【ご案内】あなたの地域で精神障害者就労支援研修を実施しませんか? [2010年05月17日(Mon)]
皆さま
初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。 日頃は大変お世話になっております。 さて、私どもIPS-Tokyoでは、昨年度より日本財団の助成を受け、精神障害者就労支援モデルの周知啓発事業 就労支援IPSについての研修を行なっておりますが、今年度もこれを開催できる運びとなりました。 添付のファイルのように、費用はほぼかからず皆様の地域で開催できる環境が整いましたので、開催にご協力いただけるようでしたらまずはご一報いただけますと幸いです。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 IPS-Tokyo事務局 中原 飯野 ipstokyo@yahoo.co.jp http://ipstokyo.blogspot.com/ 日本財団助成事業 あなたの地域で精神障害者就労支援研修を実施しませんか? 私たちは精神障害者が自らリカバリーする機会が得やすいように、就労などの社会参加により社会的役割と目標を持つことを支援するIndividual Placement and Support; IPSプログラムを実践しています。 IPSによる就労支援などのスキルやアイデアを、リカバリーした当事者も講師として参加するなどにより、理論だけでなく実践経験を踏まえてご紹介する活動を始めました。 ■ご協力いただきたいこと 参加者募集のお手伝い 各地域の実情等について、私たちはよく知りません。研修実施にあたり、チラシ等を適切な機関や関係者に配布する、周知することについて、ご協力ください。 参加者は20人から30人程度、時間は半日(3時間)から1日(6時間)程度を想定しています。 会場の選定 地域の実情や参加規模に応じて、適切な会場探しにご協力ください。 その他、研修の規模、内容、参加対象の選定や費用など、ご相談に応じながら実施したいと考えています。 ■私たちで行えること 講師の交通費・宿泊費や講師謝金、会場費、テキストや資料・チラシ印刷代の負担 当日の司会、講義、アンケートの実施と集計 ■研修実施のメリット 実施経験から研修・勉強会を企画・実施することにより、実践的なアイデアやモチベーションの向上が図れると同時に、これをきっかけとした地域のネットワークの構築やその強化が図れたと感想をいただいています。お気軽にご相談くださいませ。 ■研修を受けて ご本人のストレングスや可能性を周りのスタッフや関係機関に伝えるようにがんばると、不思議と彼の応援団が増え支援も前に進みだしました。ご本人も生き生きとしてきて現在実習に挑戦しておられます。彼の変化はうれしい驚きの連続であり、私自身の元気の源になっています。(医療機関従事者より) ■連絡先 IPS-Tokyo(事務局 中原・飯野) ipstokyo@yahoo.co.jp http://ipstokyo.blogspot.com/ ■参加者の感想から ☆この講義を通して一番感じたことは、本人の「働きたい」を支援者である自分がどれだけ大切にして向き合うことができるかということです。目の前のご本人のリカバリーのために自分ができること・・・まだまだたくさんあるなぁと感じました。「ストレングス」や「リカバリー」という言葉が広まってきてはいるものの、自分の支援が果たしてそれらを大切に実践できているか、大切にしようとしてもなかなかうまくいかないこともあり諦めているのではないか、自分自身に再度問いかける機会となりました。ご本人の思いに寄り添い、適切なアセスメントを行い、ストレングスを見つけて活用していけば、ご本人のリカバリーにつながっていくのだという生きたお話が聞けたことで、自分自身の実践を信じこれからも頑張っていこうという勇気を頂きました。そして、ご本人を含め周りのスタッフに希望と可能性を伝えていくことを忘れず、私自身もリカバリーしたいなぁと思います。 ☆経験と強い信念に基づいた具体的なお話は皆さんの心に響いたのではないかと思います。実際はご苦労が多いと思いますが、3人の先生方の奏でるハーモニーの柔らかさ、暖かいまなざしが感じられ、おかげさまで、とてもいい研修会になりました。皆それぞれに元気がもらえたのではないでしょうか? ☆この病気はどうしても先の見えない暗い日々を送っている人が多いのですが、・明るい未来への道筋が見えた!・トンネルの向こうに小さいながらも明かりが見える思いがした!・こういう制度が広まり、地元の病院でもやってもらいたいものだ!などなどの尽きない話に沸きました。関係機関の方々も見えられていて、「私たちももっと勉強しなければ・・・」とおっしゃっていました。 ☆精神障害者を持つ家族は、全員の人が親亡き後を悩んでおります。就労をし、自立させたい!との思いは真剣に考えなければならない訳ですが、かなりの人が諦め、年老いて入っているのが家族会の実態です。家族会の役員として、今回の会がその一助になったと確信いたして居りますし、更に機会を与え、諦めずにその道筋にまい進するべく活動をしていきたいと思っています。私にとりましても、勇気を与えてもらった講演でした。 ユーモア一杯の渥美様、そして話が苦手と言いながらも立派にお話いただいた岡本様、お二人の素晴らしい生き様に感激いたしました!本当にありがとうございました。 ☆リカバリーという考え方が、地域で生活する障がいを持つ方にとっていかに重要な考え方か、改めて考えさせられました。参加した家族会の方からも、希望へと繋がる内容であり、良かったと聞いております。何名か、当事者の方も参加されており、特に渥美さんの話から伝わるものも大きかったのではと思います。IPSによる支援ですが、本人の希望を尊重し、アセスメント、ジョブマッチングから迅速な動き・サポートに繋げるという視点は驚きもありました。昨日も研修の振り返りを行い、今後も、更にIPSに関する知識をもっと深めようと確認しあいました。 ☆ある企業さんは、会社が生まれ変わるきっかけを教えてもらえた、会社をあげて 幸せを提供できるようになりたいと感銘を受けておられました。そして、渥美さんの言葉の「みんながチャレンジ精神をもたせなきゃいけないと気づいてくれたような気がします」という言葉、凄く響いたと思います。
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