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2009年12月09日

ブログ移転のお知らせ


いつもこのブログをご覧頂いているみなさまへ,


プロ教師に突撃インタビューのブログを移転させていただくことになりました。

新しいブログは


http://ameblo.jp/kyoushi-interview/

になります。

すでにいくつか新しい記事をこちらに載せていますので,良かったらご覧ください。
今後とも「プロ教師に突撃インタビュー」をよろしくお願いします。

教師インタビュー メンバー一同
【紹介の最新記事】
posted by 教師インタビュー at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介

2009年08月27日

「否定の中に肯定を!」後編

今日の先生:佐久間敦史先生



後編では,キーワードである「否定の中に肯定を」の意味や,先生の子どもへの想いについて話していただきました。

先生の考える教師とは?



イ:競争意欲を持たせずに学習意欲を持たせるにはどうしたらいいですか?

先生:競争のみに価値を置かなければいいんだよ。ただ、実際には大学入試とかがあるから、競争になるということもある。大学にもポリシーや使命があるから、無競争で全員入学というわけにはいかない。
 そういった意味で、確かに社会には競争や選別はある。でも、だからといって東大に入学した人が大教大に入学した人より人間的に優れているとか、立派な教員になれるとか、そういうことはないでしょう。僕は競争を無条件によしとはしないけど、あるものだとは思っているよ。しかし、「わからない」から学校に来る、「できない」から学校に来る子どもたちに、競争ではなくて、「わかった!」「できた!」という喜びを持ってもらうことは十分可能だと思う。

 あと、目先の競争にとらわれて、知識詰め込み暗記型の教育をするのではなくて、僕は例えば、南北問題や環境問題、人権問題など、そういったところを考えられるように教育を持っていかないといけないと思っている。何十年か後の日本や地球の将来を見据えて、教員がそうしたことに価値を置いて、信念を持って教育をするということ。

あと、例えば、班活動。班というのは、子どもたちがいきなり40人学級という社会で関わりを持つのは大変だから、6人1グループなんかの「班」という小社会をステップにして、人との関わりを学ぶ。だけど、そうすれば今度はやたらと班で競わせたりする先生もいる。そうではなくて,僕は、「班」で子どもたちの関わり合いを生み出したい。
学校に居場所を求めている子に自分の教育がどれほど役に立つのか、それによるその子の成長に願いとこだわりを持って、教育を行うことが大事ですね!


イ:子どもの心を掴むために気をつけていることはありますか?

先生:つかめないよ〜(笑)
 例えば、私が大学の授業で1回生の心を掴んでいるかといえばそうではないし、それは大学でも小学校でも一緒ですよね。でも、わかりたい、知りたいとは思います。好きな人のことをもっと知りたいと思うのと同じですね。恋愛なんかとよく似ているかも。

イ:荒れたクラスにはどう接しますか?

先生:「否定の中に肯定を」ですね。荒れる子の中に荒れない要素を、荒れていない子の中に荒れる要素を見る。目の前の現象の中で見つけられないことは、子どもを追いかけていきますね!子どもと親が居酒屋でご飯食べてるところにまでも行きますよ。
 つまり、寄り添うってことだと思います。子どもたちのそばにいつもいる。教員は、なんだかんだと言いたがるけど、我慢するところは我慢する。間は大切にしないといけない。でも、子どもたちから離れていたら何か言わなくちゃいけないときに言えないから、だから傍にいる。寄り添うんですよ。


イ:今まで先生をしてきた中で、一番しんどかったことって何ですか?

先生:しんどいこと…。私は仕事やと思っていますから、しんどくても仕方がない。しかし、教員にとってはどんなに「しんどい子」でも、子ども側は自分が「しんどい」って自覚はないからなぁ。色んな子がいて、生い立ちの中でとても辛い経験をしてきたり、虐待を受けて育ったりって、子どもの責任じゃないよね。

イ:先生にとって、「教師」とは?

「愛」ですね!普遍的な「愛」。これがあれば、どんな辛いことも乗り越えられる。なんでもです!愛する対象は、子どもであり、人である。けれど、職業的には教育の、授業のプロですから、「愛」を持ちつつ、しんどい子どもにも寄り添って、しかし、授業もちゃんとしなければならない。つまり、愛だ愛だといっても、技術が無いとダメ。逆に、技術があっても愛が無いとダメ。

イ:それでは、最後に教師を目指す人にメッセージをお願いします!

やはり、愛です(笑)。
自分が誰をどのように愛するのかを、具体的に考えてほしいです。教師は、職人であり、プロであり、日本の未来を作る仕事です。でも、そういうと教師というものがぼやけてしまう。
だから、もっと具体的に考えないといけない。自分にとって、都合のいい子どもだけを愛するのは愛じゃない。暴力を振るったり、万引きしたりする子も愛せるのか。自分が一番愛せないと思う子も愛してほしい。いや、愛さないといけない。

それが教師という仕事です!
続きを読む・・・
posted by 教師インタビュー at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学教授

「否定の中に肯定を!」前編


今日の先生:佐久間敦史先生



91年〜08年まで大阪府立の公立学校で教員を勤め、現在は「大阪教育大学教職教育研究開発センター」の准教授として大学の教壇に立たれています。
大学では生活科に関する授業を行っていて、学生の人気も非常に高い佐久間先生にインタビューさせていただきました。


インタビュアー(以下、イ):先生は総合学習の実践をされてきたとお聞きしたのですが具体的にどのような授業をなさってきたのですか?実践例を教えていただきたいです。

先生:僕は「お勉強」っぽいものじゃなくて、面白いことが好きなんです。最近では、「宝くじを当てて海外旅行に行こう大作戦!」という実践をしました。
当時、担当が6年生の「やんちゃ」なクラスだったんです。いわゆる「学級崩壊明け」で、男の子はけんかっぱやいし、女の子はルーズソックスが1cm長いだけで体育館裏に呼び出すような...。
僕は、6年生という時間はたった1年だから、そのような子どもたちに、世界や歴史を学びつつ広い視野を身につけてほしい。世界で3秒に1人飢えで苦しんで、人が死んでいる中、ルーズソックス1cmの長さの違いでもめている自分たちはどれだけちっぽけかを感じてもらいたい、という想いを持っていました。

どんな授業内容にするか...かたくるしいのは嫌だったので悩みました。悩んだときは、子どもに聞くんです。「何したい?」と、10時間ブレインストーミングすると、まじめな子からは「募金をする!」「学校を建てる!」という意見が出ました。
普通、学校の先生なら気に入りそうな内容ですが、僕は却下しました。あるとき、クラスの中で生活の「しんどい」男の子が「UFOが見たい!!」と言ったんです。
それがきっかけとなって、「そうしよう!海外へ行こう!UFOは、海外のほうがよく見えるだろう。」となり、行くならみんなで実際に行こう!ということになりました。
でも、お金がかかる。そこで「宝くじを買おう!」ということになったんです。3億円もらったら1人500万円。どうせなら、世界一周の修学旅行をしようということになりました。

世界一周のためには、まず海外について知らないといけないということで、1学期は校区に住む外国人と知り合いになることから始まり、まとめとしてポスターセッションを行いました。2学期は宝くじを買うお金を貯めるために空き缶を集めつつ、世界一周旅行の旅行先を決めるため、1人1国(その国の観光、歴史、人物、日本との関係、戦争、安全面、言語などについて)を調べ、プレゼンテーションをしました。
最終的に、12月にひと大陸に一国ずつの訪問先を決めました。宝くじのための空き缶回収は保護者の協力もあり3万円分貯まり100枚買うことができました。しかし、結局ぜんぶはずれてしまって海外はいけませんでした。3学期は何しようということになり、前から言っていた卒業論文をすることになりました。
イ:⇒【実際の子どもたちの論文を見せてもらいましたが、小学生が書いたとは思えないすごいものばかりでした。】


イ:今後の総合学習のあり方について先生の考えを教えてください。

先生:教科の勉強はもちろん大切ですが、生活経験が少ない、また生活や学力の「しんどい」子どもたちには、45分の教科学習だけでは十分に寄り添えない。そのためには総合学習や生活科かなと思っています。
総合学習の授業は準備や人や時間がかかるので、今、現場の教員はなかなかたいへんというのが現状です。日本の総合学習はまだまだ発展途上の段階です。
さっきの卒業論文では、分からない言葉を自分で国語辞典を引いて調べる中で、難しい漢字を書くようになったり、親や地域の人にインタビューなどをする中で言葉使いを考えたりして、例えば、コミュニケーション力や国語力が大切だという意識が芽生えました。このように総合学習は教科を学ぶ意欲も高めることができます。


イ:荒れる学校と落ち着いた学校は何が違うのでしょう?また、荒れている学校でも、ある先生のクラスだけはしっかり勉強もできていて、クラスがまとまることもありますよね。同じ学校内でも、クラスによってそこまでの差が生じるのは何が原因だと思われますか?

先生:そうだね〜。ひとつは、経済的な格差によって生活の「しんどい」家庭がたくさんある学校、例えば、被差別地域を校区に含む学校は、差別の結果、家賃が安く、人とのつながりが豊かで住みやいといった事情で、結果として、生活の「しんどい」家庭が集中する。生活のためにあまり子どもにかまってやれなかったりする家庭もあって、ややともすると愛情を求めて、さまざまな形で教員や友だちに向かってくる…。
それと、国や政治や行政も関係しますね。これは見直してほしい。なぜなら、せっかくこれまで教員が一人ひとりの子どもに寄り添って、学力向上をめざしてきたのに、百マス計算等の画一的な施策を強制すれば、教員が自ら物事を考えられない。これでは、教員はマニュアル通りに子どもにこなさせていくだけで、一人ひとりの子どもに寄り添う教員はいらないということになる。やがて子どもとの付き合いが難しくなって、クラス作りはどんどん難しくなっていく。原因はそんなところにもあるんじゃじゃないかな〜!

あとは、教職員間のチームワークが取れているかどうか。子どもは教員をしっかり見てるよ。子どもから見て教員同士の仲が悪いとしたら、子どもはそんな教員が「仲良くしなさい!」と言っても信用しにくいと思う。教職員のチームワークがとれていないと、一つのクラスの経営も難しくなるものです。

学級崩壊させないためにも、学級崩壊を立て直すためにも、学級経営で大切なことは、常に、子どもと付き合っていること。授業を進めていくにしても、子ども一人ひとりの生い立ちや家庭状況、昨日の生活、昨日食べたものなどを分かった上で進めることが大切。何の意味があるかって、例えば、「気になるあの子」が昨日食べたものを算数の問題文に取り入れるだけで、その子は、先生が自分を分かってくれてる、気にかけてくれていると感じてくれます。

posted by 教師インタビュー at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学教授

2009年07月21日

激!!全身で子どもと向き合う教師

今日の先生 寺田宏之先生

今回のインタビューは、河南町の小学校の先生にインタビューしました。今回は小学校の話ではなく、先生が以前体育の教員として勤めておられた、中学校での生徒指導の話を中心にインタビューしました。


インタビュアー(以下:イ)
先生は、子どもたちの非行を防ぐためにどんなことに気をつけていますか?


先生
まず生徒、保護者との信頼関係を築くこと。例えば、風邪で休んだ生徒がいれば家庭訪問に行く。「様子はどうですか?」と少しでも顔を見せることで親御さんの安心感にもつながる。またその近くに他の生徒の家があるならついでに訪問します。悪い事をしたときだけ、連絡をするようでは信頼関係は出来ない。だから少しでも顔を見せて日頃からコミュニケーションをよく取るようにしてるよ。保護者とのコミュニケーションだけでなくて生徒とゲームをするのでも、じゃんけんするだけでも訪問する理由は何でもいいねん。とにかく、毎日が積み重ねやね。信頼関係が出来てくると、保護者の方からも連絡をくれるようになるから。あと、保護者からの電話で5分以上かかりそうやったら家まで行って顔見て話すほうがいいよ。

学校での関係作りも大切。中学校は、教科担任制で自分以外に子どもたちを見てくれる先生がたくさんいてるから、各時間の先生に「○○君ちょっと気に掛けて、様子見といてください」という風にお願いして、情報をもらう。イジメや非行を防ぐには先生同士が連携をとって生徒の把握をすることも大事やね。
それと、学校内で問題が起きた時の先生の対応を生徒はみてるで。正面から向き合ってくれる先生やと子どもが感じるかどうか。これも大切。例えば、注意できない先生、反抗的な言葉を聞き流してしまうような先生には、子どもは心を打ち明けてくれへんと思う。「先生が真剣に叱ってる。」「この一言にどう返すんやろ。」しっかり見て聴いてるよ。どんな時も最後まで生徒と向き合うことが大事。

みなさんはどうでしょう?いわゆる「やんちゃな子」と先生の関係をよく見ていませんでしたか?
イジメが起こったら、まずは生徒ひとりひとりを見る。被害者といじめ集団ではなく、いじめ集団の中の一人ひとりと対話する。だって一人の人間なんやから思いは違うやろ?その時は少ししか理解できなくても、じっくり向き合って、その体験を通してその子自身がどう生きていくのかを一緒に考える指導が大切ちゃうかな。

イ:厳しく指導していくのも大切だと思いますか?

 そうやね、厳しい指導は必要やと思う。でも叱りつけるだけの指導じゃないで。自分が子どもやったら嫌やろ?普段そんなに関わらへん先生にいきなり怒られたら・・・。日頃から自分のいいところいっぱい見つけて、いっぱい褒めて、全身で自分のこと思ってくれる先生やったら多少厳しく叱られても思いが伝わると思う。もちろん他の生徒や保護者にも伝わる。厳しい指導をするためには、指導前に30倍の関係作り、指導後に30倍のフォローをしてるよ。ただし他の生徒が見てる前では引かへん。悪いことしたら全力で叱る。その代わりあとでゆっくり話し聞いて何日もかけてその子のフォローをするよ。やっぱり子どもは可愛い。それが一番にあるから厳しい指導も出来る!

イ:ありがとうございます。それでは、質問を変えまして・・・先生はバスケ部の顧問をされていましたが、もし自分が経験したことの無いクラブ顧問を任されたらどうしますか?
先生:
 それはもう・・・・やるしかないやろ(笑)意地でも傍にいて、一緒にクラブする!一緒に走ったり、練習後に一人残って練習したり・・・。それがどんなにヘタクソでも、部員一人ひとりの弱点をみてどうしたら克服出来るか調べて、一緒に考えて、練習につきあってくれるような先生の姿を見たら子どもたちは絶対に馬鹿にしたりせーへんよ。子どもたちは素直やから。 でも、どうしても無理なら断ることも大切やな。

イ:なるほど、では先生が、先生同士の関係について気をつけていることはどんなことですか?
先生:
 連携をとっていこうということは、同僚の先生方ともよく話してるよ。小学校やと中学校に比べて、多くの生徒を教える機会が少ないから、ちょっとしたことでも連携を取り合うようにしてる。小さなことが大きなことに発展することもよくあるからね。やっぱり子どもたちに何があったかを知ってるか知らんかでは接し方も違ってくるしね。


イ:先生が考える「教師」とは何ですか?

先生:
 難しい質問やな〜・・(笑)普通にしてるだけやしな〜・・生きざまかな。今まで生きてきた人間性そのままが俺の教師像やと思う。自分とは違う人間を演じたりできへんからなぁ。いい教師を演じたって子どもは見透かすしね。

イ:では先生に必要な力とは何ですか?

先生:
 子どもをしっかり見る力と職場を見る力。職場を見る力と言うのは、これはプロデュースすることにつながってくるんやけど、どんな先生がいて、その先生とどう連携をとっていくかを考える力。いろんな場面に適した先生をプロデュースする!でも、これも子どもたちとの関係と同じように日々の信頼関係が大切やからある程度経験を積んでからできるようになったらいいと思うよ。

イ:それでは最後に、教師を目指す人へメッセージをお願いします!

先生:
 必ずしも教師になる必要はない!特に教育学部や教育系の大学に入ったら道が一本になりがちやと思うけど、教師になることだけがすごいことでもないしね。もっと自分に向いてることが見つかるかもしらん。いろいろな子どもやいろいろな職業の保護者がいてるし、学生の間にいろんなことをやってみて教師の道を考えたらいい。
教師の仕事はテレビドラマみたいな甘い仕事じゃないけど、あまり肩肘張らずに力を抜いて、自分らしさを大切にして教師になったらええと思うよ。こどもたちはドラマよりも一人ひとりがめちゃめちゃ可愛いから!何事も迷うくらいなら一回やってみたらいい!


インタビュー感想

初めての教師インタビュー。緊張していたけど、いざ先生に会ってみると全然大丈夫でした。今回、先生から体罰やいじめについて伺いました。僕にしたら、「体罰をするのってあかんやろ…」と思っていたのですが、お話を聞いていると「ん〜」となってしまいました。中学生の子たちなら、真っ向からぶつかりあう事で分かることもあるのかなぁと少し納得したところも。「子どもは大人が見ているよりも、教師をよく見ている」という言葉は、人と人が関わりあうのに手抜きはないということなんやと感じました。先生を見ていると、良い教師像らしくあろうとする教師は、子どもよりも自分を見てしまい子どもをしっかり見れへんから、もっと自由にやってみいと言われている様でした。おもしろい先生に会えて良かったです。(大阪教育大学1回生)

 今日のインタビューで、自分の理想に近い先生に出会ったと思いました。とにかく生徒との距離が近い先生で、その為に本当に広く心配りができる人だと感じました。先生はそれを当たり前のことだと言っていましたが、生徒一人ひとりと100%で向き合うことは、簡単にできることではないと思います。私も、子供の目線に立って物事が考えられる先生になりたいと心から思いました!!最後に、迷うならやったらいい!!という先生の言葉がとても心に残りました。貴重な話が聞けて、本当に楽しかったです。ありがとうございました。(大阪教育大学1回生)

 私の中学時代の恩師にインタビューをさせていただきました。中学校3年間、先生の姿を間近に感じてきた私にとって、改めて先生の思いをお聞きするのはとても新鮮でしたが、お聞きする中で中学時代の先生の姿をたくさん思い出し「教師とは、自分の人間性、生きざまそのものや」とおっしゃったことにとても納得しました。いつお会いしても寺田先生は寺田先生のままで、精神的に苦しかった進路選択の時、「いつでも好きなときに話しにおいで」とたくさん時間をとって教室で思いを受け止めてくださった先生のままでした。これほどに自分に正直で、あるがままの心で向き合ってくださった先生に出会えたことがとても嬉しく、誇りに思います。ありがとうございました。(四天王寺大学4回生) 
posted by 教師インタビュー at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 小学校教諭

2009年06月01日

仕事は趣味で本業は人間関係づくり

今日の先生水谷啓子先生


 今回は、退職後教育研究所に勤めつつ、学生による放課後学習支援活動の専門指導員として学生を力強く支援されているという、パワフルな先生にお話を伺いました。校長としての経験から、現場の教員としての経験から、若い教員や教員志望者へのメッセージをお話いただきました。

インタビュアー
 まず最初にお聞きしたいのですが、若い教師に期待することは何でしょうか?

先生
 元気はつらつと、子どもに熱をもって接してほしいですね。熱意と明るさが大切です。
 そして、企画力・継続力・反省力。まず「企画力」というのは、「計画」よりももっと長期的に考える、という意味で「企画」力という言葉を使っています。若い教師は経験が少ないため、何をすべきか考えられないことが多いのですが、先のことをしっかり考えて、この子にはどう接するべきかなどを見極めてほしいです。次に「継続力」。キョロキョロしているうちにやることを見失っていることがあるのですが、継続することはきちんと継続するというのは大事なことですね。企業で働いても同じですが、続けていればいつか必ず花開くと思います。最後に「反省力」。小学校では子どもに反発されないことも多いので、反省するチャンスが少ないんですよね。どうしても謙虚さを忘れがちになってしまうので、自分で反省するように心がけることはとても大切ですね。
 教師は若いうちが勝負なんです。周りの先生方とも「30代が勝負だよね。」とよく言っています。自分でやりがいを見つけて取り組んでください。ぼーっとしてたらだめですよ!

インタビュアー
 若い先生から年配の先生に働きかけるということですか?

先生
 年配の人が働きかけるのが半分ですね。でも、若い人から言ってくれると嬉しいし、年配の方から言うよりも時間がかからないと思います。最近の若い先生は淡々としていて誤解を受けている場合もありますから、和をなすように働きかけてくれるのは良いことではないでしょうか。
 お互いを高め合えるという点でも和は大事ですね。先生同士仲が悪いと子どもにもそれが伝わって、意地悪してもいいんだと思われてしまうこともあります。

インタビュアー
 何か問題を抱えた子どもに対応するとき、養護教諭やスクールカウンセラーとの連携で心がけていたことは何ですか?

先生
 まずは守秘義務をきちんと守ることですね。たとえば、発達障害などがある子について養護教諭やカウンセラーに伝えるときは、自分の思惑は一切入れないで、事実のみを伝えていました。その上で具体的な支援をいただくようにしていましたね。
 保護者に向けては、名前を出してもいいかなどの確認をしてから関係機関などの紹介などをしていました。その上で、こちらからは何も言わないようにして、聞くことに徹するようにしていました。こちらからいろいろ言うと、学校との距離ができてしまってあまり良いようにはならないことが多いです。
 適切な関係機関に自ら学びに行くことも大切ですね。
 また、報告・連絡・相談の「ホウ・レン・ソウ」を忘れないようにしていました。絶えず観察して、早期発見・早期対処、何かあると臨時会議を開くようにもしていました。

インタビュアー
 先ほど、「問題の早期発見や早期対処が出来る」とおっしゃっていましたがそれは職員室にそういう文化があったのでしょうか。それとも先生が作られたのでしょうか。

先生
 そのような学校文化がありました。学校は組織であることをみんなが意識していると良いと思います。「知らなかった!」と言わないように学校をよく見る、よさを見つける、そのために即動く。これが大事ですね。よく言われる、教員の資質の低下というのも「事実を見ていく」ということが出来なくなってきていることと関係するのではないでしょうか。
 そして、それは校長も同じです。よく学校を見ないといけません。私が校長のとき、毎週三年生の道徳の授業をしていました。先生方の授業もよく見ました。そんな風にしていくと「先生、今日授業みてもらえませんか?」ということが起こってくる。つまり「(お互いに)見てくれる」学校になるんですね。そういう学校は良い学校です。

インタビュアー
 なるほど、では他に校長先生として気をつけていたことなどはありますか。

先生
 学級担任が保護者の心とすれ違ったときは呼んで、まず「どうしてそうしたの?」と聞くんです。もちろん先生も理由があってしたことなので「○○・・・です」と答えてくれます。でも、その先生が思ってるようにとられていない事は多々あります。それを伝えてあげる。「○○といっていたけど、××と思われているかもしれないですね」「こういうやり方もあったのでは?」といったように。もちろん伝えるときには怒るようにいうのではなく「いつも頑張ってくれてるのに、もったいないと思います」と言うと、みなさん納得してくれますね。
 そして、校長は絶えずビジョンを持つことが大切です。これから先、引退される先生がたくさん出てきます。そうすると若い先生が道に迷うということも増えてくると思うんですよね。その時に、「この先こうなるかも知れないからこうする」というビジョンを持っていることが大切ですね。
 また、校長も学級担任もやはり同じ目線で物事を見ることも大事だと思います。学校の様子を自分で見ないと駄目ですね。そうしないと、ある行為を褒めたり、感謝したりすることも出来なくなってしまいます。それは恥ずかしいことですからね。

 それと・・・若い人たちに伝えたいことがあるんですが、子どもたちの名前は最低二日で覚えるようにしてください。じゃないと子どもたちに失礼ですからね。そして、熱のある先生を3人見つけなさいとも言います。熱のある先生でも3人いれば考え方も違うので、それぞれの考え方を聞くことが若い先生にとっては役に立ちますから。さらに、教師は視野が狭いから色んな意見を聞くことが大切です。振り返って反省する機会も充分に取れないので、自惚れてしまうことがあります。だからより広く、たくさんの分野の人からの話を聞くようにしてほしいですね。

インタビュアー
 ありがとうございます。では、先生が成長を感じられたときはどういったときでしょうか。

先生
 ふと気付くと、たくさんの研修会で発表したり、研究授業をする機会をいただいてた時ですかね。専門は国語なのに気付けばほとんどの教科の研究授業をしていましたね。(笑)そうやって、頼まれたことを積極的にやっていたからでしょうか。とにかく行動することで成長出来ましたね!

インタビュアー
 どうしてそんなにいろんな人から頼られたり、必要とされたりしたのでしょうか。

先生
 独身であることと、出来なくても断れないという私の性格でしょうか(笑)例えばビル・ゲイツのようなことをしろと言われたら、それは無理です!確かに出来ないことはできないけど、しかし大概のことは出来るんだと思います。周りが自分を分かってくれています。それに、いろんなことに挑戦できたのは親の理解があったこと、良い先輩がいたこと、「仕事は趣味で本業は人間関係づくり」くらいの気持ちでいたことでしょうか。褒められようとか、負けないようにしようとか変に力みすぎてしまうとよくないですね。

インタビュアー
 それでは最後に、先生にとって教師とはなんでしょうか。

先生
 それは、私にとっては最高の仕事ですね!

インタビュアー
 ありがとうございました

先生
 ありがとうございます!
posted by 教師インタビュー at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 校長

2009年04月24日

生きているのがすごく楽しい!

今日の先生藤原由香里先生




 今回はアーティストとコラボした授業をするなど、お若いながら積極的に活動されている京都の小学校の先生にインタビューに行きました!アートに対する思いやご自身の生き方、子どもたちに対する思いなどを心をこめてお話しくださいました。

藤原先生プロフィール
藤原由香里(ふじわらゆかり)
1983年生まれ。
京都府京丹後市出身。
兵庫教育大学卒業後、新規採用で、宇治市立平盛小学校に赴任。出会いに恵まれた、学び多き、幸せな3年間を過ごす。
現在は、八幡市立美濃山小学校に勤務。5年生を担任している。

 プライベートでは、インプロ(即興演劇)を体験しながら、しなやかで、自由で、創造的な教育のあり方を考えていくワークショップ「しなやかリレーションシップ(通称・しなリレ)」を、ファシリテーターの鈴木聡之氏と共に、2ヵ月に一度開催している。

Blog:「キューピーのひらめきスケッチ」http://d.hatena.ne.jp/Yuka-QP/

インタビュアー(以下:イ):まずはじめに、先生は日々の実践の中でアーティストを招いた授業などを行っていますが、それはどうしてですか?

先生:私自身、子どものときに、人前に出て表現したいと思っていてもなかなか出来なくて、どんどん内向的になっていったのです。ですが、大学でダンスと出会って、どんどんのめり込んでいって「踊っている自分こそ、本当の自分だ」と思えるようになったんです。表現の手段は、人それぞれで、絵や音楽、ダンスなど、いろいろあります。子どもたちにもアートを通して自分を表現するということを知って欲しいと思っています。
 例えば、学校にアーティストの方が来られたときには普段、授業になじめないような子もいきいきすることがあるんですよ。あるアーティストの方が来られて、自己紹介がてら演奏してくださったとき、一人の子が列に並ばずに机の下に隠れて、一人離れたところでみんなを見ていたんです。すると、そのアーティストの方はその子が隠れていた机の上で演奏をし始めた。とたん、その机がたちまち舞台のようになってしまって…すごく面白くて、印象的でしたね。アーティストの方たちはこどもたちが、授業を離れるのも表現手段の一つと捉えるんでしょうね。教師にはそういう捉え方が無いから、はみ出ている子がいれば、みんなと同じように列に並ばせようとする。アーティストの方に子どもの捉え方・活かし方を教えられることも多々あります。

イ:どうして、先生自身は表現活動をしたいと思ったのですか?

先生:子どものころ、スポーツをしたり、面白いことを言ったりするのが苦手だったんです。でも、認められたいという気持ちが人一倍あったんですよね。バレエや合唱をして、表現している自分を見て欲しいと思っていました。
 これはある劇作家の方に教えていただいたんですが、劇を作る行為においては、「その場にいないと」というのも表現手段の一つなのです。子どもが舞台上にいなくても「○○ちゃんいないね〜。」「また、遅刻かな〜。」というような形で、ユニークな表現が生まれるかもしれない。○○ちゃん自身はその場にはいなくても会話の中、その場の中には確かにいるじゃないですか。だからみんな○○ちゃんを認識できる。存在が、活かされるのです。

 学校では受け入れられないようなこともアートの世界では受け入れられる。表現の面白さにつながる。教師が子どもを指導して、よくしようとするのは一見良いことかもしれませんが、多様性を認めないことにもつながるんだと思います。アーティストの中には、学校で認められなかった自分を表現をするために、アーティストになった方もいます。そんな方たちだからこそ、理解できる子どもの姿も、あるのかもしれませんね。

イ:では、日々どんな願いを持って授業をされていますか?私が思うに、受け入れられる価値観の幅を広げるためなのではとの印象を持ったのですが・・・

先生:はね、生きているのがすごく楽しいんです!中学校のときに大失恋をして、そこから立ち直るために本を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたりしているうちに、辛いことがあっても、「それでも人生は素晴らしい」・・・生きていることが楽しいと思えるようになりました。
 だけど、そう思えない人もすごく多い。そのころから教育というものに興味が出てきましたね。学校の中ではダメといわれる子どもも、社会ではそれを受け入れる考え方がある。子どもたちの可能性を引き出すことが出来るようになるのが、自分の使命だと思っています。

イ:人生は素晴らしいと思えるきっかけと言うのはどこにあったのでしょうか?

先生:先ほど言った失恋をきっかけに、音楽や映画について、「この表現や気持ちが、今だからこそ感じられる!」という感動があったんですね。それがきっかけでしょうか。失恋によって傷つきましたが、傷を持って良かったと思いますね。マイナスと思いがちなことのおかげで、いろいろなことを感じられるようになったので、嫌なことはありませんね。

 学校で子どもが問題を起こしたとしても、私も子どももお互いに学べることがあると思っています。問題にぶつかったときこそ、学べるチャンスだと思っています。問題を起こさないように無難に事を終わらせようと思ったら、何もしなくていい。クラスでお化け屋敷をしたいと子どもたちが言ったとしても、手間がかかるから簡単なものにしようという先生もいる。確かに簡単だけれど学びは少ない。お化け屋敷を作る過程で、もめることもあるかもしれないけど、そこに学びがあると思う。今の教育はどんどん簡素化させるほうに流れている。でも私は無難な教育をするつもりは無い。自分がこう生きたいと思うことと、子どもにこう生きて欲しいと思うことは同じですよね。

 問題から学んだら、その子どもをすごく誉めます。ある本の「人生には、いつも最善の事が起きている」という言葉から、ポジティブな生き方を学びました。自分にとって1番いいことが起きていると思えると楽だし、自分を否定することも無くなるじゃないですか。問題に直面しているときは本当に辛いんだけど、後から振り返ったら自分にとっていいことだと思えるから、そう考えられる。他の人もそう考えられたらいいと思いますね。
 子どもが悩んでいても発想の転換を出来たらいいと思いますね。いじめられている子がいたら、昔いじめられていた経験を活かして、活動している人もいるということを教えたい。その子の今起きていることを否定しないことが大事。
 例えば障害のある子を見て笑った児童がいたとして、「笑っちゃダメ」と子どもに強制しても子どもたちは変わりません。子どもが実際に、思いを感じないと変わらない。感動がその人の人生を変えていくんです。授業でも先生が強制するのではなく感動するような授業をするのが大切だと思います。笑うのがダメと言わず、「昔は先生も君たちと同じように、障害のある人を笑ったこともあるよ。でも、今は違う。人と違う行動も、その人たちの一生懸命な姿なんだと思えるようになった。」こんなふうに、子どもたちに言いますね。人間汚い部分があるのは当たり前で、私にも、もちろんあるということを語ると、子どもたちもよく聞いてくれます。
「考えることは感じることに満たない」という言葉がありますが、そのとおりだと思います。

イ:なるほど、それでは子どもたちの輝きを感じるときはどんなときですか?

先生:何かに没頭しているとき、夢中になっているときですね。芸術系の大学生に来てもらって造形遊びの実践をしたときは、教師が入る余地無し(笑)。子どもたちとってその世界が全てというように、夢中になっているんです。「私、することないな〜、おろおろ」という感じ。そんな、「先生は、何したらいい?」って困るようなときが好きですね。

イ:もし、壁にぶつかったときはどうしますか?

先生:一年目の初日にある子どもから「お前の顔面ぶん殴ったるからな」といわれたんです。授業もうまくいかなくて、子どもたちとの関係がどんどん悪くなっていきました。通勤中は、「このまま学校に向かう曲がり角を曲がらずに、まっすぐ行ってしまおうか…」、「交通事故に遭いたい」などと、思ってしまうほどでした。
 そこで、なんとかしたいと思って、色んな勉強会へ行きました。そんな中、出会ったある先生から「クラスを立て直す特効薬は無い。今はただ、子どもたちと見えないパイプをつないでいくしかない。それでクラスが落ち着くかは分からない。一年たっても形にならないかもしれない。でも、それでもあっちこっちでパイプをつないでいくことだ。」と教えていただきました。集団をコントロールすることは難しいけど、個人個人とつながっていくのは自分にも出来ると思いました。壁にぶつかったら、そこから学ぼうともがきますね!

イ:先生が考える、教師とはどういった仕事でしょうか?

先生:教師とは生きる喜びを感じられる仕事ですね!子どもと、楽しい日も、落ち込む日も、たくさんの喜怒哀楽を共有できる仕事ですよね。喜びを感じられる仕事はたくさんあると思うけれど、こんなにも、多くの人々と濃密な時間を過ごせるのは、教師しかないんじゃないでしょうか。
 子どもたちと一緒に生きてこられたということで、生きててよかったなぁと思うんですよね。生きている喜びを自分だけじゃなく、子どもたちの人生についても味わえる。色んな人生に参加させてもらっている。自分の細胞の中に色んな子の記憶があるんだなと思いますね。

イ:ありがとうございます。それでは最後にこれから教師になる人へメッセージをお願いします。

先生:中3のときに観た、あるドキュメンタリーの中に出てきた言葉なんですが・・・「自分が本当にやりたいことを見つけたら、それに向かって自分を充実させなければいけない。」という言葉を贈りたいですね。感性豊かな人間に、色んな価値観を受け入れられる人間になってほしい

 私自身も色んな経験をした人でありたいから、自分を充実させるために、勉強以外のこともしてきました。視野を広げたかったから、アメリカへいっていろんな人と出会いました。ボランティアもいっぱいしましたね。ボランティアは無料で勉強できる良い機会です。もちろん本もたくさん読みました。目指すのは教員採用試験合格ではなく、良い教師になること。そのためにすることは自然と試験の勉強になっていると思います。続きを読む・・・
posted by 教師インタビュー at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 小学校教諭

2009年03月05日

学童保育の「お母さん」(後編)

後編は、学童保育の少しだけ深い部分にも踏み込みます。

イ:学校の先生とお話しする機会はありますか。

 あります。ちょっと暴力をふるいやすい子どもなどは、親よりもまず学校の先生に相談しますし、宿題が出来ない子についてもたまに相談します。学校の先生から様子を見てほしいと頼まれることもあります。
 以前、身体的にちょっと心配な子がいて、保護者に相談するのもすごく気を遣ったので、まずは学校の先生に相談しました。そうしたら先生も心配だったようで、相談してよかったなと思いました。普段の生活にかかわるようなことは、学校生活よりも学童の方がより気がつきやすいみたいですね。それだけ、学校での様子と学童での様子が違うということもあるんです。

イ:なぜそのような違いが出てくるのでしょうか?

 子どもたちは家では親に気を遣ったり、「〜じゃないとだめ!」という風に考えたりしてしまいます。教室では、評価があるため、ありのままの自分を出せていないことが多いのではないでしょうか。うちの学童では、親や先生に対する気遣いがいらないから、ストレスから解放されて、ありのままを出せます。学校と家と学童で態度があまり変わらない子もいれば、全然違う子もいますね。そういう違いがなくなってくれれば、それがいちばんいいんでしょうけど・・・。
 子どもの言葉づかいが悪くて、何度注意してもやめなかったときに、「お母さんに言うで!」と言ったら、すごく嫌がって、すぐ辞めるんです。それは、お母さんがすごく怖い人だと思っているからなんですよね。家では言葉づかいを気にして生活しているけど、学童では気を遣う必要がないので、そういうことがよく起こってしまうんです

イ:では学童ならでは、ということは何かありますか?

 おもちゃやおやつでしょうね。特におやつのときは楽しそうにしていますよ。私たちも子どもたちの反応が見たくて、「どんなん食べさせたろう。」って考えながらおやつを探しています。スナック菓子よりも、ちっちゃなプチヌードルとか肉まんとかゆで卵のような、出来たてのものの方が喜んで食べてくれます。家であまり食べなさそうなものを選ぶようにしています。団子とか餅を使ったおやつなんかは、最近家であまり食べること少ないじゃないですか。最初は戸惑っていても、おいしいと言って食べてくれます。昔は誕生日ケーキをみんなに作らせたりもしたんですけど、今は人数が多くなりすぎてできなくなってしまいましたね。
 クリスマスの飾りつけなんかも、クラブならではと言えるかもしれないですね。理科の実験のようなことをすることもあります。今クラブではけん玉に力を入れていて、クラブに行っている子はけん玉が上手いって評判なんですよ。授業参観の発表でみんなの前で披露したりする子もいます。

イ:けん玉を教えるために指導員が練習したりするんですか?

 特訓しましたよ。大変ですけど子どもたちにお手本として見せたときに「うわー!」って言ってくれたときは嬉しかったです。計画を立てるときは自分も楽しんでやっているかもしれないですね。私は負けず嫌いなので子どもとけん玉で対決したりするんですよ。自分が一番楽しんでるかな。
 全員を前にしていると、一部のふざけている子を注意しているつもりであっても、ちゃんとしている子にもその声が届いてしまいます。それで自分が怒られているわけではないのに怒られている気分になってクラブに来られなくなる子もいて、やっぱりストレスになっているんだなぁ、と思います。指導員は基本的には子どもたちが安全に遊ぶのを見守るだけでいいんだと思いますが、でも、それだけではなく何かを伝えたいという気持ちもあります。

イ:学童の先生とはどういう存在でしょうか?

 うーん・・・2番目のお母さんかな。クラブでは指導員のことを「先生」って呼ばせているけど、本当は先生ではなくお母さんの次のお母さんでいることが望ましいのかな、と思います。子どもって学校にいる大人はみんな「先生」で、呼び方にはそんなにこだわっていないかもしれませんね。大人にとっての「先生」はなんというか、たてまつっているような感じがするので大人に「先生」と呼ばれるのは嫌いなんです。

イ:お母さんというのはどういう感じでしょうか?どのような目で子どもたちを見ているものなのでしょうか?

 小さいうちは危険から子どもを守るという感じです。お父さんとは少し違うかもしれない。病気やケガから守って、生活習慣を身につけて自立していけるように見守る、というような目で子どもたちを見ています。学童では女の先生が多いかもしれないけど、男の先生がいても喜ばれると思います。

イ:学生が学童の指導員として参加することはどう思われますか?

 良いでしょうね。やっぱり若い人は子どもと近いし、あまり怒らないから人気があります。学童では指導員が複数いるので、それぞれの足りていない部分を補い合えるのはいいことでしょうね。そういう点で学校の先生はきついだろうなと思います。私の言っている学童では1つの教室に指導員3人で対応しているので、何かあっても後ろにあと2人いる、と思うと子どもたちにぐっと近づけます。個人的な家庭環境のことについても、1対1では喋ってくれることがあるので。
 教師はかなり引いて子どもたちを見なければならないので、学童とは違うでしょうね。友達がいると話せないようなことも、1対1だとぽつぽつと喋ってくれます。雰囲気も大事ですね。寝転がって話したりもします。子どもたちはどう思っているか分からないですけど、信頼関係が気付けているからかな、と思います。

イ:教師を目指す人にメッセージをお願いします。

 いろんな経験をして友達と繋がっていくことは、教師になりたい人に限らず人として大切だと思います。何かに一生懸命に取り組んだ経験は、子どもに何かを伝えるときにとても大事です。例えば子どもが何か差別的なことを言ったときに、先生が顔を赤くして怒ったりしたら、理屈は分かっていなくてももう絶対言わないと思うとか。信頼関係はもちろん必要ですけど、理屈を言って聞かすよりも必死に訴える方が子ども達には伝わりやすいんじゃないかと思います。

イ:学童の先生をするにあたって、今までもっとやっておけば良かったことはありますか?

 いっぱいありますよ。今まで何にもしてないですから。ただ今の自分のままでいいと認めてはいるんですけどね。特に、自分が楽しかったり、人を楽しませる経験をしておけば良かったとは思います。そういう経験があれば子どもたちに何かしようと思ったときにもっと楽しませることができますよね。今、とても子どもたちに楽しんでほしいと思っているんですが、どうしても気恥ずかしくなってしまうんです。だから、キャンプファイヤーのスタッフみたいな人を楽しませて自分も楽しいっていう経験をしておけば良かったな、と思います。

○インタビュアーの声

 今回、メインでインタビュアーをさせていただいて、かなり緊張しました。私も現在学童でアルバイトをしているので、先生のお話はとても共感できる部分が多くて、ためになる話もありました。特に印象的だったのは、先生が指導員になるために、実現するまで諦めずに自分でチャンスをつかみに行ったという話です。チャンスはいつどこで転がっているか分からないから、常に周りの人たちにやりたいこと・夢を語ること。それがとても大切なことだということを先生のお話から学びました。
 「単に子どもが好きだから、子どもと居ると楽しいから」ではなく、そこから一歩踏み込んで「子どもに何かを伝えたい!」という思いを持って日々子どもとかかわる。そのために、子どもに何かを伝えられるだけの経験を積んでおくことが大事なことなんだと先生から教えていただきました。私もその言葉を忘れず、これからたくさんの経験を積んでいきたい、と思ったインタビューでした。
(大阪教育大学2回生) 

 今まで学童保育に関わったことのない私にとって、今回のインタビューでは多くのことを学ばせていただきました。子どもたちが関わる大人の中で親とも教師とも違う、ありのままを出せる指導員の役割は大きなものだと思います。お話の途中で先生が涙を浮かべられる場面もあり、聞いているうちに先生の指導員としての情熱や子どもたちへの愛情がふつふつと伝わってきて、こちらも熱い気持ちになりました。学童保育の指導員をしておられる方のインタビューは初めてだったのでとても新鮮で、いつもとは違った角度から子どもたちの姿を見ることができ素敵なインタビューになったのではないかと思います。
(大阪教育大学1回生)
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学童保育の「お母さん」(前編)

今回は、学童保育の活動を行われている先生のお話をうかがってきました。

イ:先生は、なぜ学童保育の指導員になろうと思ったのですか。

 子どもの頃は、学校の先生というのはむしろ避けていた道で、この仕事をやる前もずっと専業主婦でした。ところがPTAや子ども会の役員をしていた時に、自分の子どもだけでなく、他の子どもと関わることが面白いと感じるようになったんです。
そんな時、自分の子どものクラスが学級崩壊に陥って、学校側が積極的に授業を見学できるようにしたので、私もよく授業を見に行っていました。ある日、授業中に子どもの間でトラブルが起きました。私がその子たちの間に入って問題を解決したんですが、そのトラブルがあったことをクラスの全員の前で話したくなったので、担任の先生に許可をいただいて子どもたちの前に立ったんです。
 その時、子どもたちのエネルギーや好奇心に満ちた目が、いっせいに私に向けられたんです。もうしびれました!私の話を、こんなに大勢の子どもたちが真剣に聞いてくれることにとても感動したんです。いまさら学校の先生になることはできないけど、こんな風に、多くの子どもと関わる仕事がしたい!!と思いました。それが、一番初めのきっかけです。
 それから、学童保育の指導員を募集していないか探したのですが、どこかの「つて」がないとなかなかそういう仕事に就けませんでした。それでも、絶対この仕事に就きたい!という思いがあったので、運営委員さんや関係者の方々に私の名前を売り込むことにしたんです。それから約2年間、ついに隣の校区にある学童の指導員になることができました。指導員になりたい!と思うようになったときは、自信がなかったので周りになかなか言えませんでしたが、それでもやりたくて、自分を売り込んだからこそ、チャンスが手に入りました。本当にやりたいことがあるなら、どんどん周りに言っていくべきだと思います。

イ:どうして2年という長い期間、その思いを持ち続けることができたのですか。

 あの教壇に立った時の印象は、かなり強烈だったようで、「わたしは、この仕事をするために生きてきたんだ!」と思うほどの刺激があったから、2年間も思いを持続させることができたんだと思います。

イ:では、実際に指導員になってから、やりがいを感じたことはありましたか。

 「やりがい」というような、特別な何かよりも、とにかく毎日が楽しくて仕方がないですね!子どものメンバーは毎日同じでも、話をする内容は毎日違うわけだし、学童の中は2つ部屋があるので、どちらに誰が来るかもわからない。いろんな子どもといろんな話ができて、楽しいですね。

イ:普段の保育の中では、何をしていますか。

 子どもと一緒によく遊びますね。私は負けず嫌いなので、鬼ごっこも鉄棒も受けて立ちます(笑)指導員体制が少ないときは、子ども全体を見るために遊びに夢中になることはあまりありませんが、とにかくよく遊んでいます。こちらで遊びを企画して、児童全員を巻き込んで遊んだこともありました。

イ:子どもにとって、学童とはどんな存在・場所であると思いますか。

 私の行っている学童は、学校から帰ってきたら「ただいまー!」って言って、指導員が「おかえり!」って言う場所なんです。学童は家ではないけれど、家みたいに畳やカーペットもあって、学校での緊張を取り除いてほっとするような場所でありたいと思うんです。でも実際のところは、人数が多いために、子どもたちにとっては別の緊張を与えているかもしれないことも事実です。

イ:日々の保育の中で、子どもの様子の変化を感じた時はありましたか。


 自分で片付けや整理整頓ができるようになった時や、友達と上手に遊べるようになった時でしょうか。子どもだけでけんかの仲裁をしているのを見た時も、たくましくなったなぁと感じました。年齢が上がって気持ちも成長するからなのでしょうし、指導員のやり方を観察して学んでいるんだと思います。
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2009年02月24日

日本を創るための教育 後編

今日の先生  K市立小学校教諭





「日本を創るための教育」インタビュー後編です!後編では,先生がプロとして心がけていることや先生のこれからについてお話してくれています。

イ:では、プロとして心がけていることは何でしょうか。

先生:これは教員を目指す人たちへのメッセージでもあるので、よく聞いてくださいね。プロとは、その仕事でお金をもらっているのだから、「すごいな」と尊敬される存在で無いといけない。今、教員免許は掃いて捨てるほどあります。保護者の方で教員免許を持っている方もたくさんいます。下手な授業をすれば「先生、変わったるで!」なんて言われることもあります。

学歴が自分より高い人がたくさんいる。その人たちにもすごいと思わせないといけない。それには、最低限必要な学力、そして指導力で勝負しないといけない。まず、学力に関して、最低限というのをどこに設定するかということですが、採用試験を突破しても至らなさを感じることがあります。例えば、学級通信などの手紙で漢字が間違っていたらどうですか。私は、社会に出て恥ずかしくない程度の学力は必要だと思います。
 
次に、指導力について。家では出来ないようなことをして「ありがとう」と言ってもらえるような指導技術を身につけているのが、プロの姿だと思います。
私は自分の思想を押し付けることはしません。「〜しないといけない」と押し付けたくないんです。だから、色んな考えがあって、「それもいいよね」と受け止める。子どもたちにも、色んな背景を考えることが出来る人に、よく考えて行動できる人になってほしい。
私は、子どもたちに
「みんなどう思う?」
「今は静かにするときじゃないかな?」
「僕の話は聞くに値しない?」
と問いかける指導をします。そして「僕好みに育てているわけではない」と子どもたちにも言います。何が正しいということじゃなく、「私はこう思うけど君はどう?」という視点をお互いに持つことを大切にしたいですね。

イ:国を創るというお話がありましたが、今の日本に必要なのはなんだと思いますか。

先生:国民の義務を果たすこと。そして、それを大事にできる子どもたちですね。そのためには、子どもたちには大事にされたと思う経験をさせてあげたいですね。

 子どもたちに選挙のことを話すこともあります。1票の大切さや、無記名投票と選挙に行かないことの違いを教えたりします。あと、明るい未来の手立てを少しでも見せてあげたいですね。
 だから、地球温暖化に対する教育をすることもあります。子どもたちに声を大にして言うのですが、節約するだけではだめ、明らかな無駄を省くために人間は素晴らしい技術を持ち、道具を生み出せるということを伝えます。技術の進歩は新聞や広告にも含まれていますよね「○%エコ」という具合に。
 
教材研究のためにパナソニックに行って、どのくらい進歩しているのか実際に教えてもらったこともあります。やはり、地道な進歩がありますね。それを子どもたちに伝えるとみんな感心します。
あと、理科嫌いが減ると、科学の進歩に寄与するかもしれないから授業も気をつけないといけないね。

イ:では、先生の今後の目標は?

先生:後進の指導ですね!若い先生が延びてくれないと困る。自分好みで指導するのではなく、商売度外視で働いてくれる先生になってほしい。子ども自身を伸ばす先生になってほしいですね。そのために私は若い先生と一緒になって、指導案の検討をしたり、教材研究のために旅行に行ったりしています。

イ:教師とは何だと思いますか。

先生:私は自分自身で「教師」とは名乗りたくないんです。「師」とは相手から見て初めて「師」であると思うので。なので、教員とはという視点で話させていただきます。
教員とは飽くなき努力を続ける人であり、職業である。これだけやったら終わりということは無いんですね。中には古いノートをいつまでも使いまわす教員もいますが、毎年子どもは変わります。だから、それに合わせた授業を行いたいですね。

イ:やはり、時代の変化にも対応することが必要ですか?

先生:その通りですね。ニーズはどんどん変わっていきます。携帯でもファッションでも同じでしょう。あと、私はもう説明できないことはまかり通らない時代だと思っています。「○○だからいいか」ということはもう通じない。時代の変化に対応を!
 それと、教員は一定の枠、法律の中でオリジナリティを出さないといけない。だからこそ難しくもあり、楽しくもあります。

イ:では、最後に教師を目指す方へメッセージをお願いします。

先生:頑張って教員採用試験に合格してください!その後の面倒はみてあげます。そして、社会に出て恥ずかしくない、経験、態度、学ぶ姿勢、礼節を身につけて欲しい。特に礼節はいつまでも忘れないようにしてください。最後に、人の気持ちに敏感になって、職務に敏感になってほしいですね。
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2009年02月23日

日本を創るための教育 前編

今日の先生 K市立小学校教諭




今回は,K市立で小学校をされている先生にインタビューさせていただきました。
前編では,地域連携教育のこと,授業作りのことについてのお話です!


インタビュアー(以下:イ)
先生が勤められている学校ではキッズベンチャーという取り組みがなされていますが、地域連携教育の魅力とはなんでしょうか?


先生:1つは子どもにとって魅力があること。もう1つは地域が力をつけることですね。今まで、地域を教育するということに関しては、学校はあまり意識しなかったのですが、キッズベンチャーという取り組みを通して、地域が伸びるなということを実感しました。そして、子どもにとっては新鮮で刺激になりますからね。
やはり、先生にも限界があります。そこで、ゲストティーチャーを招くこともありました。今までのゲストティーチャーとの関係は技術の提供のみで、より良い人間関係を築くということは難しかった。けれど、キッズベンチャーは長期の取り組みだったので、ボランティアの方と子どもが雑談出来るほどに、世代を超えた良い人間関係が築くことができました。技術の提供という、当初期待していた以上のものが出来ました。また、人間関係を築くことを目的としていた取り組みが浅はかだったなと思わされました。子どもにとって、新鮮な気持ちで臨める学習の機会になって本当に良かったと思っています。

それに、ひとたび人間関係が築けると継続しますよね。地域の人が授業を見に来てくれたり、道で声をかけたりしてくれる。そうなると、知り合いの人の顔が浮かんで、子どもも悪いこと出来なくなっちゃいますよね。出会って、関係が継続していくこと、これこそが子どもにとって良いところなんです。

そして、雑談ができると言うことは地域文化の伝承につながります。廃れると思った文化が継承される可能性がある。キッズベンチャーで正月用品の店がありました。そこでは商品を作りながら、子どもがボランティアの方の話を聞いて、お正月の文化について勉強しているんですよ。「これ大事やな、おばちゃん」って具合に。もしかすると、国分地区で長く受け継がれていたことが継承されて、地域が力をつけるかもしれない。
技術提供という目的外のところから、自然と人間関係が形成され、学びが生まれる。これは教師だと、距離が近すぎて難しくなるんですよね。ボランティアの方がほどよい距離でいてくれるからこそだと思います。

イ:先生が持つ、育てたい子ども像というのは何でしょうか?

先生:まず、わかってほしいのが,教員を目指す理由として「子どもが好き」だけというのは残念です。それは誰にでもいえますし、それだけなら他にも職業の選択肢がありますよね。私が常に念頭においているのは2つあります。1つは個人個人が幸せになること。それには仲間作りであったり、コミュニケーション能力であったり、学力であったり、いろいろな力を伸ばす必要がありますが、全ては幸せになってほしいためです。2つ目は国を創る人間を創る。グローバル社会において、国にとらわれているのはどうかと思うけど、日本人として日本の文化を継承し、日本の国を創る人間を育てるというのが私の持つ子ども像ですね。

イ:普段の教科学習においても、このことを意識しておられるのでしょうか。

先生:もちろん!漢字1つが、幸せかどうかを分けることがありますからね。

イ:どのように、子どもたちに説明するのでしょうか?

先生:入試を例に取ることもありますね。「試験のときに、漢字1つ間違えたから合格できなかったら嫌だよね?」という具合に。理科も社会も算数でも同じです。色んな例を挙げます。「災害が起こったとき、どうするんだー。君は生き延びれるのか?」みたいな感じに遊びながらも真剣にします。子どもの興味を引くために、題材選びも真剣に選びます。

イ:勉強は何のためにするのかを子どもたちに聞かれたらどう答えますか?

先生:出来るだけ、勉強が必要なシチュエーションを子どもたちに考えさせます。確かに、生活に全く必要の無いものもあるかもしれない。けど、みんな好奇心がありますよね。この好奇心が関心・意欲につながるんだと思います。子どもの好奇心のどこがくすぐられるかわからないけど、役に立たないかもしれないけど、「おもしろそうやん!」と提示する。そのために、題材選びと同様に、提示の仕方も工夫します。

これは、マグロを釣るときの釣り針です。
すごく大きいでしょう。マグロを獲るときはこれを2500本つけた、120キロの延縄を使うんです。これを子どもたちに見せると
「エサは?」
「長さは?」
「値段は?」
「めっちゃ大変やん!」
という風に、どんどん教科書に無い広がりが生まれます。マグロに打ち込まれていたこの銛も同じように、子どもの興味を引きましたね。

 他にも、実験室でアルコールランプのアルコールを、わざと机にこぼして火をつけたこともあります。危ないと思うかもしれませんが、実験室の机は耐火性があるので燃えません。火も段々と小さくなって最後には消えてしまいます。これは安全指導にもつながりますよね。これも、教材研究の一つです。指導要領の改訂などで教えることは減ってしまいましたが、工夫次第で好奇心をくすぐるように教えることは可能です。

posted by 教師インタビュー at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 小学校教諭