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官邸斜向かい〜霞門の眼 by 石川和男

政治・経済・社会の動向から明日明後日を読むということで。


国家公務員退職勧奨1590人中拒否2人 〜 大半裏下り? [2010年10月14日(Thu)]

 今夜の毎日新聞ネット記事によると、09年9月の政権交代から8月までに早期退職勧奨を受けた国家公務員1590人のうち、勧奨を拒否したのは法務省の2人だけだったとのこと。

【記事抜粋】
・政府は09年9月16日から8月6日までの退職勧奨状況で、社保庁廃止に伴う65人と若年定年の自衛官77人に再就職をあっせんしたが、残りにはしていないとの見解。
・民主党政権は、省庁が組織として再就職をあっせんしていなければ天下りには含まない考え。退職したOBは「自力で再就職した」との立場。
・総務省調査によると、338法人421ポストで官僚OBが5代以上連続して就任し、これらのポストに就いたOBは延べ2105人。
・官僚OB役員が出身省後輩を後任に選ぶケースが多いとされ、役所を通さず人選するため、民主党政権では天下りに含めておらず「事実上の天下り=裏下り」。
・片山総務相は「何らかの以心伝心、問わず語りはあったのでは。過渡期は苦肉の策があるんだろうと推測される」。

 ↓

 こんなことをしているから信用されないという話。天下り禁止を謳っていた野党時代が懐かしい。禁止するにせよ、黙認するにせよ、堂々と認めるにせよ、公務員の人生設計図を与党議員が描かなければならない。

 自分たちの“部下”の処遇をどう考えていくのか。それなくして公務員制度改革も公務員総人件費削減も説得力を持たないのではないか。裏下りが公然と蔓延し続けることは必至だろう。

 どう考えても、民主党政権が事実上の天下りを堂々と認めているとしか解されない。厳密でないにせよ、一定程度の評価軸でメリハリを付けていくことから始めないといけない。数値目標の作れない仕事ばかりだから、仕方がない。
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