子どもも おとなも これでいいんだ! [2015年04月28日(Tue)]
桜が満開を迎えトレードマークのピンクの学び舎がより一層桜色に彩られていた石巻専修大学で 4月19日(日)の午後、 「子どもの権利条約フォーラム in 石巻2015 プレフォーラム」に参加してきました。 【子どもの権利条約ってなあに?】 1989年11月20日、国際連合が子どもの権利条約をつくりました。これは、まだ18歳になっていないすべての子どもの権利をまもるために、世界中の国や地域のおとなたちが集まって知恵をだし、「子どもにとって一番いいことをしよう!」という約束を交わしたものです。日本では、1994年5月22日に、この条約が法律と同じように扱われるようになりました。(資料抜粋) <お問合せ> 子どもの権利条約ネットワーク http://www.ncrc.jp/ ◆◆ 4つの柱 ◆◆ 1. 生きる権利 生存 2. 育つ権利 発達 3. 守られる権利 保護 4. 参加する権利 参加 この日会場は、子ども・子育て支援活動をするNPOや市民団体、ボランティア、行政機関など多くの参加者で埋め尽くされました。 はじめ、石巻市職員による「石巻市子どもの権利に関する条例」についてのお話がありました。 ⇒詳しくはこちら そしていよいよ子どもたちの出番! 7つの団体や個人が活動を発表しました\(~o~)/ @武田真由子さん(中3)によるフルート演奏でスタート♬ すてきな音色に癒されました♪ 吹奏楽部に在籍されているそうです。 A「いしのまき学校」 “ビデオハングアウト”というネットでつなぐビデオ通話を利用し、石巻中央のアイトピア通りにある石巻IRORIからライブ中継で参加。高校生がゼロから創り上げるアイディアを活かし、これまでに石ノ森萬画館でのプロジェクションマッピングを開催するなど実現してきました。 BNPO法人ひたかみ水の里「めだかっこクラブ」 小中学生が川・海・山などの自然を楽しみながら、自然や災害に対する備えを身に着けることを目指し、カヌー体験など1年の活動の様子を発表してくれました。 C杉山大愛さん(小学生) 石巻で津波の犠牲になった米国出身ALT(外国語指導助手)テイラー・アンダーソンさんのご両親が設立した「テイラー文庫基金」でN.Y.へ行くことが決まっている杉山さんが、テイラー先生との思い出や、9.11アメリカ同時多発テロ事件があったN.Y.を訪れる意味、多くのご支援を頂いたアメリカの地で石巻の震災時や復興の様子を伝えて来たい、と抱負を語りました。 D「いしのまき寺子屋」 3歳から高校生までの24名が創った震災後の石巻のまちづくりを考えた「未来」街風景をスクリーンを使いながら発表しました。「100年後、200年後に震災を伝えたい」と熱く想いを語ってくれました。 Eこども∞感ぱにー 被災後の子どもたちのあそび場づくり支援を続けている「こどぱにー」は、渡波の「黄金浜ちびっこあそび場」で、いきいきと遊ぶある日の子どもたちの様子をビデオに撮影して紹介。あまりに自然体の子どもたちに会場がほのぼのとした笑いに包まれました。 Fジュニアリーダーサークル「げろっぱ」 昭和46年4月1日に設立されボランティア意識を受け継いできた「げろっぱ」は、震災後避難所となった中央公民館で「肩もみ隊」として避難者に奉仕したり、子どもたちを元気にすべく楽しい企画「げろっぱ祭り」を開催し700名以上の参加者を集めるなど、常に『自分たちに何ができるか』を考え市内各地で活動しているそうです。モットーは “石巻の子どもたちに もっと元気を もっと笑顔を” ■ 基調講演「多様化する子どもの学び・遊び・参加〜実践から学ぶ〜」■ 早稲田大学教授/子どもの権利条約ネットワーク代表 喜多明人氏 また、2015年11月21日(土)〜22日(日)に石巻市で開催が決まった 『子どもの権利条約全国フォーラム2015 in 石巻』に向けて、 おとな実行委員会が立ち上がりました! 主役は子どもたちですので実行委員会は子どもと大人との橋渡し役として運営され、子どもの参画できる復興まちづくりのため、まずは「子どもの権利条約」の普及の必要性があるとして結成されます。 ★実行委員会 役員★ (敬称略) ●実行委員長:柴田滋紀(NPO法人にじいろクレヨン) ●副委員長 :荒木裕美(NPO法人ベビースマイル石巻)、田中雅子(こども∞感ぱにー) ●事務局:事務局長 門馬優(NPO法人TEDIC/石巻専修大学復興ボランティア学支援室) 実行委員会について説明する事務局長、中高生の学習支援をしているNPO法人TEDICの代表理事門馬優さん 11月の開催が待ち遠しいですね!! (文責:清水) |