再仕分け 〜 対象は112事業 第3弾後半
[2010年11月09日(Tue)]
今夕の毎日新聞ネット記事によると、 行政刷新会議は15日からの事業仕分け第3弾後半で実施する「再仕分け」対象事業を決めたとのこと。
<記事概要>
・対象112事業を分析すると、「看板付け替え型」「焼け太り型」「対応保留型」。
・自民党政権が作った予算の無駄を対象としたこれまでの仕分けと異なり、今回の再仕分けは民主党政権の政務三役が予算要求を認めた事業が対象。
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仕分けによる財政的効果を何らかの数値目標で示しておかないと、結局何をしたのかまたぞろ批判されるだろうという話。“無駄”の概念は多分に人それぞれの価値観による。
無駄の判定ではなく、緊要度の低いものから順に予算付け予定を後倒しにしていくような技巧を凝らさないと進まないだろう。直近の経験則に照らすとそう言わざるを得ない。仕分け結果に強い拘束力がないことも熱気の冷却速度を高まらせている。
事業仕分けそれ自体は、ショー的要素も含めて引き続きしつこく実施されていくべきだが、数値目標を置かないことは継続されるべきでない。できない理由を羅列するのではなく、できるような知恵をそれこそ公募すべき。
永田町・霞が関以外の場所に、知恵は豊富に賦存している。もちろん、永田町・霞が関にも知恵は埋蔵されている。