5月23日、京都市鴨川の五条大橋から塩小路橋付近にて、鴨川を美しくする会、一般社団法人鴨川流域ネットワーク、京都中央信用金庫、京都府の共催で第9回鴨川オオバナミズキンバイ駆除活動が開催されました。今回の駆除活動は81名で実施され、IVUSAからは大学生4名、OB1名が参加しました。

オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)は、中南米原産の水生植物で、日本では特定外来生物に指定されています。水辺だけでなく陸上でも生育し、葉や茎の切れ端からも再生するほど強い繁殖力を持った植物です。水面を広く覆うように繁殖することで、景観の悪化や生態系への影響を引き起こしています。農地へ拡大すると、稲の間に繁殖して農作業に支障をきたす恐れもあります。
近畿地方では、琵琶湖に定着しており、鴨川でも2017年頃から侵入が確認されています。鴨川の生態系や景観を守り、さらなる拡大を防ぐため、2019年より継続して駆除活動が行われています。
午前9時ごろから開会式が行われ、京都府総合政策環境部の松浦部長から、「オオバナは厄介な植物で、人が何もしなければ、鴨川の景観は失われてしまいます。皆さんと力をあわせて地道に除去活動をしていきたい」とご挨拶がありました。
また、京都中央信用金庫の橋本専務理事からも、「京都の素晴らしい環境を次世代まで残していきたいという意志で一生懸命取り組んでおります」とのお話がありました。
その後、滋賀県生物多様性保全課の中井様より、オオバナ除去時の注意点について説明があり、「せっかく駆除してもその時断片をいっぱい流れ出してしまうと、下流の方に広げてしまうことにもなる」と、切れ端を流出させないことの重要性が伝えられました。また、「もっと大事なことはみんなが知ってそれを広めること」と、環境問題への理解を広げていくことの大切さについて強調されました。

午前9時半頃から、鴨川右岸の五条大橋から塩小路橋付近の間で5か所に分かれて作業しました。オオバナの見分け方や除去方法などは、各グループで共有しました。
IVUSAの学生は七条大橋付近の水辺を担当し、胴長を着用しながら作業を進めました。オオバナの根が残らないよう丁寧に掘り出したり、もしオオバナの断片が流れてしまっても下流へ行かないよう、オオバナの入った袋で簡易堤防作ったりなど、工夫を凝らしながら活動しました。

中には全長180cm超える個体もあり、オオバナが着実に鴨川に住み着いているという現象を、自分自身の目で確認することができました。

最後は回収したオオバナを集積場所に運び作業を終えました。

天候は曇りで、過ごしやすい環境の中での作業となりました。活動の中でオオバナを除去するだけでなく、他団体の方とオオバナや他のボランティア活動について話しました。時に励まし合い助け合いながらオオバナを抜き取り、作業終了後は達成感を共有しました。2時間の作業の結果、1,040kgのオオバナを駆除することができました。

閉会式では鴨川を美しくする会の江口副会長から、「人数が多いほどたくさんのオオバナを駆除できます。ですから皆さんにもご協力いただいて、この輪をもっともっと広げて行きたいと考えております。これからもどうぞよろしくお願いします」とご挨拶をいただきました。

今後もIVUSAは鴨川各所のオオバナ除去活動および啓発活動に尽力していきます。また、行政・地域と連携しながらオオバナの認知度向上と完全除去を目指していきます。
最後になりますが、今回の活動を開催していただいた京都府庁、鴨川を美しくする会、鴨川流域ネットワーク、京都中央信用金庫、協力していただいた皆様に心から感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。(同志社女子大学2年 長澤 葵依、同志社大学2年 福田 大晴)

共催:鴨川を美しくする会、一般社団法人鴨川流域ネットワーク、京都中央信用金庫、京都府
後援:環境省近畿地方環境事務所、京都市、(公財)琵琶湖・淀川水質保全機構
きょうと地域創生府民会議、京と地域の共生府民会議
協力:滋賀県、救援ボランティア左京、きょうと生物多様性センター
協賛:株式会社 明治
参加団体:株式会社ドコモCS関西、カモシネマ実行委員会、京セラ株式会社、京都学生祭典、公益社団法人京都府産業資源循環協会、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)、XOクラスター