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お前は欧米か!? [2010年04月15日(Thu)]
 もう既に古くさくなってしまった感のあるギャグであるが、ご存知タカアンドトシの決め台詞である。お茶の間に大きな衝撃を与えた面白いギャグである。何故、こんなにも大きな反響を生んだのかというと、今の日本人が抱えている問題・課題を浮き彫りにしたからではないだろうか。日本人として大切に守らなければならない文化・言葉・精神などを捨ててしまい、あまりにも欧米化してしまっている自分たち日本人を揶揄するこのギャグは、自虐的に受け入れられたと見る向きもあるだろう。

 今欧米において、日本の素晴らしい文化・慣習が取り入れられている。特に、欧米の上流社会における日本の食文化を取り入れる動きは、加速度的に増しているという現実がある。健康ブームやエコ意識を反映しているせいもあるが、和食的な食事が大変に人気である。日本人の食事が欧米化していて、一方、欧米では日本の食事が人気を博しているというのは、あまりにも皮肉である。寿司、てんぷら、味噌汁などは既に欧米で市民権を得ているし、その他の本格的日本料理も取り入れられていて、ニューヨークなどでは懐石料理が大人気だという。

 さて、そんな食文化の動きによって、とんでもないことが起きているのである。つまり、欧米では日本食のエッセンスを取り入れる食事になっているので、癌などの生活習慣病発症が低減化しているというのである。ところが、逆に日本では欧米化した食事によって、癌などの発症が増加しているのである。であるからして、以前は日本の癌などの発症率が欧米よりも低かったのに、完全に逆転しまったというのである。これは由々しき問題であろう。

 日本の食文化が欧米化したのには、いろいろな理由がある。一番の理由は、第二次世界大戦後の占領下において、米国の食物輸出戦略によって学校給食がパンと牛乳にされてしまったことであろう。ある意味では謀略により、子どもの間違った食育がなされたと見るべきである。そして、一度動いてしまった車輪は止められず、今は肉食・粉食が主流の食事になってしまい、スナック類もジャンクフードになってしまった。若者たちの嗜好は、完全に欧米化してしまったのである。

 そんな日本の伝統的食文化が若者たちの間ですたれて、何が起きているかと言うと、その影響は計り知れないものがある。一つは癌などの生活習慣病予備軍を大量に生み出しているという事実である。高脂肪・高タンパク質の食事は、中高年になった時に最悪の結果を生む。また、肉食中心の食事は自律神経や性格に多大な影響を与え。交感神経優位の自律神経にして、攻撃的性格をも作り上げてしまう。一方では、交感神経が働きすぎて逆転が起きて、免疫システムが破綻して自己免疫疾患が発症している例も多い。

 都会に住んで暮らしたり仕事をしたりしている人々は、つい便利なファーストフードを利用しがちである。コンビニの弁当や牛丼チェーン等の格安どんぶりを食べる機会が多い。都会のスーパーで売っている野菜は、新鮮とは言いがたいし旬のものが少ない。であるから、どうしても地場で採れた旬の野菜で、旨みと栄養がぎっしり詰まったものにはありつけない。当然、野菜の本来の美味しさを生かした料理も食べれない。田舎ならば、近くにある野菜の直売所で、野菜自身が本来持つ甘みたっぷりの新鮮野菜を求めることが出来る。少なくても、日本の食文化がまだ生きている田舎で暮らしたいと思うのは当然である。「欧米か!?」などというギャグが流行らない食生活を目指したいものである。
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