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IVUSA公式ブログ

特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の活動を紹介するブログです。


守山市びわこ地球市民の森オオバナミズキンバイ除去活動に参加しました(2月27日) [2020年09月30日(Wed)]
 2月27日に滋賀県守山市びわこ地球市民の森の小川にて、滋賀県庁自然環境保全課 2名、都市計画課3名、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社3名、植栽業者4名、公園サポーター9名、IVUSA学生17名、計38名で、特定外来生物オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動に参加しました。

 今回の活動場所であるびわこ地球市民の森は、魚の住処や子どもの遊び場所など、市民にとって憩いの場となっています。しかしオオバナの繁殖によって、魚に住処が失われたり、景観が悪化したりするため、今回は、小川に繁殖するオオバナを完全除去することを目的に活動しました。

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 まず、滋賀県庁自然環境保全課の岩本様よりオオバナの厄介な特徴と取扱いの注意、びわこ地球市民の森の小川における繁殖状況と対策について教えていただきました。参加者は今回の活動に対しての目的を理解し、意識を高めていきました。

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 午前10時より、小川内に繁殖するオオバナを根こそぎ除去していきました。小川での作業は、胴長がぬかるみにハマり、オオバナの除去は困難でしたが根気よく1本1本抜いていきました。オオバナは網袋に入れて、陸まで引き上げました。集積したオオバナは、トラックに積込み、仮置き場まで運びました。そこで天日干した後、乾燥したものを焼却処分します。

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 午前の活動終了後には、昼で帰られる参加者もいらしたので、午前の部の閉会式を行い、集合写真を撮りました。

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 午後からは、まだ作業していないエリアでオオバナを抜くのと同時に、下流から上流に向けて、午前の作業での取り残しを回収したり、水面に浮いているオオバナの茎や葉を網で回収したり、15時15分に作業が終了しました。そして作業後には、活動で使用した胴長やゴム長手袋を洗いました。

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 閉会式では、滋賀県庁の中井様より「皆さんとても上手にとっていただけたと思います。また機会があれば皆様の若い人の力でお力添えいただけたら、琵琶湖も、我々もとても喜びます」との言葉をいただきました。

 その後、今回の活動で感じたことついて、各自の意見を共有しました。初めて参加した学生からは「腰を曲げてオオバナを根から抜いたり、網袋の引き揚げたりする作業は想像以上に重労働ではあったが、作業後にオオバナがなくなって綺麗になった小川を見ると、大きな達成感を感じられた」「活動終了後に泥のついた装備をみんなで洗ったことを通じて、装備の大切さを改めて深く感じた」などの意見がありました。

 最後にリーダーである竹本和香(京都光華女子大学2年)から、「オオバナ除去活動には大人数の参加が必要となります。皆さんぜひ今後も活動に参加してほしい」との挨拶があり、今回の活動が終了しました。

 今回の活動では、びわこ地球市民の森の小川で、660u、2tのオオバナを除去できました。

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 最後になりますが今回の活動実施にあたり協力してくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(立命館大学1年 高下 怜真)


【プロジェクトリーダーより】
 私は、活動1ヶ月前に初めてびわこ地球市民の森に訪れた際、自然豊かでとても温かい公園だと感じました。
しかし、この自然豊かな公園にオオバナが繁茂してしまうと、公園の魅力が薄れてしまう危機感を感じました。

 はじめて活動リーダーをさせていただき、事前から滋賀県庁の方々と活動範囲や道具、運搬車両、仮置き場、施設利用、スケジュール等の打ち合わせを行い、オオバナ除去活動は沢山の人々の支え合いにより成り立っていることが身に締めて感じました。

 これからも多くの学生と一緒に、自然環境に関心を持ち、オオバナ除去を通じて自然豊かな公園や琵琶湖を守っていきたいです。

 今回の活動でお世話になりました関係者、参加してくださった方々に深くお礼を申し上げます。(京都光華女子大学2年 竹本 和香)
令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしました(9月29日) [2020年09月29日(Tue)]
 今日は昨日帰京した2名を除いた4名で、昨日と同じお宅にて活動させていただきました。

 こちらのお宅は1階部分がすべて浸水したため、床下だけでなく、1階の天井の木材をはじめ様々な隙間に泥が入り込んでいます。
 脚立を使って目線を高くしないと気付かない場所にも泥があり、本日は泥の取り残しがないか最終確認をさせていただきました。

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 今日はお昼までの作業だったため、途中で切り上げることとなりましたが、今後は昨日消毒した床下以外の柱などの消毒を行うことになります。

 作業終了後、序盤に活動させていただいた製材所の様子を見に伺い、この2日でかなり土砂が取り除かれ、私たちが来た頃に比べかなり作業が進んでいました。
 球磨村の主要産業のひとつであった林業の復活を願うばかりです。

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 最後に、約1週間お世話になった球磨村一勝地地区のかわせみ(旅館)の温泉で汗を流し、帰路につきました。

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 今回も日本財団の皆様をはじめ、多くの方々に大変お世話になりました。
 なによりも、被災し大変な状況であるにも関わらず、炊き出しや飲み物の差し入れをしていただき、私たちを気遣っていただいた住民の方々に心より感謝申し上げます。
 お世話になった皆様、ありがとうございました。
令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしています(9月28日) [2020年09月29日(Tue)]
 今日は全員で、浸水した住宅の復旧に向けた仕上げ作業をさせていただきました。
 具体的には、床下の泥出しや木材などに付着した細かな泥汚れをブラシなどで落とした後の作業として、泥の取り残しの確認と除去を行いました。その後、家中の床下の消毒作業をさせていただきました。

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 今回活動させていただいたお宅は、前回にも活動させていただいており、また先日の炊き出しや、宿舎のお風呂でもお会いし、私たちのことを覚えていてくださり、和やかな雰囲気で活動させていただきました。

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 コロナ禍ということと、被災状況から、住民の方々とお話する機会は少なかったですが、つかの間でも、被災者と支援者ではなく、住民と学生という個人としての関係で接することができ、私たちにとって忘れられない出会いとなりました。

 明日が最終日となりますが、引き続き精一杯活動させていただきます。
令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしています(9月27日) [2020年09月28日(Mon)]
 今日は、作業前の時間に、神瀬石灰洞窟(熊野座神社)に訪れました。とても神秘的で、幻想的な空間で、ジブリの映画に出てきそうな光景でした。

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 その後の作業では、今回の派遣では初となる住宅の床下に潜って泥出しなどを行いました。
昨年の台風19号、佐賀豪雨、一昨年の西日本豪雨などで床下作業を行ってきた経験ある学生2名で取り組みました。

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 また、道路に面する住宅に住む方や、通行される自動車が通りやすいよう、道路啓開後に道路脇に溜まったままだった土砂を、重機と人手で取り除きました。

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 活動も残り2日間となりました。
 最後までできる限りのことを精一杯取り組んでいきます。

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令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしています(9月26日) [2020年09月26日(Sat)]
 今日は、朝一に住宅内などに残っている、廃棄せざるを得なくなったものの分別と運搬をさせていただきました。
 その後は昨日に引き続き製材所の土砂出しをさせていただき、技術系ボランティアの皆さんと連携して進めました。

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 機械の間から人の手で掻き出した土砂を、重機とダンプで運搬し、また、廃棄する機械の場合、不要な部分をエンジンカッターで取り除いていただいたりし、作業を効率的かつ安全に行うことができました。

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 昼食は、住民の方々によるボランティア向けの炊き出しが行われ、地元のブランド豚であり、豪雨後自衛隊がヘリで救出した貴重な一勝地赤豚を使った生姜焼き丼などを振舞っていただきました。

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 ボランティアによる住民への炊き出しは、過去の被災地でいたるところで行われてきましたが、住民の方々がボランティアへ炊き出しをするというのはほとんど見聞きしたことがありません。

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 前回活動させていただいたお宅の方もいらっしゃいましたが、被災し大変な状況にあるにもかかわらず、ボランティアのために炊き出しまでしていただき、球磨村の方々の優しさと温もりを心と胃袋で感じました。
令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしています(9月25日) [2020年09月26日(Sat)]
 今日は昨日とは打って変わって、清々しい青空が広がりました。

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製材所の機械の上に、製材した木材と土砂が堆積

 作業は、昨日に引き続き球磨村の製材所に流れ込んだ土砂の搬出をさせていただきました。

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人力で少しずつ取り除きました

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機械は鉄製のため、かなり大きなものは重機で搬出

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ちょっと大きいくらいは力を合わせて人力で搬出

 作業後には、発災後2か月ほど現地で活動を続けておられる日本財団の黒澤司さん(IVUSA特別顧問)に、村の中を案内していただきました。

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斜面が崩れている場所で、状況を説明いただきました

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まだまだ大きな石が埋め尽くしています

 土砂崩れがあった山の斜面や、家の基礎部分が抉られたままの場所、家の中に土砂が残ったままの家屋など、発災から間もなく3か月が経とうとしていますが、発災直後のような水害の爪痕を目の当たりにし、改めて気が引き締まりました。

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製材所のすぐ裏手には、流されたまま車が…

 明日も引き続き製材所で活動させていただく予定です。
 少しでも爪痕を消せるよう、明日も元気に、笑顔で活動していきます。

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作業後、九州名物(!?)の袋入りのかき氷をいただき、元気回復!
令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしています(9月24日) [2020年09月24日(Thu)]
 日本財団の球磨村集中支援第5陣に23〜29日で参加させていただいています。(23日にPCR検査を受け、同日夕方に陰性を確認)

 今日は朝から一日雨で、少し肌寒い日でした。

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 私たちは、球磨村の主要産業の一つである林業の拠点、製材所に大量に流入して堆積してしまった土砂の搬出をさせていただきました。

 広いスペースでは重機が大活躍しますが、製材するための機械の周辺や土台の下などのスペースが狭いところは人手が必要になります。

 すぐ隣が川だということもあり、こぶし大の石がゴロゴロとたくさんあり、スコップで掻き出すのはなかなか苦戦しましたが、ボランティアとしていらした地元消防士の方などの力もあり、一部分ではありますが、土砂を取り除くことができました。

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 休憩をしていると汗が冷え、寒く感じるほど、すっかり季節が移り替わった球磨村ですが、まだまだ夏から景色が変わっていない、災害の爪痕が残ったままのところも少なくありません。
 少しでも季節とともに、景色も変わるよう、残り5日間、精一杯活動させていただきます。

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令和2年7月豪雨災害復旧活動のため、職員1名、学生5名が現地入りしました(9月23日) [2020年09月24日(Thu)]
 日本財団は、熊本県球磨村から要請を受けボランティアを派遣しています。
 そのプログラムにIVUSAからも9月23日から29日の期間で派遣させていただいています。

 今日は東京でPCR検査を受け、6名全員の陰性が確認され、22時ごろに熊本県球磨村に到着しました。 
 出発前、日本財団の看護師さんから感染症対策などについてオリエンテーションをしていただきました。

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 明日から球磨村の復旧に向け、微力ながら精一杯活動させていただきます。
令和2年7月豪雨災害復旧のため職員1名、学生5名が現地入りしています(9月13日) [2020年09月13日(Sun)]
 今日は、8月下旬に職員2名が床下の泥出しをお手伝いさせていただいたお宅に再び入りました。
 今回は、土砂出し後の仕上げとして、天井・柱・大引き・窓のサッシ、床下の基礎などの清掃をさせていただきました。

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 こちらのお宅は2階まで浸水被害に遭ったため、1階の天井などにも土砂が付着しており、脚立も使いながら、取り残しがないよう、こびり付いた泥を落としました。

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 今回私たちがお手伝いさせていただいたことは、7月豪雨災害全体を見れば限りなく無力に近いことしかできませんでした。
 それどころか、大変な状況にあるにも関わず、笑顔で接していただき、様々なお話を聞かせていただき、私たちがたくさんのことを学ばせていただきました。

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 今回の経験を、私たち一人ひとりが家族や友人などに伝えてくことが、7月豪雨を風化させないことに繋がり、また、次の災害に備えることになると思います。

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 日本財団の皆様をはじめ、住民の皆様、連携団体の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。
令和2年7月豪雨災害復旧のため職員1名、学生5名が現地入りしています(9月12日) [2020年09月13日(Sun)]
 本日は、球磨村渡地区のお宅で、家周りの側溝の泥出しや、泥が詰まって動かなくなった窓の洗浄、花壇の泥出しなどをさせていただきました。

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 こちらのお宅の方は、この地に戻ってきたい気持ちと、他の地で住むか悩んでいらっしゃるとのとこでしたが、休憩中、お宅の方が、被災前には様々な種類の花などを育てていたことや、水害にも耐えたソフトボールくらいの大きさの“ジャンボゆず”のことや、いつも近所の方がお花を見て「きれい」と言ってくれていたことを教えていただきました。

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 また、「水害でほとんどダメになっちゃったけど、また育ててみようかな」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。

 私たちは、住民さんにここに住むべきだと言うことも、他が良いと言うことも、できません。
 私たちにできるのは、微々たることですが、ほんのひと時でも、笑顔で楽しそうに話をしていただけたことがとてもうれしかったです。

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 明日が最終日となりますが、最後まで、私たちにできることを精一杯取り組ませていただきます。
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