• もっと見る

Main | 公開セミナー »

<< 2011年02月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
カテゴリアーカイブ
最新記事
12/17 第6回研究会その1[2010年12月24日(Fri)]
12月17日(金)第6回研究会を開催いたしました。


最終回となる今回は、これまでの研究会での内容を踏まえ、
参加企業および福祉施設の担当者様に、
障害者雇用に関する研究成果を発表していただきました。

1人あたり発表時間10分、質疑応答3分のプレゼンテーション。
それぞれの発表を共有し、質疑応答にも参加していただき、
全員参加型の発表会になりました。


今回発表してくださった9社と1事業所の
盛り沢山な発表内容をご紹介いたします。(発表順)


発表@【株式会社川島織物セルコン】

研究テーマは「障害者雇用の推進」

現在働いている障害者の高齢化や、早期退職に伴い、新たな雇用対策が課題に・・・。
社内アンケート等を実施するなど、
これまでの工場内での業務だけでなく、一人ひとりに合った雇用展開をめざし、
能力開発や職場の適応について今後も継続的に研究予定。

<発表者:人事総務部 上席主管 武部 吉輝>



発表A【株式会社京都高島屋】

研究テーマは、「障害を持つ従業員の仕事や職場に対する満足度の向上」

繁忙期に追われる百貨店では、慣れるまでが大変な業務が多く、
障害を持つ従業員が精神的に不安定となり、体調を崩すケースが発生。
個人面談や座談会を開き、社内全体で障害を持つ従業員の支援体制の強化を目指す。

<発表者:総務部人事グループ 人事担当係長 中村 允美>




発表B【株式会社ジーエスユアサエージェンシー】

研究テーマは「知的障害者の業務開発」

親会社の特例子会社であるジーエスユアサエージェンシーでは、
業務拡大に伴い新たな障害者の雇用を予定。
予測される新規業務や既存業務の増加をシミュレーション。
知的障害を持つ就業希望者を実習雇用できる仕組みづくりのために、様々な雇用制度を検討中。

<発表者:取締役社長 大口 孝雄>




12/17 第6回研究会その2へつづく・・・

Posted by インサイト at 15:10 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

12/17 第6回研究会その2[2010年12月23日(Thu)]
引き続き、発表内容レポートです。


発表C【日本新薬株式会社】

研究テーマは「雇用の可能性を探る雇用実習」

日本新薬では、支援学校と実習生受け入れ企業の連携を必須とした実習制度を数年前から導入。
障害者の採用が増加につながった実習制度をさらに充実させることで、今後の実習期間における個別指導や社会的能力をレベルアップ。
法定雇用率だけでなく、障害を持つ人も自分の役割を実感できるような職場づくりをめざす。

<発表者:人事課 課長補佐 山元 孝子>




発表D【オムロン京都太陽株式会社】

研究テーマは「精神障害者の職域拡大」

オムロン(株)と(社福)太陽の家の共同出資により
障害者が働ける場所として設立されたオムロン京都太陽。
身体障害者に比べて、業務が限られている精神障害を持つ現従業員の適正を洗い出し、分析。
無理だと思われていた作業への対応能力や可能性を見出す。職場での育成・サポート体制の更なる強化に取り組む。

<発表者:代表取締役社長 梶原 誠一>




発表E【有限会社グラン・ブルー】

研究テーマは「就労継続支援A型事業所の立ち上げ」

現在障害を持つ従業員とともに、訓練生を常時受け入れてきたグラン・ブルー。
訓練では、就労につながらないケースも多い。
研究会を通して得た企業と福祉の連携という視点。
働くことの喜びを求めている人たちと地域全体を巻き込んだ複合型の「就労継続支援A型事業所」設立をめざす。

<発表者:代表取締役 石井 雄一郎>




12/17 第6回研究会その3につづく・・・

Posted by インサイト at 16:05 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

12/17 第6回研究会その3[2010年12月22日(Wed)]
引き続き、発表内容レポートです。


発表F【有限会社ビーオブエス】

研究テーマは「楽しい人材が障害者、健常者問わず集まれる会社づくり」

障害者における厳しい就労の現状・・・
ビーオブエスは、身体障害者の移動サポートから発足し、
身体障害を持つ人の雇用を推進してきた一方で、
企業側が積極的な障害者雇用に取り組んでいない限り、就労先とのつながりがない状態は改善されないまま。
中小企業の障害者雇用体制の連携・強化をめざし、就活支援の現状を調査中。

<発表者:代表取締役 塩谷 隆好>




発表G【有限会社ぐるーぷカムカム】

研究テーマは「障害者の多様な雇用スタイル」

社会福祉施設と連携し、アクセサリーや食品を扱う事業をネットショップに展開。
それに伴う業務と障害者雇用をつなげるとともに、
就労困難な障害者一人ひとりに合った雇用スタイルを提供できるよう、社内教育システムを構築。
心が豊かになるモノ・サービスを創造、提供することをモットーに、
重度障害やひきこもりなどの心の病を抱えた人たちの就労支援を計画中。

<発表者:代表取締役 中西 明子>




発表H【京都府再資源化事業協同組合】

研究テーマは「障害者雇用を目的とした新規事業開発」

これまでの研究会では、廃棄物の適正処理、再資源化を目的とする事業に対し、
障害者雇用をどう切り出すかを検討を重ね、再資源事業のあらゆる業務を洗い出す。
新規事業として障害者雇用につながるペットボトル資源を使用した作業に着目。
新しい商品・サービスを独自に開発することで、
全く新しい障害者のための職域創出に取り組む。

<発表者:理事長 中谷 延幸>




12/17 第6回研究会その4につづく・・・

Posted by インサイト at 16:28 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

12/17 第6回研究会その4[2010年12月21日(Tue)]
引き続き、発表内容レポートです。


発表I【社会福祉法人京都ライトハウスFSトモニー】

研究テーマは「視覚障害者の職域拡大」

視覚障害に対する偏見などからなかなか理解を得にくい一般企業・・・
ヘルスキーパーやマッサージ師といった伝統的職種だけでなく、
期待される職種である事務職やIT関連等に必要なビジネスパソコンスキルの講習・訓練を実施。
個々の高い能力、障害特性に対する社会や企業の理解を深めていける活動の強化に取り組む。

<発表者:小谷 泰政>






発表後の講評では、
秦氏(障がい者就業・雇用支援センター理事長)より

「事業として展開していける収支計画は大切だが、
従業員にとってのやりがい、職場での働きがいを常に考えていってください!」
と熱いメッセージをいただきました。

最後に、関原氏(株式会社インサイト代表取締役)から、

「色んな段階にある企業、事業所で、今後もそれぞれのテーマをぜひ継続して取り組んでいってください」
と期待を込めた言葉がかけられました。


約3カ月という短い期間で仕上げたものとは思えない、内容の濃い発表会となりました。


また、「今回の研究会だけで終わってしまうのはもったいない!」との声から、
今後も定期的にこのような場をつくろうということになりました!
(懇親会で大いに盛り上がった結果です・・・!)

みなさんの研究テーマがさらに深まっていくのかと思うと、本当に嬉しい限りです!

また、2011年1月29日(土)龍谷大学アバンティ響都ホールにて、
「障害者職域開発推進事業」による、
調査・研究成果と参加企業等による検討成果を社会に還元し、
企業等における障害者雇用の拡大を図る契機とするため、シンポジウムが開催されます。

申し込み等詳細はこちらよりご覧ください。


研究会にご参加いただいたみなさま、本当にお疲れさまでした!

Posted by インサイト at 17:23 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

11/26 第5回研究会[2010年11月26日(Fri)]
11月26日(金)第5回研究会を開催いたしました。
今回は30分ずつの個別相談会です。

障害者雇用に関する事業計画を実現するために、
具体的な内容を詰めていく話し合いを2つのブースで行いました。

【個別相談会@】


各企業、事業所の背景や現状を共有した上で、
担当のコンサルタントからは、
先進事例や就労制度の情報提供、ネットワークの紹介等、
様々なアドバイスや次につながるヒントが。

【個別相談会A】


はじめは自分たちにできるのか不安を口に出されていた方も、
「やります」と決意を固めておられました。
すでに具体的に動き出している方は、次のステップを踏み出しています。

【個別相談会B】


次回12月17日はいよいよ研究発表会。
発表時間10分、質疑応答2分で、これまでの研究会の成果をプレゼンテーションしていただきます。

Posted by インサイト at 14:39 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

11/12 第4回研究会[2010年11月19日(Fri)]
11月12日(金)、第3回公開セミナーに引き続き、研究会を開催いたしました。

障害者雇用について各自でゴールを設定し、それに向けての方向性や課題を考えた前回の研究会。
今回は、次のステップとして、雇用・事業計画の立案を進めていきます。
それぞれに配られた「研究報告書」というタイトルの用紙に、「背景・想い」、「目的」、「手法」、「内容」といった手順に沿って、行動計画を書き込んでいきます。

個別のワークショップの時間を利用して、参加企業・事業所ごとの相談会も行いました。まずは、担当のコンサルタントと、それぞれの思いや課題の洗い出しから。その後、先程の公開セミナーを受け、「あれは使える!」といった活用できる雇用制度を盛り込みながら、事業計画を具体的にしていきました。


【個別相談会の様子@】


【個別相談会の様子A】


【個別相談会の様子B】


個別相談会は次回、事業計画の実現可能性についての議論をさらに深めていきます。
次回の研究会は、11月26日(金)です。

Posted by インサイト at 11:06 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

10/22 第3回研究会[2010年10月24日(Sun)]
10/22(金)公開セミナーに引き続き、研究会を実施いたしました。

まずは、先程の公開セミナーのお話を受け、感じたこと・気づいたこと等を、第2回研究会で行ったワールドカフェ形式ワークショップで共有しました。
先程の講演内容が大きな刺激となり、「企業と福祉の垣根なんてない!」「障害者の可能性を戦力として引き出す!」等、新しい雇用の創出への意欲を感じさせる意見が続々と出ました。

【ワールドカフェの様子】



その後、障害者雇用・就労パターンの特徴を説明・参考にしてもらいながら、本研究会でのテーマ設定と企画を各自で作成していただきました。理想のゴールイメージを元に、AIというワークショップによる手法を用いて、今後の行動計画を立案していってもらいます。

【テーマ設定と企画作成】

時間が短く、途中になってしまった方もいらっしゃいましたが、次回の研究会へつなげていっていただきたいと思います。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

次回は、11/12(金)に第3回公開セミナー・第4回研究会が開催されます。

Posted by インサイト at 15:27 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

10/8 第2回研究会[2010年10月12日(Tue)]
10/8(金)現場視察ツアーを開催しました。

障害者の働く現場を視察し、経営幹部との意見交換会という本ツアー。
障害者雇用の秘訣を探るべく、京都からバスで向かうは、
(株)ダイキンサンライズ摂津さんと(株)かんでんエルハートさんです。

まずは、視察1社目の(株)ダイキンサンライズ摂津へ。
ダイキン工業の特例子会社として1993年に設立された(株)ダイキンサンライズ摂津では、機械部品の製造・組立など高度な技術を要する業務に、人員構成の9割を占める障害者が従事しています。

【(株)ダイキンサンライズ摂津】


広い工場内では、障害者の方たちがそれぞれの持ち場で機敏に働く姿に圧倒されるのと同時に、作業方法の改善や能力向上への取り組みが随所に見られました。新しく導入されるデジタルピッキングラインでは、業務内容の視覚化により障害者の職域の拡大・レベルアップにつながります。

【導入予定のデジタルピッキングシステム】


工場内を視察後、経営幹部との意見交換会が行われました。
特に、採用や適正などの雇用管理のお話は、今後の障害者雇用にとって大いに参考になるとあって、参加者から次々に質問が飛び交いました。


ダイキンサンライズ摂津社長と工場長が繰り返しお話しされていたのが、
「障害者だからといって特別なことはしていない」、
「採用ポイントは健常者と同じ。障害者ということはあまり関係ない」ということ。
その言葉から、「障害者自らの努力と相互協力により、経済的自立をめざす」というダイキンサンライズ摂津のモットーが感じられます。


続いて一行は、(株)かんでんエルハートへ。
関西電力の特定子会社として1993年設立された(株)かんでんエルハートでは、親会社の電気事業の職種枠を超えて多彩な事業を次々と展開することで、あらゆる障害者の職域開拓に取り組まれています。

【(株)かんでんエルハート】


施設内を案内していただきながら、あらゆるところにバリアフリー設備への工夫が見られ、
参加者から「なるほど〜」という感嘆の声が多くあがりました。
また、意見交換会では担当の方から、物理的なこと以外の職場環境づくりの大切さについてもお話をいただきました。

現場でないと気づけないこと、見えないことがたくさんあります。

【握力の弱い人でも開閉しやすい出入口扉】
 
 
【最寄り駅まで続く点字ブロック】


現場視察ツアーにご協力いただきました(株)ダイキンサンライズ摂津さま、(株)かんでんエルハートさま、本当にありがとうございました。
次回は、10/22(金)です。第2回公開セミナーと第3回研究会と同時開催いたします。

Posted by インサイト at 10:11 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

10/1 第1回研究会[2010年10月06日(Wed)]
10/1(金)14:30〜17:30 コープイン京都にて、第1回の研究会を開催しました。

まずは、自己紹介&前回の公開セミナーで印象に残っている一言をご発表頂きました。
障害者雇用に対する皆様の状況・お考えをまずは共有、です。

【自己紹介タイム】


続いて、ワークショップ。ファシリテーターは船井総研の石田和之氏。

石田さんの感動的なプレゼン、はすごかった。
はたらくとは何なのか、障害者雇用することによる好循環サイクルとは何なのかが体にしみ込んできます。

【石田さんプレゼン】


そして、石田さんのファシリテーションによるワークショップ開催。
ワールドカフェというアイデアが創発される手法を用いて、みんなで「障害者雇用10の要諦」を考え出す。テーマは「どうすれば障害者の能力を120%引き出すことができるのか?」

皆様の議論は真剣そのもの。時に笑いもありながら、充実した、あっという間の3時間でした。

【ワークショップの様子】





その後、懇親会を開催して、さらに、研究会メンバーで交流を深めました。

次回は10/8(金)、現場を感じるために、特例子会社2社を視察します!

Posted by インサイト at 17:35 | 研究会 | この記事のURL | コメント(0)

プロフィール

インサイトさんの画像
インサイト
プロフィール
ブログ
リンク集
https://blog.canpan.info/insight/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/insight/index2_0.xml