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1/29 働きたい!に応えられる社会へ!障害者職域開発推進シンポジウム[2011年02月01日(Tue)]
2011年1月29日(土)

働きたい!に応えられる社会へ!障害者職域開発推進シンポジウムが
龍谷大学アバンティ響都ホールにて開催されました。


これまで障害者職域開発推進事業では、

@京都の企業における障害者雇用に関するアンケートの実施

A企業の職域開発支援のための研究会・公開セミナー開催
(平成22年9月〜12月、公開セミナー3回、研究会6回開催
→セミナー・研究会の詳細については本ブログで全てご覧いただけます)

といった取り組みを実施してきました。


そして、それらの調査・研究成果を社会に還元すべく、
今回のシンポジウムが開催されました。

当日までに企業・福祉・医療・教育等、様々な分野から
370名を超える参加申し込みをいただいたことからも、
本シンポジウムへの社会的関心の高さがうかがえます。


■開場

12時の開場とともに、ぞくぞくと人が会場へ。

京都の企業が取り組む障害者雇用のポスター展示にはたくさんの人だかり。
15社の雇用状況の展示、5社の実習風景の展示がロビースペースで行われました。


13時30分開会となり、まずは門川市長よりご挨拶をいただきました。
会場の席は満員です。


■第1部:基調講演

マイクロソフト株式会社 人事本部採用グループ HRスペシャリスト
木原暁子氏より「マイクロソフトの障碍者〜障碍者が行う障碍者採用とマネジメント〜」と題し、
ご講演いただきました。

前職では、人事派遣会社にて、約3,000人の面接や営業所の管理運営を行う営業所長として勤務。
手術がもとで全盲の中途障碍者となるが、
就労復帰の意思が強く、2006年にマイクロソフト株式会社入社。
採用担当として、マイクロソフト社独自の障碍者採用プログラム「ITラーニングプログラム」、
社内環境の向上のため「Windmill」プロジェクトの企画・運営をされています。

入社当初は慣れないことが多く、働くことへの不安ばかり…といった苦い経験も
お話ししていただきましたが、木原さんの現在の姿は、自信に満ち溢れていました。
現状に屈しず、常に新しい道を切り開いてこられた姿勢には圧巻です。


■第2部:取組報告

@障害者職域開発推進事業について、
龍谷大学短期大学部教授の加藤博史氏より、

A企業による障害者雇用プラン案を
オムロン京都太陽株式会社 代表取締役社長 梶原誠一氏と、
京都府再資源化事業協同組合 理事長 中谷 延幸氏より、

B京都の企業における障害者雇用に関するアンケート結果を
京都府商工労働観光部総合就業支援室 参事 水田須美男氏より、

ご報告いただきました。

Aの発表者の梶原氏と中谷氏は、
障害者職域開発推進事業の研究会を通じて、
新たな職域開発への取組みを進めておられます!

革新的な障害者雇用スタイルの発信の場となりました!

■第3部:パネル・ディスカッション

NPO法人障がい者就業・雇用支援センター理事長 秦政氏司会のもと、
本日の基調講演者の木原氏、フリーランス・ジャーナリストの高嶋健夫氏、
日本新薬株式会社人事課長の本間浩司氏によるパネルディスカッションが行われました。


【パネル・ディスカッションの様子】



障害者雇用における先進的企業が全国的に広がりつつあること、
今後ますます社会的価値が求められる時代へとなっていくのでしょうね。

大企業だけでなく、中小企業からまちの小さいお店にとっても、
また、障害を持つ方にとっても、
いろんな可能性を感じられたシンポジウムだったのではないでしょうか。

みなさま、本当にありがとうございました。

Posted by インサイト at 15:59 | シンポジウム | この記事のURL | コメント(0)

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