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あなたはどう思いますか?[2013年08月14日(Wed)]
あなたはどう思いますか?


山形新聞の記事を転載します。
先人たちが残してくれたこの国をどの方向へ向かわせるのかは、今を生きるわたしたちが決めることです。
多くの犠牲により成り立っている日本。
いまのままでいいのでしょうか・・・。
難しい問題ですが、あなたはどう思われますか?




山形新聞より


元兵士・遺族、改憲議論を思う。ニューギニア作戦に参加・斎藤繁衛さん


 安倍晋三首相が憲法改正に関する発言の度合いを強めている。戦争放棄と戦力不保持を明記した9条の改正を念頭に、集団的自衛権の行使容認にも前向きだ。先の大戦で死線を超えた元兵士、辛苦を味わった遺族らはこうした状況をどう受け止めているのか。終戦記念日を前に、あらためて語り継ぐべき戦争体験や平和への思いを聞いた。

国を守る抑止力必要
 歩兵第224連隊は1944(昭和19)年1月から45年8月の終戦までの間、オランダ領ニューギニアで連合軍と戦った。同連隊所属の約3300人のうち、生還したのは600人程度。斎藤繁衛さん(93)は生存者の一人だ。

 40年12月、20歳で兵役に就いた。224連隊は中国山西省の南部にある周村鎮警備に当たっていたが、44年1月にニューギニアでの作戦に加わった。

 5月に米軍が上陸作戦を開始すると、日本軍は苦戦を強いられた。日本軍が「入江峠」と名付けた場所での戦闘で、斎藤さんの中隊は最前線に投入された。初めて対峙(たいじ)した米軍の圧倒的な戦力。一方的に弾丸を撃ち込まれ、顔を上げることすらできない銃撃戦で、仲間を何人も失った。「『ドーン、ヒュッ』という花火のような音の後、辺りが真っ白になった」。近くで迫撃砲がさく裂し、仲間2人が倒れた。そのうちの一人が「天皇陛下万歳」と最後の言葉を残して亡くなった。「即死と違って、腹を撃たれたら死ぬまでに時間がかかるから、そう言って死ぬんだ」。斎藤さんは「二度と聞きたくない言葉だ」と話す。

 ニューギニアは飢えと病との戦いでもあった。海上封鎖のため日本からの食料供給が滞り、現地は慢性的な食料不足だった。「人の肉以外はなんでも食べた」。ヘビ、カエルなどはもちろん、腐ったサゴヤシをひっくり返して裏にいる虫のさなぎを集めて食べた。名前は知らない。皆は「サゴムシ」と呼んだ。コメが尽きてからは、サゴヤシから取れるでんぷんも貴重な栄養源だった。

 生水は飲めない。一度沸騰させる必要があったが、煙や火の明かりは敵に居場所を知らせることになる。夜に大きな葉で火の明かりを隠すようにして湯を沸かした。

 戦闘の長期化や食料不足で体力が落ちた兵士をマラリアやアメーバ赤痢などの病気が襲った。多くの兵が衰弱して死んでいった。免疫ができる他の熱病と違い、マラリアは何度でも感染する。寒けが1時間ほど続いた後に、40度以上の高熱が出る。赤痢などを併発し、栄養失調などで命を落とした。ニューギニアで亡くなった224連隊の約2700人中、約3分の2が病死や餓死だった。

 斎藤さんは「戦争は2度とすべきではない」とする一方で「今の日本には他国の脅威から国を守れるだけの十分な力が無い。戦争の悲惨さを知っているからこそ、憲法9条を改正して国を守る対策を取ってほしい」と強調する。「現状のままでは、拉致問題も領土問題も解決しない。戦争のためではなく、国を守る抑止力の強化として、9条改正を望む」

 「戦場で亡くなった戦友のことを書きたい」と今も戦争に関して執筆を続ける斎藤さん。テレビで流れる戦争の映像は見るのも嫌だが、ニューギニア戦線の悲惨さが世間にあまり知られていないことが悔しいという。「経験している自分だからこそ伝えられることがある」。涙をにじませながらこう語った。
(報道部・白井一歩)


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