京都府鴨川オオバナミズキンバイ除去活動(京都今出川クラブ)
[2024年10月30日(Wed)]
10月19日、京都府を流れる鴨川の勧進橋から水鶏橋にかけて確認されたオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を、京都府の職員2名、IVUSA38名、OB1名の計41名で実施しました。
オオバナは、強い繁殖力と再生力を持つ水草で、特定外来生物に指定されています。その特徴から短期間で爆発的に成長し、水中、陸上の両方で繁殖します。琵琶湖で2009年に初めて発見されたのを始まりとして、2017年頃に鴨川でも確認されるようになりました。
鴨川のオオバナを放置しておくと、鴨川で更に繁殖を拡げていき、下流の桂川、淀川へと拡散していくリスクがあります。鴨川の保全と下流域への拡散防止を目的に活動を実施しました。
開会式では、京都府自然環境保全課の川田様から、「毎年除去活動をしていただいているおかげで、除去しているエリアのオオバナは少しずつ減ってきています。今回もよろしくお願いします」とのご挨拶をいただきました。
また、オオバナ除去活動の経験者である、鈴木広太(龍谷大学2年)から、オオバナを抜く上での注意事項について説明がありました。
午前9時より、勧進橋と水鶏橋付近の水辺と陸地に分かれ作業を開始しました。
現場では班ごとに分かれ、オオバナ除去活動の経験者が経験のない学生にオオバナとその他の植物との見分け方や除去作業の重要性などを教えました。京都府の方とも協力し、気を引き締めて除去活動に取り掛かりました。
水辺での除去作業では、胴長を着て、根こそぎ引き抜けるよう手作業で丁寧にオオバナを除去しました。また、除去をする際にちぎれたオオバナの断片が流れていかないように、網を使ってオオバナを取りながら作業を進めました。
また、陸上のオオバナは根が奥深くまで繁殖しています。力任せに引き抜くと根が途中でちぎれてしまい、そこから再繁殖する可能性が高いため、スコップや熊手などの道具を用いることで、根こそぎ丁寧に除去しました。
除去したオオバナは網袋に詰め、集積場所まで運搬しました。
途中から雨が降ってきた関係で、予定より短い活動時間となりましたが、約2時間半、オオバナの除去を行いました。
2時間半の作業の結果、重量にして920kgのオオバナを除去することができました。
閉会式では、活動のリーダー渡邉和志(同志社大学2年)から、「今後もオオバナの除去活動は続いていくので、今回の活動で学んだことや発見したこと等を次の活動にも活かしてほしいです」と挨拶がありました。
活動にはじめて参加した学生からは、「オオバナ除去活動を通じて、想像していたよりもオオバナが大量に繁殖していたことから、オオバナの繁殖力の強さを実感し、この活動を続けていくことが鴨川の生態系を保護するためには非常に重要であると感じました」という感想がありました。
今後もIVUSAは、鴨川各地でのオオバナ除去及び啓発活動も実施しながら、鴨川周辺地域のオオバナの認知度向上を目指し、行政、地域と連携しながら早期発見・早期除去を通じて鴨川のオオバナの完全除去を目指していきます。
最後になりますが、今回の活動実施にあたりご協力、ご参加いただいた京都府の関係者の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(同志社大学3年 坂田 香菜子)
オオバナは、強い繁殖力と再生力を持つ水草で、特定外来生物に指定されています。その特徴から短期間で爆発的に成長し、水中、陸上の両方で繁殖します。琵琶湖で2009年に初めて発見されたのを始まりとして、2017年頃に鴨川でも確認されるようになりました。
鴨川のオオバナを放置しておくと、鴨川で更に繁殖を拡げていき、下流の桂川、淀川へと拡散していくリスクがあります。鴨川の保全と下流域への拡散防止を目的に活動を実施しました。
開会式では、京都府自然環境保全課の川田様から、「毎年除去活動をしていただいているおかげで、除去しているエリアのオオバナは少しずつ減ってきています。今回もよろしくお願いします」とのご挨拶をいただきました。
また、オオバナ除去活動の経験者である、鈴木広太(龍谷大学2年)から、オオバナを抜く上での注意事項について説明がありました。
午前9時より、勧進橋と水鶏橋付近の水辺と陸地に分かれ作業を開始しました。
現場では班ごとに分かれ、オオバナ除去活動の経験者が経験のない学生にオオバナとその他の植物との見分け方や除去作業の重要性などを教えました。京都府の方とも協力し、気を引き締めて除去活動に取り掛かりました。
水辺での除去作業では、胴長を着て、根こそぎ引き抜けるよう手作業で丁寧にオオバナを除去しました。また、除去をする際にちぎれたオオバナの断片が流れていかないように、網を使ってオオバナを取りながら作業を進めました。
また、陸上のオオバナは根が奥深くまで繁殖しています。力任せに引き抜くと根が途中でちぎれてしまい、そこから再繁殖する可能性が高いため、スコップや熊手などの道具を用いることで、根こそぎ丁寧に除去しました。
除去したオオバナは網袋に詰め、集積場所まで運搬しました。
途中から雨が降ってきた関係で、予定より短い活動時間となりましたが、約2時間半、オオバナの除去を行いました。
2時間半の作業の結果、重量にして920kgのオオバナを除去することができました。
閉会式では、活動のリーダー渡邉和志(同志社大学2年)から、「今後もオオバナの除去活動は続いていくので、今回の活動で学んだことや発見したこと等を次の活動にも活かしてほしいです」と挨拶がありました。
活動にはじめて参加した学生からは、「オオバナ除去活動を通じて、想像していたよりもオオバナが大量に繁殖していたことから、オオバナの繁殖力の強さを実感し、この活動を続けていくことが鴨川の生態系を保護するためには非常に重要であると感じました」という感想がありました。
今後もIVUSAは、鴨川各地でのオオバナ除去及び啓発活動も実施しながら、鴨川周辺地域のオオバナの認知度向上を目指し、行政、地域と連携しながら早期発見・早期除去を通じて鴨川のオオバナの完全除去を目指していきます。
最後になりますが、今回の活動実施にあたりご協力、ご参加いただいた京都府の関係者の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(同志社大学3年 坂田 香菜子)