• もっと見る

<< 2026年02月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
地域で子どもを育てる [2010年04月12日(Mon)]
 最近、子どもは地域で育てるという言葉が盛んに使われるようになった。そんなこと当たり前だという人もいるし、家庭教育や学校教育の不備を地域に押し付けるのか、という憤りを持つ人もいるだろう。確かに世の中を見ていると、子どもの教育やしつけがなっていないと感じる光景をよく見かけるし、学校においての学級崩壊や虐めの対応についてのニュースを見ていると、もはや学校の教育現場には、当事者能力が欠如している例が多いようだ。

 つい先日、都会で小学校の教諭をしている友人が嘆いていた。ある自動車の所有者が、学校に対して苦情を申し出たのだという。子どもたちが、自分の車の周りで石ころ蹴りをして遊んでいたという。勢いよく蹴った石ころが車に当たったらしい。傷付いては困るので、子どもたちが車の周りで、石ころ蹴り遊びをしないように指導してほしいというのが、その人の主張らしいというのだ。勿論、学校の管理者は言われるままに、その人の主張を認め、担任が責任を持って指導すると返事したという。

 子どもたちが石ころ蹴りや缶蹴りをして遊ぶのは当たり前であろう。確かに、車を傷つけるような遊びは拙いが、それを制限するのも可愛そうな気がする。ましてや、そういう躾に関わることは、学校が指導することではない。あくまでも、家庭の中で躾として教育するべきであろう。何でも、学校の責任に押し付けるのは如何なものであろうか。ましてや、外で遊ぶことが少なくなっている小学生が、石ころ蹴りをして遊ぶなんてことは、とても好ましいことである。地域で子どもを育てるという主旨に反するように思う。自分が、子どもたちに優しく指導すれば済むことであろう。

 人は、子どもを育てることで多くの気付きや学びをすると言われている。最近は、少子化と言われているので、その学びのチャンスを得られない人も多い。だとすれば、よその子とはいえども、子どもを育てる機会を得ることで、自分自身が変わるチャンスになるのである。であるからして、地域の人々が子どもたちを日本の将来を支える『宝』として捉え、積極的に子育てに関わってくれることを願うばかりである。つまり、共育ちという観点から地域の子育てを支援してほしいのである。今回の石蹴り遊びについても、学校の管理者が、その自動車の持ち主に対して、子育ては地域でするのだから、そういう姿を見かけたら、是非ご指導を賜りたいと伝えると同時に、事故のないような石蹴りを指導してほしいと申し上げるべきではなかったかと思う。

 それにつけても、都会で暮らす子どもたちは可愛そうである。石蹴り遊びさえ、伸び伸びと出来ないのである。いわんや、缶蹴りやかくれんぼなども出来ないし、小川に入って遊ぶなどということは出来やしない。最近白河に移り住んだある母親はこうも言っている。都会に暮らしている時に、自分の子どもがコンクリートの歩道を歩いていて、「あっ、石ころだ!」と叫んだそうである。この言葉を聞いて愕然として、移住を決意したという。都会では、自然体験や伸び伸びとした遊びを経験をさせられない。ましてや、人と人の繋がりが薄い都会では、地域が子どもを育てるなんてことは難しいのだ。やはり、くだんの母親のように、子育てするなら田舎がいいという結論になるのである。
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント
プロフィール

Naturalさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/inakagurasi/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/inakagurasi/index2_0.xml