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NFITO WEBLOG

障害者支援につながる情報収集&発信


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真心絶品とは [2009年12月04日(Fri)]
『真心絶品』の背景を、長いんですが、語らせて下さい。読んでいるうちに、寝たりしないでください。



これまで、ものづくりを通して障害者の支援を行う福祉施設は「授産施設」と呼ばれ、そこで生み出される製品を「授産品」と呼んでいた経緯があります。しかし今日では、障害者自立支援法の施行で、旧法の法定施設である「授産施設」は新体系に移るため、名称が変わっています。

一方、「授産品」に着目すると、一般市場で引けを取らないレベルの高い品質に達するものが生まれてきています。従前の「授産品」という、知る人ぞ知る言葉で一括りにしておくよりも、レベルの高い商品に新たな括りでネーミングを行った上で、アピールしていく時期に来ていると考えています。

これまで日本財団では、障害者の就労支援の分野において、福祉施設の建物や就労機器などの拠点整備の助成を行ってきましたが、上記を背景に、次なる打ち手として、授産品に代わる新しいネーミングでブランド化を行い、認知度を高めていくための支援を展開することにいたしました。そのベースとして、この度、NPO法人日本セルプセンターをカウンターパートとし、日本初の福祉施設商品のセレクトショップ『真心絶品』を12月11日(金)にネット上にオープンさせることとなりました。

障害者が働く福祉施設が、良い品物を世の中に送り出していることは、世間一般からすれば、まだまだ知られていないことです。「障害者が、社会の中に当たり前にいる」ということを実現するための一歩として、一般市場の製品と比較しても遜色のない、それでいて独自の商品価値をもつ製品群を、まずは知っていただくことから始めたいと思います。

今回のサイトでは、従来の「障害者の自立のために協力してください」というような売り方ではなく、
「良いものを皆様にお届けする。」→「それが実は障害者施設で作られていたものである。」
という図式を大切にしています。


以上が、様々な方からご教示やご示唆を頂きながらスタートさせた『真心絶品』の裏にあるものです。
このコンセプトを多くの皆様と共有できますように。
 日本財団伊藤広毅 (つい数年前まで"授産"って何・・・?と知らなかった人代表)


2009年12月11日午前11時より、品川駅で開催するのオープニングイベントの地図です。
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