
H2Aロケットの30号機[2015年12月07日(Mon)]
こんにちわ。ライフ仙台、流離(さすらい)の画家です。
本日は最近、阿部寛さんが主演する「下町ロケット」で脚光を浴びている日本の宇宙開発について焦点を合わせて行こうと思います。
来年、1〜3月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の種子島宇宙センターより観測衛星「H2Aロケット」を打ち上げられます。
H2Aロケットは三菱重工業が12月1日に、主な部分が出来上がったH2Aロケットの30号機を生産拠点である飛島工場(愛知県飛島村)にて報道陣に公開されました。
先月末に打ち上げた29号機(カナダTelesat社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを分離する為)とは意図が違い、30号機はブラックホールなどを観測する天文衛星です。
ブラックホールはその強力な重力によって周りの物質を吸いこもうとします。その時に吸いこまれる物質はうず巻き状になり、高速に回転します。この時にできる円盤を降着円盤といいます。

出典:Wikimedia Commons(パブリック・ドメイン)
吸いこまれる物質は回転によるエネルギーを受けて非常に高温になり、X線やガンマ線を放出します。そのX線などを調べることでブラックホールを間接的に観測することができるのです。
ブラックホールに近付き過ぎると、その潮汐破壊(巨大な重力でバラバラになる)により一部は宇宙に投げ出され、周りの空間には強力なX線が振りまかれます。その影響で別の宇宙にたどり着くかも知れません。経験者がいないので何とも言えない話ではありますが。
今回ブラックホールの観測はどこまで明かされるかは分かりませんが、興味深くアンテナを立てておきたいと思います。
本日は最近、阿部寛さんが主演する「下町ロケット」で脚光を浴びている日本の宇宙開発について焦点を合わせて行こうと思います。
来年、1〜3月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の種子島宇宙センターより観測衛星「H2Aロケット」を打ち上げられます。
H2Aロケットは三菱重工業が12月1日に、主な部分が出来上がったH2Aロケットの30号機を生産拠点である飛島工場(愛知県飛島村)にて報道陣に公開されました。
先月末に打ち上げた29号機(カナダTelesat社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを分離する為)とは意図が違い、30号機はブラックホールなどを観測する天文衛星です。
【ブラックホール観測について】
ブラックホールはその強力な重力によって周りの物質を吸いこもうとします。その時に吸いこまれる物質はうず巻き状になり、高速に回転します。この時にできる円盤を降着円盤といいます。

出典:Wikimedia Commons(パブリック・ドメイン)
吸いこまれる物質は回転によるエネルギーを受けて非常に高温になり、X線やガンマ線を放出します。そのX線などを調べることでブラックホールを間接的に観測することができるのです。
ブラックホールに近付き過ぎると、その潮汐破壊(巨大な重力でバラバラになる)により一部は宇宙に投げ出され、周りの空間には強力なX線が振りまかれます。その影響で別の宇宙にたどり着くかも知れません。経験者がいないので何とも言えない話ではありますが。
今回ブラックホールの観測はどこまで明かされるかは分かりませんが、興味深くアンテナを立てておきたいと思います。