10月19日(日)7時半から8時半の間に、石巻市全体で、総合防災訓練が行われました。
今年で3度目となる、市を挙げての防災訓練に、はじめて参加しました。
震災以来ずっと、玄関にリュックやバックに避難時に必要最低限のものを入れたものを置いていたのですが、ここ1年ぐらい放置して、中も確認していませんでした。ちょうど良い機会だと思い、前夜にチェックしたところ、期限切れの薬や、本当に必要なのかよくわからないサンダルなどが入っていました。3ヵ月ごとくらいに中を確認することは必要だと感じました。
当日は、訓練ゆえに時間がわかっていたので、ついそれまでに家事を済ませたり、少し前に火の元をチェックしたりと、本当だったらありえない行動をしてしまいましたが、これが本番にきちんとできるのなら問題はないでしょうね。
私の住んでいる地区は、サイレンは聞こえるものの、防災無線では何を言っているのか外に出て耳を澄まさないと聞こえませんでした。後で知ったところによると、マグニチュード9.0、震度6強の¬地震が発生し、大津波警報が発表されたとの想定でした。
でも、とりあえず用意していた荷物を持って、避難場所に向かいました。途中で、犬の散歩をされている方とすれ違い、少しだけ残念な気持ちになりましたが、自分も去年までは参加していなかったことを思い、反省しました。
集合場所には、思っていたよりも多くの町内の方々が集まっていて、名簿で点呼をとっていました。数えたわけではありませんが、最終的に50人以上集まったのではないかと思います。
私の住んでいる場所は高台にあるので、津波の被害は前回もありませんでしたが、土砂災害や火災が起きた場合にどうすべきかなど課題がないわけではありません。後日の新聞で、参加者率が7.3%とういう記事を見た限りでは、町内の防災意識はなかなかのものだったのではないでしょうか。
いしのまきNPOセンターでは、ピースボートさんが主催する、「わが家の災害対応ワークショップ」に申し込みをしました。今度は、スタッフで職場としての災害対応を学び、備えや心構えなど講習を受けます。その内容についてもいずれブログに書かせていただきたいと思っています。
私たちは3年半前に、まさかの予想もできない災害に遭遇しました。次はもう来てほしくないけれど、もしもまた何かあった時は、もっと迅速にすべきことが出来るように準備をしていかなければなりません。
(文責:阿部)