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官邸斜向かい〜霞門の眼 by 石川和男

政治・経済・社会の動向から明日明後日を読むということで。


「第3のビール」 〜 増税検討へ [2010年11月04日(Thu)]

 一昨日の朝日新聞ネット記事によると、政府税調は「第3のビール」について増税を検討する方針とのこと。

【記事概要】
・第3のビールの酒税は28円(350ミリリットル缶)、ビール77円、発泡酒47円。
・ビール系飲料の酒税は原料や作り方によって決まるため、第3のビールは販売価格を抑えることができた。
・韓国産が1缶90円を切る価格で登場。輸入元が日本の法律に基づき酒税を納めており、民主党内から「国内産業を保護すべきだ」。
・政府税調では、アルコール度数が高いほど税率を高くする「度数課税」の導入や、麦芽量が多いほど税率を高くすることを検討。

 ↓

 政権が交代しても税制に対する考え方は変わらないという話。韓国産ビールの登場は渡りに船であるというか、わざとそうしたというか、想像の域内でのこと。税率の価格への反映度が高いため、消費者の購買動向を左右するのは当然のこと。

 結果として、需要側の行動変化のみならず、供給側の技術開発が促進されてきた。ビールについては特に言えることだが、これ以上の税制面での工夫は何か前向きなことを産み出すとは思えない。

 税制は簡素である方が良いに決まっている。公平性や中立性が大事なのはわかっているが、それを飽くまで追求していくことは、政策議論を重箱の隅に近付けるようにしか見えない。

 酒税には当面これ以上何もしないことが、税制改革全体の議論に大局観を持たせる余裕を産み出すと思料。今次の事業仕分けで、それらによる財源捻出期待感が消えた。図らずも、消費増税を真剣に検討する地合いが醸成されつつある。
 
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コメント
うううううんん〜、
結局は、高次元の経済成長戦略などを通じて国家の財布を膨らませる知恵と推進力がないから、
此のように、小さな財布同士が相手の財布を除き込んで、其処にカネがあろうと無かろうと頓着せずに相手に払わせようとする「貧乏人」一般に通じる所業でしょう。

霞が関が其れを遣る処に、此の国の罪の深さと救いの無さがある。
同時に、霞が関のそのような愚かな所業を抑え込めない処に、「政治」罪の深さと救いの無さがある。

此の国には、政界にも官界にも経済界にも「世代交代」が国家再生への初めの一歩だと。
「初めの一歩」が無ければ、前進も変革も況や革命は存在し得まい。
CrazyDog
Posted by:CrazyDog  at 2010年11月05日(Fri) 20:55