脳の回復[2015年10月30日(Fri)]
こんにちわ。ライフ仙台、流離(さすらい)の画家です。
本日は高次脳機能障害を始めとする「脳の障害」に対する良薬の紹介をしたいと思います。
それは…日本のサンバイオ社が開発した「SB623」です。
SB623は脳梗塞、外傷性脳損傷、加齢黄斑変性(ドライ型)、網膜色素編性、パーキンソン病、骨髄損傷、アルツハイマー病に効く予定です。特に研究が進んでいるのは脳梗塞、外傷性脳損傷についての事なので、交通事故で外傷性脳損傷を起こした私の脳にも良さそうです。
本日は高次脳機能障害を始めとする「脳の障害」に対する良薬の紹介をしたいと思います。
それは…日本のサンバイオ社が開発した「SB623」です。
SB623は、成人の骨髄間質細胞から分離した細胞に、一時的に遺伝子(ヒトNotch1)を導入して、再生能力を高めた骨髄由来神経再生細胞を作ります。
この細胞の遺伝子を導入することで、幹細胞は組織再生に必要な蛋白質を生み出す細胞に変化をもたらし、患者の神経栄養因子の分泌を促すtrophic effectにより組織の再生を促します。
SB623を移植すると、患者の脳は刺激され、成長因子や細胞外マトリックスなどの蛋白質を生み出し、成長因子は幹細胞の分裂・増殖や神経細胞への多様な分化、血管新生による細胞への栄養供給を促します。また、細胞外マトリックスは分裂した細胞の増殖基盤となり組織再生を促します。
神経幹細胞が存在しても脳の損傷部位には到達出来ません。しかし、SB623により生み出された成長因子や細胞外マトリックスが、神経幹細胞を梗塞部位へ到達します。そしてSB623が体内から消失した後も、内在性の幹細胞は長期間生存し、損傷の修復を補助する事で患者の細胞を刺激し、再生のトリガーとしての役割を担います。
SB623は脳梗塞、外傷性脳損傷、加齢黄斑変性(ドライ型)、網膜色素編性、パーキンソン病、骨髄損傷、アルツハイマー病に効く予定です。特に研究が進んでいるのは脳梗塞、外傷性脳損傷についての事なので、交通事故で外傷性脳損傷を起こした私の脳にも良さそうです。