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官邸斜向かい〜霞門の眼 by 石川和男

政治・経済・社会の動向から明日明後日を読むということで。


「私のしごと館」 〜 雇用・能力開発機構廃止法案 衆院通過 [2010年11月13日(Sat)]

 今朝の朝日新聞ネット記事によると、「私のしごと館」などで批判を浴びた独立行政法人「雇用・能力開発機構」を11年4月で廃止する法案が衆院厚労委で可決されたとのこと。

<記事抜粋>
・今国会で成立見通し。
・職業訓練は「高齢・障害者雇用支援機構」に移管、新名称を「高齢・障害・求職者雇用支援機構」。
・能開機構職員は新独法に引き継がれないが、希望する職員は採用基準に合えば採用。
・全国の職業訓練施設は、希望する都道府県に譲渡できるようにする。

 ↓

 この法案が何のリストラ法案なのかは当分先まで判然としないという話。厚労省資料からは、官製法人のリストラの典型例だということが読み取れる。これらの公開資料から確実に言えるのは、理事長ポストの純減だけである。

 理事長ポストの廃止が移管先の副理事長ポストか顧問ポストの増加を産み出すという、いつぞやの“改革”と同様になると思われる。官業合理化の難しさは、それを法案化する機能に関して官が誰よりも圧倒的優位に立っていることが大きな要因の一つ。

 だからこそ『政治主導』が歓迎されていたのだろうが、政務三役による政治主導は最初から障壁の中で抑え込まれてしまうことが既に判られた。官僚システム改革においては、総理主導と議員立法が最重要である。

 そういうプロセスでなければ、官僚機構にいる人材の人生設計を再構築し、それを納税者に説明する舞台に浴びせるスポットライトは暗くて弱いものにならざるを得ない。政治主導と政治家主導は全然違う。
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