滋賀県琵琶湖外来水生植物除去大作戦2019(9月6日)
[2019年09月08日(Sun)]
2019年9月6日より3日間、滋賀県高島市にて、『琵琶湖外来水生植物除去大作戦2019』を実施します。活動初日の9月6日、IVUSA学生215名、一般参加者9名で活動をしました。
この活動は、琵琶湖湖岸に繁殖している特定外来生物である『オオバナミズキンバイ』(以下オオバナ)を除去する活動です。オオバナは非常に繁殖力が強く、琵琶湖固有の生態系に悪影響を与えています。今までは、主に守山市や大津市などの湖南地域で数多くのオオバナを除去してきました。今回の活動は、琵琶湖北部の湖岸で今年7月に多数発見されたオオバナの群落を完全除去することで、琵琶湖全域への拡散を防止することを目指して3日間高島市で実施します。
湖西漁業組合で到着した後、作業開始前に9時45分からその場所で開会式が行われました。リーダーの佐藤美菜(長浜バイオ大学4年)より、「今年は学生215人でひとつの現場に挑みます。皆さん、全力で取り組みましょう」と激励の言葉がありました。
その後全員で円陣を組み、参加者は活動へのモチベーションを高めました。
そして、各活動現場に分かれ、一般参加者の方々と共にオオバナを手作業で除去しました。活動現場には魚や鳥類などの産卵場所になるなど『自然のゆりかご』として琵琶湖の豊かな生態系を支えているヨシと、今回の除去対象となるオオバナが混生しています。ヨシに絡みついたオオバナは除去作しにくいですが、事前に得た知識を活かしそれぞれを見分け丁寧に除去しました。
12時に昼食をとりました。また、初めて顔を合わせる学生も多いため、自己紹介を含めた会話を行い、交流を深め仲良くなりました。参加者は笑顔を見せ、楽しく食事をしました。
昼食休憩後、12時45分から午後の作業が開始されました。作業を効率的に進め、より多くのオオバナを除去すべく、午前中の作業で出た反省を踏まえて、主に湖岸でオオバナを抜く班と車道までオオバナを運ぶ班に分かれて作業を行いました。どの班もオオバナの茎や葉を残さないことを徹底して作業を進めました。暑い日差しが照りつけていましたが、学生たちもその暑さに負けないほどの熱意が感じられました。
作業に取り組んでいた新入生は、15時40分に現場研修に向かい、午後4時半より今回の活動だけでなく他の活動でも役立つスキルを身につけるために現場研修を行いました。現場研修では2グループに分かれて土囊袋の使い方やブルーシートのたたみ方を学びました。
一方、作業現場に残った参加者は、残ったオオバナの茎や葉を回収し、小規模なオオバナの群落を除去しました。撤収後、活動1日目の作業を終え、学生たちは宿舎へ向かいました。
宿舎である白浜荘に到着した後、一日の最後に夕食をとり、英気を養いました。睡眠をとり、明日の活動に備えます。
◆協賛企業◆
・モンスターエナジージャパン合同会社様
・サラヤ株式会社様
・こだま食品株式会社様
・西菱電機株式会社様
・株式会社パールライス滋賀様
・HIKO'S DESIGN様