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島と海のネット

島と海のネット(IO Net: Islands and Oceans Net)は、政策提言「島と周辺海域のより良い保全と管理に向けて」の実現を目指し、自発的に連携・協力する機関や個人(「パートナー」とします)の国際的な協働ネットワークです。


島と海のネット(IO Net)第2回総会開催概要 [2016年12月08日(Thu)]

 2016年12月6日、7日の2日間、笹川平和財団海洋政策研究所とオーストラリア国立海洋資源安全保障センターは、日本財団の特別協力を得て、「島と海のネット」第2回総会を笹川平和財団国際会議場で開催しました。内外から、太平洋島嶼国を中心とした11ヵ国、12の国際機関を含む、120名の参加がありました。

 「島と海のネット」は2014年9月の第3回国連小島嶼開発途上国会議(SIDS2014、サモア開催)において設立された国際協働ネットワークであり、国際共同政策提言「島と周辺海域のより良い保全と管理に向けて」の実施に賛同する機関、個人がパートナーとして参加しています。

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 第2回となる今回の総会では、第1回総会(2015年5月25日-26日、東京開催)での議論やその後の取り組み状況を踏まえ、協働プロジェクトの立上げを具体的に検討するとともに、「島と海のネット」の今後の展開戦略について討論を行いました。

 12月6日(火)は、開会式に続いて、セッション1(島の保全・管理)が開催され、「島の管理戦略」や「島嶼国社会の安全性と強靭性の向上」、「廃棄物対策の推進」、「再生可能エネルギーの開発」、「サンゴ礁やマングローブ林の保全」などについて、太平洋島嶼国や国際機関、国内外の有識者から関連分野の現状や事業・調査研究の実施状況と課題が報告されるとともに、具体的なプロジェクト構築に向けた提案が行われました。

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寺島紘士所長挨拶

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会場の様子

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参加者

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茅根教授発表(エコエンジニアリング)

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Bruch教授発表(廃棄物問題)

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Carl氏発表(森海をつなぐ管理)

 12月7日(水)は、「基線・境界の画定」や「実効ある漁業政策の実施」、「海上交通の維持・確保」、「海洋鉱物資源開発と海洋環境の保全」、「海洋環境・海洋生物多様性の保全と持続的利用」に注目したセッション2(島の周辺海域の管理)、島と周辺海域を取り巻く気候変化や気候変動に注目したセッション3(気候変化・気候変動への対応)、島と周辺海域の持続的な保全と管理に必要な能力構築と制度的な強化に注目したセッション4を開催するとともに、総括セッション(将来に向けた行動計画の議論・採択)において、8つの具体的プロジェクト案について検討し、島嶼国および国際社会が連携協力し、協働して実施に向けて取り組んでいくことが承認され、パートナーに対して今後の活動への積極的な参加が要請され、閉会しました。

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議長団

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発表:気候変動への適応策

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総合討論

 また、12月8日(木)には、IOネット専門家会合「気候変動と環境避難民問題に係る課題と事業形成の可能性について」を開催し、26名が参加して、活発な議論を行いました。

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【参考】
関連トピック:12/6-7 「第2回 島と海のネット(IOネット)総会」

【お問い合わせ先】
IOネット事務局(公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所内)y-murakami■spf.or.jp(担当:古川、村上)(■を@に変えてください)

島と海のネット(IO Net)第2回総会(2016年12月6-7日)開催のご案内 [2016年11月28日(Mon)]

 この度、笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI-SPF)およびオーストラリア国立海洋資源安全保障センター(ANCORS)は、島と海のネット(IO Net)第2回総会を2016年12月6日(火)〜7日(水)に開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

 2014年に開催された国連小島嶼開発途上国会議 (SIDS 2014)において、国際共同政策提言「島と周辺海域のより良い保全と管理に向けて」に賛同する小島嶼国と国際社会双方の組織や個人がパートナーとなり、自発的に協働して提言の実施推進に取り組む国際協働ネットワークとして、島と海のネット(IO Net)は設立されました。この政策提言は笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI-SPF)およびオーストラリア国立海洋資源安全保障センター(ANCORS)が、太平洋島嶼フォーラム事務局(PIFS)や太平洋共同体地球科学部(SOPAC /SPC)および有識者と共同研究を進めた成果として発表されました。

 島と海のネット(IO Net)第1回総会は2015年5月に東京で開催され、14の太平洋島嶼国、国際機関を含む約190名の参加者が具体的な協働プロジェクトの立ち上げを目指して議論を行い、その方向性がとりまとめられました。第2回総会は、第1回総会の成果やその後の協働プロジェクト形成の取組みを踏まえて、パートナーからのプロジェクト提案の具体化に関する検討を進めるとともに、新たなプロジェクトについて情報交換を行い、島と海のネット(IO Net)が目指すプロジェクト形成を促進します。さらに、島と海のネット(IO Net)の今後の展開戦略についての討論を行います。

 島と海のネット(IO Net)第2回総会の詳細につきましては、笹川平和財団海洋政策研究所ウェブサイトをご覧ください。また、島と海のネット(IO Net)第2回総会への参加を希望される方におかれましては、島と海のネット(IO Net)パートナーとしての登録も併せてご検討ください。

 みなさまのご参加を関係者一同、心よりお待ち申し上げております。

 ご連絡先:
  笹川平和財団海洋政策研究所(担当者:古川、村上)
  〒105-8524
  東京都港区虎ノ門 1-15-16 笹川平和財団ビル6階
  Tel: +81-3-5157-5210 Fax: +81-3-5157-5230
  E-mail: ionet@spf.or.jp

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