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平成26年 沖縄戦戦没者遺骨収集活動 2[2014年03月01日(Sat)]
平成26年 沖縄戦戦没者遺骨収集活動 2


活動2日目。

前日と同様、この日も浦添市経塚の軍構築の人工壕で活動をおこないました。

前日に要領を掴んだ女性陣が一番奥を掘り進んで行きます。


2014okinawa 076.JPG

掘りやすい土質のため、女性でも容易に作業できる。


女性陣がどんどんと掘ったこれらの土は作業の妨げとなるため、当然外まで運び出さなければいけません。

実はこれが一番大変な作業で、長年に渡り積もった土の量はとんでもない量になります。

そこで力が強い男性陣でバケツリレーをして、邪魔になるすべての土を外に運び出していきます。


2014okinawa 040.JPG

力をあわせて、バケツリレー!


このような地道で過酷な作業が数時間続き、みんながへとへとになっていたとき、奥で作業をしている女性陣から「何か出てきました!!」との声が。

すぐに中へ入って確認します。

すると小銃弾の塊とともに、何やらレンズらしき物が。

掘りだしてみると、2枚のガラスを貼り合せたもので、どうやら合わせガラスになっています。

そのほか、急造爆雷か何かの一部のようなものや、腐食した革製品などの遺留品が次々と掘りだされていきます。

その中でも非常に珍しいのは、防毒マスクの防毒吸収管です。

防毒吸収管自体はこれまでも各所でたくさん出てきていますが、そのほとんどが湿気などで腐食しており、原形をとどめていません。

ところが今回発見した吸収管は、きれいに原形を保っているだけではなく、当時の塗装(帝国陸軍の国防色)もほとんど残っており、昭和15年製を意味する「昭和15」の刻印やその他の刻印まではっきり残っている完品です。

これには沖縄戦遺骨収集の第一人者である国吉勇さんも「長い間遺骨収集をして吸収管はたくさんあるけど、こんなに状態の良いものは初めて見たね」と驚かれました。




2014okinawa 065.JPG


2014okinawa 066.JPG

2枚のガラスを貼り合わせた「合わせガラス」らしい。
長い間土の中に埋もれていたせいか、2枚のガラスの隙間には汚れが。





2014okinawa 033.JPG

火薬?なのか何なのかよくわからないが、割ってみるとタールのように柔らかく、重油のような匂いがした。



2014okinawa 091.JPG


2014okinawa 093.JPG


2014okinawa 096.JPG
「化工」なのか「化I(アイ)」の刻印



2014okinawa 097.JPG

「昭和.15」の刻印



2014okinawa 099.JPG


多くの遺留品を発見した吉田さんは、本会では最も長いベテラン会員だ。


その後も奥まで掘り進み一番奥まで到達しましたが、ここでは遺留品以外は発見できませんでした。

このように過酷な作業の結果一片の御遺骨も発見できない場合もありますが、御遺骨が発見されなかったということは、この場所ではどなたもお亡くなりになっていないということですので、それはそれで喜ばしいことであると、参加者一同ホッと胸を撫で下ろしました。

こうして一つ一つの壕を掘りつづけ、遺留品さえもまったく出てこないこともありますが、こうした地道な活動により、一柱でも多くの御遺骨を発見できるように、私たちボランティアは微力ではありますが毎年頑張っています。

翌日活動最終日は場所を変えて、糸満市真栄里へ出かけたいと思います。

つづく




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