岡山県備前市日生諸島活性化活動(3月19日)
[2022年03月19日(Sat)]
本日の午前は、カキ殻を叩いて肥料にするお手伝いや、オリーブの木を使ったお箸作り、カキ養殖の際に使用するマメと呼ばれるものを竹で作るなどの作業を行いました。
その際にカキ殻を頂きに、初めてカキ処理場を訪れました。カキを剥く作業やコンベアーで運ぶ様子を間近で見ることができ新鮮な体験をすることができました。


IVUSAでは、2018年からオリーブを増やす活動を継続して行っています。私達のカキ殻を砕く作業もオリーブへと繋がるものとなりました。お箸づくりを教えてくださった金光さんは「日生諸島のオリーブは少ないので、IVUSAが植樹などを手伝ってくれるのは非常に助かる」と仰っていました。また、地域おこし協力隊の土田さんは、「山がきれいにならないと海も綺麗にならないので、里山活動にも力を入れたい」と仰っていて、海を取り巻くより広い環境にも目を向けることができました。


午後は日生漁協頭島支所にて、日生で漁師をしている川崎さんにチヌ(クロダイ)をはじめとした、日生で獲れる魚等についてインタビューを行いました。関東では高級魚として取引されるチヌですが、川崎さんは「幼い頃から周囲でチヌは食べる人がいなかったから、苦手意識がある」と仰っていました。チヌは雑食のため臭みが強い身を持つことや、養殖ガキの食害となることを学び、このようなことが日生の人々はチヌを好まない理由につながると分かりました。
チヌの試食会では、オリーブオイルや醤油をかけていただきました。想像より臭みはなく、とても美味しかったです。
話を聞いた後は、日生のチヌが、地域でどう活かしていけるか班に分かれてアイデアを出し合いました。


また、海についての研究や様々な体験ができる、『ひなせうみラボ』という場所にも伺いました。施設の説明をしていただいた備前観光協会の船橋さんは「自分の目で見て手で触ることで、海を守ることの意味を子どもたちに伝えていきたい」と仰っていました。この話を聞いて、今回行った海岸清掃も自分事として考えることが改めて大事だと感じました。

このことを忘れず、明日の清掃活動も頑張ります!