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石巻市NPO支援オフィス10周年記念フォーラム [2013年02月15日(Fri)]
石巻市NPO支援オフィス10周年記念フォーラム
〜3.11を越えて、NPOが果たしてきたこと〜

◆日時:2月2日(土)14:00〜
◆場所:こもれびの降る丘 遊楽館(宮城県石巻市北村字前山15番地1)
◆主催:NPO法人いしのまきNPOセンター
◆共催:石巻市


2月2日(土)石巻市NPO支援オフィス(当センター運営管理施設)が10周年を迎えることを記念し、「石巻市NPO支援オフィス10周年記念フォーラム〜3.11を越えて、NPOが果たしてきたこと〜」を開催しました。

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たくさんの方がご来場下さいました。

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NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター様、NPO法人杜の伝言板ゆるる様より、素晴らしいお花を頂きました。両団体様、どうもありがとうございました。

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司会・進行を務めて下さったのは、NPO法人パソコンママネット代表理事・遠藤一恵様。

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当センター・佐々木万亀夫代表理事より開会の挨拶。

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開催にあたり、石巻市・笹野健副市長よりお言葉を頂きました。

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12月22・23日にナリサワギャラリーで行われた、NPO法人フラワーセラピスト普及協会・東北地区フラワーセラピー【癒しの花展】で展示販売された作品の収益を、いしのまきNPOセンターにご寄付頂きました。フラワーセラピスト・三浦ひかる様より、当センター代表理事へ手渡されました。今後の支援活動に使わせて頂きます。どうもありがとうございました。

■第1部・基調講演
講師:IIHOE【人と組織と地球のための国際研究所】代表・川北秀人(かわきた ひでと)氏

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【略歴】
1964年・大阪生まれ。1987年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社し、国際採用や広報などを担当後、1991年に退職。国会議員の政策担当スタッフや国際青少年交流NGO「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表などを務め、1994年にIIHOE設立。非営利組織(NPO)や社会責任志向の企業のマネジメント支援を行っている。1995年以来、NPOのためのマネジメント関連講座を各地で開催し、1999年からは年間100件以上担当。同年に隔月刊誌『NPOマネジメント』を創刊。
川北さんのブログはこちら→https://blog.canpan.info/dede/

川北さんは、震災後、避難所での課題・困りごとを「発見」し、専門NPO・限定物資・疎開先などと「つなぐ」ことを目的とした、「被災地とNPOをつないで支える合同プロジェクト(通称:つなプロ)」を立ち上げられました。
被災地への支援に、多大なるご尽力を頂いたことに(現在も頂いていることに)この場を借りて心より感謝申し上げます。

以下、川北さんのお話です。

◆高齢化
・日本が直面する二つの高齢化(人間・インフラ【道路・鉄道など、生産や生活の基盤を形成する構造物】)。20年後には一人が一人の高齢者を支えなければならないことになる。
・石巻市は高齢者率は全国より15年も早く、33.8%になる。血縁だけでなく、地域や職場など、すべての繋がりで人が人を支え合う必要がある。
・中間支援組織は2歩先の視野で課題を把握し、解決の為の力を蓄えなければならない。

また、高齢者の方々の生活が充実されている良い例としてご紹介下さったのは、岐阜県高山市高根町の冬季高齢者ファミリーホーム「のくとい館」(詳細はこちらをご参照下さい→http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/chiiki-shinko/kaso/yukiguni_nokutoi.html)。冬期間にお年寄りが集まって生活する共同住宅で、そこではお正月飾りを作って販売し、売上を自分の家の雪おろしをしてくれた方の日当に充てたり、経済的な仕組みも取り入れられているそうです。
地域の方々が集まって、ただお茶飲みをするだけではなく、ほんの少しでも経済的メリットがあることがポイントだとのこと。

◆団体継続の為の「最適」
・課題解決や理想実現の為に、価値の最適を目指す。
・団体に合った最適な規模や、最適なスタイルでやっていく。
・ダメな組織は会議ばかり。(その時間を活動に使えたら良いのに)物事をどうやったら効果的に進められるか?も重要。

◆支援センター=病院
・身近にある、かかりつけの病院のような存在が理想。
・来訪者だけが利用者ではなく、本当に支援が必要な人のもとに「往診」する。
・地域の課題・理想を把握していることも大事。
・相手から役に立ったといわれる数を増やす。相手の団体に合った支援ができているか。

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■第2部 パネルディスカッション
テーマ「10年先を見据えたNPO支援のありかた」
コーディネーター:木村正樹氏(NPO法人いしのまきNPOセンター専務理事)
コメンテーター:川北秀人氏(IIHOE【人と組織と地球のための国際研究所】代表)
パネラー:中川政治氏(一般社団法人 みらいサポート石巻 専務理事兼事務局長)
     松村豪太氏(一般社団法人 ISHINOMAKI2.0 代表理事)
     荒木裕美氏(NPO法人 ベビースマイル石巻 代表理事)
     奥村早苗氏(一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター)

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パネリストの四名は、震災後の石巻の為に、熱い思いを持って立ち上がった方々です。
皆さん30代。柔軟な意見、前向きな意見が飛び交いました。

◆中川政治(なかがわ まさはる)さん
一般社団法人 みらいサポート石巻 専務理事兼事務局長
【略歴】
1976年生まれ。京都府出身。国際協力NGO(社団法人日本国際民間協力会)職員としてヨルダンでのイラク難民支援、ハイチでの地震被災者支援事業に関わる。東日本大震災発生後、一般社団法人石巻災害復興支援協議会(現:みらいサポート石巻)の設立に関わり、NPO・NGOの事務局として、復旧・復興活動の連携調整の役割を担う。
みらいサポートさんのHPはこちら→http://ishinomaki-support.com/

「一年間でボランティアセンターを通じて12万人、ボランティアセンターを経由せず活動する方々が16万人、非常に多くの方々が支援に来て下さった。行政の方もたくさん犠牲になられた。自衛隊の方々は行方不明者の捜索活動を行う。そのような状況で、避難所のケア、炊き出しなど、NPOが果たした役割は大きい。こんなに多くのNPOが頑張っているのに、あまり知られていない。仮設住宅やみなし仮設に生活用品や暖房機器などを届けたのは、多くがNPOだということを、住民の方々は知らない。NPOの存在と、ネットワークが広がるといい。10年先を見据え、行政とは違うやり方で、社会全体をより良くできる存在にNPOがなれることに期待。」

◆松村 豪太(まつむら ごうた)さん
一般社団法人 ISHINOMAKI2.0 代表理事
【略歴】
1974年生まれ。地元石巻でスポーツを通したまちづくり活動を行う。勤務中に津波被害にあい自宅も半壊するが、瓦礫撤去、泥かき、仮設住宅団地のコミュニティー形成などに奔走。ISHINOMAKI2.0発足後は復興のアイデアを次々と実行。街内外の人々をつなぎ、石巻のバージョンアップを目指す。
ISHINOMAKI2.0さんのHPはこちら→http://ishinomaki2.com/

「法人格に対して思うことは、法人格は最低限の信頼・信用でしかないということ。震災後に支援に来て下さった方々は、NPO法人の有無は関係なく、活躍して下さった。何かをしようという気持ちが第一で、法人格にこだわる必要はなく、そんなに重要ではないと思う。これからもそれは変わらないのでは。中間組織に期待することは、行政との距離を縮める役割を担って頂くこと。また、アメリカでは就職した企業ランキングにNPOが入っている。魅力的で、自主事業で安定した経営力を持った団体ができるといい。何をしていいのか、自分がどこに関わればいいのか分からない若い世代や、公共的な場所や活動に関心がなかった人達に、活躍のチャンスや、役割を与えてみるのはどうか。」

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◆荒木裕美(あらき ひろみ)さん
特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻 代表理事
【略歴】
1978年生まれ。現在二児の母。震災後、子ども達の遊び場を確保する活動を開始し、2011年5月任意団体・子育て支援ベビースマイル石巻を発足。2012年4月法人化。
「子育て支援」というカテゴリを石巻に根付かせたいという想いから、安心して命を育むことができる環境作りを当事者目線で展開している。
ベビースマイル石巻さんのHPはこちら→http://www.forbabysmile.com/

「お母さん達の体操クラブに入って活動していた。震災後、スタッフはバラバラになり、妊婦だった仲間もたくさん犠牲になった。悔しい。妊婦の自分でも何かできないかと思った。赤ちゃんの為の物資(オムツなど)はたくさん届いているのに、必要なところに配られていないと知った。すぐ配ってと思うけれど、物資の流れは簡単ではない、パイプのような存在がいないとうまくいかないんだと思ったことも、NPOを作ったきっかけ。NPOは何かできることをする為の器だと思う。子育てを終わった方々、地域の医療、行政の方々、皆さんと手を繋いで、子育てに強いまちづくりをしていきたい。被災地だからこそ生まれ、続いていくことを見せていきたい。」

◆奥村 早苗(おくむら さなえ)さん
一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター スタッフ
【略歴】
1982年生まれ。東京都出身。ピースボート「地球一周の船旅」に参加し、下船後、NGOで働く傍ら大学院で平和学を専攻。卒業を控えた3月、発災。翌月よりPBVの活動に参加。2011年12月まで、東京にて企業ボランティアのコーディネートを担当。
翌年から石巻に駐在し、体験型ボランティアプログラムや漁業支援などを行っている。
ピースボート災害ボランティアセンターさんのHPはこちら→http://pbv.or.jp/

「震災後、被災地へ行って何かしたいけれど、どう動けばいいのか分からない(準備、どこへ連絡すればいいのかetc)方々の環境を提供してきた。日常から、他の地域のNPOとの連携体制をとってくことが、震災時に役立つのではと思う。震災で市民活動団体と一般の方々の間にあった目に見えない垣根が低くなったと思う。震災を通して見えた地域の課題(被災地だからこその課題もあるが、日本全国の共通課題のようなこともある)に、これからどうやって挑んでいくか、理想とする社会の在り方を常に描きながら、今がチャンスだという意気込みを持って活動していきたい。」

■第3部:交流会

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自己紹介、活動紹介をしながら、皆さん楽しく交流されていました。

ご来場頂いた皆様、共催・ご来場頂いた石巻市役所の皆様、ご登壇頂いた皆様、当日スタッフとしてお手伝い頂いた皆様、遊楽館のスタッフの皆様、、フォーラム開催に関わって下さったすべての皆様、どうもありがとうございました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。









Posted by スタッフ at 17:35 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)