NPO法人障碍児と共に歩む会 15周年記念式典・講演 [2016年02月14日(Sun)]
2月14日(日)石巻グランドホテル鳳凰の間にて「NPO法人障碍児と共に歩む会 15周年記念式典・講演」が開催されました。
初めに記念式典として、宮城秀晃理事長、阿部かずよし実行委員長より挨拶、活動を支援されている各団体の方々への感謝状の贈呈などが行われました。 記念講演では「障がい児・者における差別と偏見を考える「教育の中での障がい児について」」と題し、石巻市立雄勝歯科診療所・所長の河瀬聡一朗さんに障がい児・者の歯科的問題について事例に基づいたお話や、東日本大震災時に歯科支援に訪れた際の現地の状況、次の災害時に「社会的弱者」を「災害弱者」にしないための方法などのお話をいただきました。 河瀬さんが通っていた学校はインクルーシブ教育で、障がいのある友達と毎日一緒に同じクラスで生活していくなかで様々なことを感じ「歯科医師になるなら障がい児・者に関わりたい」と思ったそうです。 「障がいを、ひとつの個性と捉える。相手のことを知らないから避けてしまうのであって、全ては相手を“知ること”から差別や偏見はなくなっていくのでは」という言葉が印象的でした。 NPO法人障碍児と共に歩む会さんは「どんなに重い障碍があっても地域でみんなと一緒に暮らせること」を目的として、平成10年より石巻市の障碍児の居場所づくり、養育支援、ダンスを活用した社会自立支援などの活動をされています。 詳しくは下記のHPをご参照ください。 http://www.ayumukai.org/ (文責:渥美) |