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官邸斜向かい〜霞門の眼 by 石川和男

政治・経済・社会の動向から明日明後日を読むということで。


子ども手当は恒久措置ではない [2010年03月02日(Tue)]


 民主党マニフェストの3本柱は、@子ども手当の創設、Aガソリン税等暫定税率の廃止、B高速道路の原則無料化 ―― であった。
 AとBは全く達成できていないが、寧ろ評価すべきことである。@についても賛否両論あるが、先月23日に衆院で審議入りしたし、本日、来年度予算案が衆院通過したこともあり、予定通り成立・施行されることは確実。

 今回創設される子ども手当だが、根拠は予算措置ではなく、現在審議中の「平成22年度における子ども手当の支給に関する法律」。概要、要綱案、法律案は下記添付ファイルを御参照。



kodomoteate_gaiyou.pdf

kodomoteate_yo ukou.pdf

kodomoteate_houan.pdf


 法の趣旨は「次代の社会を担う子どもの健やかな育ちを支援するために、平成22年度における子ども手当の支給について必要な事項を定める」(第1条)ことで、平成23年度以降に関しては、「政府は、子ども手当の平成23年度以降の制度の在り方等について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずる」(附則第2条)こととされている。

 このような法形式にすることを誰が仕掛けたのかは別として、実質的に通常の予算措置と大きな違いはない。即ち、少なくとも平成22年度時点では、子ども手当は恒久措置にはしないということ。財政との関係を見据え、子ども手当は単純な恒久的バラマキにはしないという決意の表れと評価することができる。


(追記)
 子ども手当と並ぶ『おとな支援』として注目されている高校無償化(正式名は「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案」)は、なぜか時限措置にはなっていない。

 高校無償化に係る予算額は10〜11年度で4000〜5000億円で、子ども手当に係る予算額(10〜11年度で2.3〜5.5兆円)よりは相当低いものの、巨額であることに変わりはない。

 これは『おとな支援』としての両者に政策的一貫性がないことを示している。これも縦割行政の弊害かもしれない。今後当面、両予算は両輪の如く編成されていくだろうから実質的には大きな議論にはならないと思われるが、制度的整合性については不可解な家計負担軽減策の両輪と言わざるを得ない。
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コメント
「子ども手当は恒久措置ではないという」
そこまで国民のすべてが把握して民主党に票を入れたのではないと思うし選挙中は2万6千円だけが強調されたマニのように思います。
この数ヶ月で、民主党の子ども手当てへの方向がどんどん変化していってるし、財源が国民へと向けられているのに党内から反対の意見も出ない。
無知な人へ生命保険を加入させる時のように良い事ばかりを表に出して、何かをあると細かい説明を読んでますかと、とにかく入らせるためには重要な説明もはぶいてる現状もありました。
民主党は子ども手当てを国民のエサに選挙した、そうとられてもおかしくないですよね。
ほとんど、根拠もないはったりマニと思われてると思います。
国民は今さら、どうのこうの後付される民主党に、とことんんざりしてと思います。
周囲の意見も、ほとんどが民主党批判です。
もともと民主党は国を動かすことができない集まりと思います。



Posted by:ゴッド  at 2010年03月03日(Wed) 12:38