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4校に1校が学級崩壊?! [2009年11月14日(Sat)]
 東京都内小学1年生のクラスのうち、何と4校に1校が学級崩壊を起こしているというショッキングなニュースが報道された。そして、その学級崩壊を起こしているクラスの担任は、40代から50代のベテラン教師だというから、なおさら驚く。元々小学1年生は、比較的緩やかな管理をしている幼稚園からの入学ということもあり、学級崩壊を起こしやすいということで、ベテランの教師を宛てることが多いらしい。その努力の甲斐もなく、この体たらくということは、学校教育の限界を示しているとも言えよう。

 そもそも、学級崩壊の危機が叫ばれて、いろんな教育施策が取り入れられ、教師たちも各種の指導方法や対処方法を学んでいると思われる。がしかし、その努力が報われていないとすれば、文科省や教育委員会の掲げる各種施策は、的を得ていないものだと断言せざるを得ない。そうした間違いを謙虚に受け止めることなく、家庭教育や幼稚園教育の不備だという原因論に逃げていては、いつまでたっても学級崩壊を食い止めることは出来ないように思う。

 確かに、学級崩壊の原因は一部の子どもたちの家庭教育や幼稚園教育の不備にあるかもしれない。しかし、目の前にある学級崩壊により、まともに学びたいという児童が多大な被害を被っているのであるから、抜本的な対策を危急的に求められているのも事実なのである。学級崩壊のきっかけを作っているのは、ごくごく一部の児童なのであり、他の児童は引きずられているに過ぎない。その問題の児童が何を求めていて、何故そのような行動をするのかを、しっかりと認識しない限り、問題は解決しないと考えられる。

 ところが、その問題となる児童は扱いにくい子どもであり、どうしても手を余すのであろうし、その保護者もまた応対しにくいのが通常であるらしい。したがって担任教師は、どうしても及び腰になって、真剣に向き合うことが出来ないという構図が出来上がる。ましてや、管理職の校長や副校長は、担任教師の盾となって守ろうとせず、保護者のいいなりになって、担任教師を見捨ててしまう例が多いと聞く。これでは、いつまでたっても問題は解決されない。

 今の学校教育は確かに昔と違い、難しい問題を多数抱えている。なにしろ、広範性の発達障害や愛着障害を抱えている子どもたちが、とても多い状況にあるのだから大変である。そして、それらの子どもたちの保護者は特別支援学校や学級への入学を拒み、普通の学級を希望するらしい。それも保護者から見れば当然の選択だといえるが、実際は当の本人も周りの児童も不幸な事態になることが多いと聞く。これらの障害を持つ子どもたちは、年々急増していると、専門家たちは警告する。しかしながら、これらの事態に対して、社会は何らの抜本的な対策を取ることが出来ないでいるし、文科省も手をこまねいているように見える。

 このような学級崩壊という事態が東京都に多いという事実は、何を示しているのだろうか。学級崩壊というものが、少なくても首都圏や大都会、または都市部に多いということが事実ならば、子育ては都市部でない田舎のほうが良いのではないかという理論が成り立つのではないかと思う。まして、以上書き記したように、抜本的な対策が取られていないのであれば、自己防衛するしかないのである。自然が豊かで、おおらかな環境にいれば、人間は広く大きな心を持つ。子育てをする大人にも、そして子どもたちにも、そのような環境は必要であろうと考える。子育て世代の中で、賢明な人ほど田舎暮らしを望んでいるという事実は、そのことを証明しているということかもしれない。
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