到着し、IVUSA特別顧問の黒澤司さんから、現在屋根の瓦の修復作業が行われているが、IVUSAには重機が入り込めない場所での瓦礫撤去作業などが求められているといった作業状況を伺いました。

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 その後、宿舎として使わせていただく宮城県山元町にある普門寺にて今回の活動調整をしました。明日からは二手に分かれ、山元町と南相馬市にて活動します。また、明日の夜に学生12名、事務局1名が合流する予定です。

 尚、この活動は公益財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受け、実施しています。
淡路島本田池ナガエツルノゲイトウ駆除作業に参加しました(3月28日、31日) [2022年04月04日(Mon)]
 3月28日、31日の2日間、兵庫県淡路島五色町都志米山の本田池でナガエツルノゲイトウ(以下ナガエ)の駆除活動を地元農家、エコロジー研究所、兵庫・水辺ネットワーク、地元高校生、IVUSAの学生で実施しました。IVUSAからは28日に2名、31日に1名が参加しました。

 ナガエは”地球上で最悪の侵略的植物”といわれるほど驚異的な繁殖力をもっており、特定外来生物に指定されています。淡路島は兵庫県の農業産出額の23%を占めるほど農業が盛んで、多くの島民の方たちが畑を営んでいます。農業用のため池にナガエが繁殖し、農業用水を通じて畑にも拡散すると休耕を余儀なくされるため、大きな課題となっています。

 近年、五色町の本田池でもナガエが発見され、瞬く間に池のほぼ全面積2700uがナガエに覆い尽くされてしまいました。しかし、現地では高齢化などによる人手不足が深刻化し、ナガエ駆除活動をするにもマンパワーが足りない問題が生じています。そこで私たちIVUSAの学生の力でナガエ駆除活動のお手伝いをさせていただきました。

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 今回の活動では、地元農家の岡本様、エコロジー研究所の丸井先生、兵庫・水辺ネットワークの碓井先生と連携してナガエの完全駆除のための遮光シートを設置しました。

 ナガエは乾燥に強く、陸でも生え、深く根を張る特徴を持つことから、駆除方法において刈り取り、鋤き込み、除草剤散布などの適用が困難となっています。そこで本田池では、遮光シートを被せることによりナガエの光合成を妨げ枯死させる新たな駆除方法を試みています。世界でもナガエ完全駆除に成功した例は殆どなく、この遮光シートでの駆除方法が成功すれば、ナガエ完全駆除への大きな一歩を踏み出すこととなります。

 まず本田池に到着するとナガエ駆除対策実施中の黄色い看板が立っていました。島民の方々にナガエの存在を知ってもらい、自分たちの畑でも見つけた時にいち早く気付いてもらえるような啓発もしているようです。

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 今回は主に4つの作業を行いました。

 まず1つ目は遮光シートの設置です。
 本田池の取水口近辺に遮光シートを設置するため、設置場所の寸法に合わせ、2m×20mのシートを切り、テープで張り合わせました。シートとシートの間に隙間があると、その穴からナガエが再生してしまうため慎重に作業しました。

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 続いて遮光シートを設置する場所を整備しました。石などの鋭利な物体にシートを掛けると、シートに穴が開き、その穴からナガエが再生してしまうため、地均し作業をしました。そこに遮光シートを掛け、杭を打って固定しました。更に池に水を張ってもシートが浮かないように杭の上から重石を置きました。

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 2つ目は遮光シートの穴塞ぎです。
 既に設置した遮光シートの穴が開いている箇所に厚み、粘着のあるテープで穴を塞ぎ、ナガエの光合成を妨げるため徹底的に遮光しました。

 3つ目は土嚢運びです。遮光シートを設置するために本田池の水を全て抜いていましたが、まもなく農業用水として水を貯めるため、使用していない土嚢を池から引き揚げました。農家や先生方も重い土嚢を自ら運んでいるのをみて、このナガエ駆除への熱意を感じました。

 4つ目は桟橋の建設です。池の中央部のナガエ駆除作業を円滑化するため、池の堤から中央部に向けての桟橋を建設しました。単管パイプの支柱を打ち込み、組み立てる作業を実施しました。不安定な場所で支柱を打ち込むのは大変な作業でしたが、しっかりとパイプを打ち込んでいきました。

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 この活動は当初、2月に参加させていただく予定でしたがコロナの影響で叶わず、今回やっと参加することができました。思うように人を集めることができず悔しい思いをしましたが、活動最後に先生方から「いつもの4人(岡本賢三様、岡本純衣様、丸井先生、碓井先生)ではここまでできませんでしたが皆さんのお陰で沢山作業をすることができました」というとても有難いお言葉をいただくことができました。

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 関係者の皆さま、2日間参加させていただきありがとうございました。

 また、エコロジー研究所の丸井先生による遮光シートを用いてのナガエ駆除活動は今後琵琶湖でも実施されるということで、そちらもぜひ参加させていただきたいと思っております。今後とも宜しくお願いいたします。(立命館大学1年 奥田 先葉)
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