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ジュリー&ジュリア [2009年12月30日(Wed)]
 年末年始の慌しい時期だが、折角の休みだからと青春18切符を使って、東京で映画と買い物を楽しんできた。新幹線だと僅か1時間20分で東京駅に行けるのだが、往復2,300円という魅力もあって、3時間半かけて各駅停車の旅を楽しんでいる。さっそく有楽町に向かい映画を鑑賞することにした。

 以前から注目していた『ジュリー&ジュリア』という映画を選んだのだが、やはり観てよかった。すごく楽しい映画だし、いろんな勇気をくれる秀作だ。そして、料理好きには溜まらない内容というのも見逃せない魅力のひとつである。メリル・ストリープを始めとして、キャスティングもいいし、ストーリーもテンポがあって飽きさせない。観終わった後に、料理をしたくなってしまう映画だ。

 この映画は、50年前と現代という二つの時代の物語を並行させて描く手法を取っている。そして、それは共に実話を元にした物語だというのも面白い。主人公である2人の主婦は、共通項が多い。まずは食べることが好きで料理好きであること、そして何よりもユーモアのセンスがあるということも大事なこと、さらには失敗を怖れない大胆さを持っているということも成功の秘訣であろう。

 そうそう、もうひとつ大切な共通項があった。どちらも優しい夫を持っていて、とても夫婦仲が良くて、身も心も愛し合っているという点である。料理の原点は、愛する者の為に美味しいものを食べさせたいというココロにあると思っている私の考え方と一致している。料理好きで得意な人は、ユーモア好きで勇気がありセンスがある。それは、人を愛するココロが豊かだという裏返しなのではなだろうか。

 今の時代は不安の時代だと言われている。何事かを起こすときに、失敗するのではないか、嫌われてしまうのではないかと思ってしまい、一歩を踏み出せない人も多い。不安を払拭する勇気が欲しいと思っている人が、かなり多いに違いない。そういう人は、この映画を観て、とことん料理にこだわってみたらどうだろうか。料理によって、『愛という勇気』が得られることを保証する。映画の中で主人公がボナペティ(召し上がれ)と笑顔で叫ぶ。私の料理と、そして私自身をも、ボナペティ!
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