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平成25年 沖縄戦戦没者遺骨収集活動 2[2013年02月12日(Tue)]
平成25年 沖縄戦戦没者遺骨収集活動 2


活動2日目。

昨日の続きを掘り続けます。

前日とは異なり、遺留品もほとんど出てきません。

国吉氏もほとんど何も出ていません。

一方、隣の壕では正木氏が多くのご遺骨をお迎えしています。

そろそろ、側面の壁も近いことだし「もう、ここは何も出そうもないから、方向を変えて出口に向いて掘っていきましょうか?」と国吉氏と相談。

そんな時、何か黒い物が見えましたが、掘った穴の側面が崩れてきて、その黒い物は埋まってしまいました。

「なにか出たの?」と国吉氏。

「ちょっと待って下さい。崩れたので掘って探します。」

すると出てきたのは万年筆でした。

しかし、真中あたりでポッキリと折れています。

真っ暗な中、出てきた万年筆の土を軍手でぬぐいライトを照らすと、なんと名前が書いてあります。

《中川》

「あ〜、名字だけみたいですね。」

2013 okinawa 033.jpg


残念などと思いながら、裏を見るとなんとフルネームが。

《中川清》

「国吉さんっ!、裏にフルネームがあります!!」

「えっ?なんて書いてるの?」

「中川清さんです」


2013 okinawa 030.jpg


2013 okinawa 031.jpg


2013 okinawa 036.jpg

”NORTHSTAR”と書いてあります


折れた部分を必死に探しますが、残りの部分もペン先やキャップもついには見つけることはできませんでした。

しかし、フルネームが書かれた部分が発見されたことで、持ち主を特定し、御遺族にお返し出来る可能性はあります。(詳しくはホームページの遺留品情報をご覧ください)

その後は日本刀を手入れする丁子油の瓶などの遺留品は出ましたが、やはり御遺骨はかけらも出てきませんでした。

この丁子油の瓶は、発見時には中身は入っていませんでしたが、しっかりキャップが閉められていました。

この丁子油は東京の陸軍偕行社軍需部製の「壽屋(スヤ)」のものです。

もしかしたら、出撃を前に軍刀の手入れをしたのかもしれません。

それにしても、空になった瓶にもきちんとキャップを閉めてから置いておくなんて、かなりきっちりとした方のようで、やはりここには日本人としての誇りや武士道を知る高い階級の方がおられたのかもしれませんね。


2013 okinawa 113.jpg

軍刀の手入れに使う丁子油「スヤ」の瓶。キャップはベークライト製。
(写真は国吉さんが持ち帰り洗浄後に撮影)



こうして、2日目の活動も終了しました。

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https://blog.canpan.info/ireinokai/archive/98
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