京都府阿蘇海環境づくり活動(8月24日)
[2022年08月25日(Thu)]
午前9時から宮津市文殊の阿蘇海沿岸で学生46名、事務局1名でカキ殻回収活動を開始しました。
戦時中、阿蘇海周辺でカキの幼貝をまき、それらが貴重な食料源となっていました。
しかし戦後は徐々に食糧不足が解消され、牡蠣の消費量が減ったため管理されず、大量に繁殖し増加し続けたのです。

阿蘇海は天橋立によってできた内海であり、牡蠣が外海に流れていきません。
そのため中身が死んだカキ殻の多くが堆積し、生態系への影響や景観悪化等の問題もでています。
さらに、阿蘇海と繋がる用水路などの排水溝にカキが詰まって、台風や高潮の時に住宅が浸水するといった人間の生活への影響も懸念されています。


これらの課題を解決するために、IVUSAではカキ殻を回収しています。また、カキ殻を廃棄物として処分するのではなく、畑に撒く肥料として、地域の農園で再利用しています。
今日は、みかんカゴ196箱分(約3.5トン)のカキ殻を回収しました。



15時に作業を終了し、16時から文殊公会堂にてカウンターパートである吉野茶屋の平木志乃さんからご講演をいただきました。
カキ殻の堆積の原因や、宮津地域の実情、IVUSAと宮津地域の関わりについてお話を伺いました。実際に地域の方の声を聞ける貴重な機会となりました。

ご講演の中で、「最初は地元の方々は、外から来る人を受け入れがたい雰囲気だった。しかし、活動を重ねていくと、『学生たちは今度いつ来るの?』と聞いてくる人も増えてきたよ」と、おっしゃており、IVUSAの学生を待ち遠しく思う方がいらっしゃることがわかりました。
先輩たちが積み上げてきたものの大きさを感じ、私たちも信頼関係を構築できるよう、より一層精進したいと思いました。

また、宮津市は若者が少なく、宮津の子どもたちは青年と会う機会がほとんどありません。
そのため「IVUSAの学生には宮津市の子どもにとって憧れの存在になってほしい」とおっしゃり、私たちの存在が影響を与えていることがわかりました。
最後に「IVUSAの学生には末永く阿蘇海に関わってほしい」「阿蘇海を故郷だと思ってほしい」とIVUSAの学生に対する思いをお話しくださりました。
平木さんの講演を聞いた学生の一人は、「IVUSAの活動が、地域の方の阿蘇海の環境保護に対する考えを変えた大きなきっかけになったと思うと、この活動の重要性を実感する」と言っていました。
明日が最後のカキ殻回収の活動となります。限られた時間ではありますが、阿蘇海の環境改善や地域の活性化に貢献できりよう、一生懸命に取り組んでいきます。
戦時中、阿蘇海周辺でカキの幼貝をまき、それらが貴重な食料源となっていました。
しかし戦後は徐々に食糧不足が解消され、牡蠣の消費量が減ったため管理されず、大量に繁殖し増加し続けたのです。

阿蘇海は天橋立によってできた内海であり、牡蠣が外海に流れていきません。
そのため中身が死んだカキ殻の多くが堆積し、生態系への影響や景観悪化等の問題もでています。
さらに、阿蘇海と繋がる用水路などの排水溝にカキが詰まって、台風や高潮の時に住宅が浸水するといった人間の生活への影響も懸念されています。


これらの課題を解決するために、IVUSAではカキ殻を回収しています。また、カキ殻を廃棄物として処分するのではなく、畑に撒く肥料として、地域の農園で再利用しています。
今日は、みかんカゴ196箱分(約3.5トン)のカキ殻を回収しました。



15時に作業を終了し、16時から文殊公会堂にてカウンターパートである吉野茶屋の平木志乃さんからご講演をいただきました。
カキ殻の堆積の原因や、宮津地域の実情、IVUSAと宮津地域の関わりについてお話を伺いました。実際に地域の方の声を聞ける貴重な機会となりました。

ご講演の中で、「最初は地元の方々は、外から来る人を受け入れがたい雰囲気だった。しかし、活動を重ねていくと、『学生たちは今度いつ来るの?』と聞いてくる人も増えてきたよ」と、おっしゃており、IVUSAの学生を待ち遠しく思う方がいらっしゃることがわかりました。
先輩たちが積み上げてきたものの大きさを感じ、私たちも信頼関係を構築できるよう、より一層精進したいと思いました。

また、宮津市は若者が少なく、宮津の子どもたちは青年と会う機会がほとんどありません。
そのため「IVUSAの学生には宮津市の子どもにとって憧れの存在になってほしい」とおっしゃり、私たちの存在が影響を与えていることがわかりました。
最後に「IVUSAの学生には末永く阿蘇海に関わってほしい」「阿蘇海を故郷だと思ってほしい」とIVUSAの学生に対する思いをお話しくださりました。
平木さんの講演を聞いた学生の一人は、「IVUSAの活動が、地域の方の阿蘇海の環境保護に対する考えを変えた大きなきっかけになったと思うと、この活動の重要性を実感する」と言っていました。
明日が最後のカキ殻回収の活動となります。限られた時間ではありますが、阿蘇海の環境改善や地域の活性化に貢献できりよう、一生懸命に取り組んでいきます。