もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
[2010年06月27日(Sun)]
流れ出した涙は止まることなく頬を伝い、ポトポトと雫となって落ちて行く。こんなにも泣いたことは記憶にない。それも本を読んで、こんなにも感動するとは、不覚だった。今日は朝から雨。本来は、登山するつもりだったが生憎の天気なので、晴耕雨読と決め込んだ。数日前に、以前から読もうと思って買っていた、もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら、という恐ろしく長い題名の本を読むことにしたのだ。
この本は、巷ではかなり有名になっていてベストセラーになっている。表紙がまたすごい。コミックの本かと誤解されてしまうような、漫画チックな表紙だ。漫画の主人公のような女子高生が描かれているイラストの表紙になっている。青春ものかというと、そうとも言い切れるし、経営書といってもいいぐらい経営のエッセンスがちりばめられてもいるのだ。経営書といっても、大上段に経営の極意を振りかざしている訳でもない。ストーリー性も素晴らしいし、なにしろ読んでいて面白いし、読者に感動を呼ぶのだ。
ピーター・F・ドラッカーと言えば、まともな経営者なら必ず読んだことがあるであろう経営書を書いた人である。経営学の父とも呼ばれ、組織経営という概念を経営学に持ち込み、多くの経営者が彼に影響を受けている。しかしながら、今の大企業、とりわけ巨大金融企業の経営者たちが、ドラッカーの唱えた経営の教えを忠実に守っているかというと、けっしてそうではない。ドラッカーが提唱した、社業を通じての社会貢献という部分では、まったくその機能を果たしているとは思えない。自社企業の利益だけを考えてマネジメントしている姿を見て、ドラッカーは嘆くことだろう。
それにしても、実によくできた著作である。経営書として読んでも実に面白いし、青春小説としても一級である。また、スポーツ関係者が読んでも感動するに違いない。人間の生き方を考え直すにも、重要な示唆を与えてくれる。人生哲学書としても、読み応えがある。こういう本は、多くの高校生に読んでほしいと思う。人生に対して躓いた時に、自分自身を見直す為のバイブルにしてもいいと思う。
著者の岩崎夏海氏は、元々放送作家であり、秋元康氏に師事したという。その後、人気番組の制作に携わり、今話題のAKB48のプロデュースもしているという。この本に出てくる登場人物のキャラクターは、AKB48メンバーを参考にしていると告白している。やはり実在の人物だつたかと、納得している。なにしろ、登場人物のキャラクターがリアルなのである。その性格は、実在しているかのような臨場感があるのだ。モデルがいたというなら、なるほどと思う。それにしても、登場人物がすべて生き生きと描かれているのには驚く。
この本は、高校野球の監督をしている先生たちには必ず読んでほしいと願っている。高校野球だけでなく、中学・高校の部活をしている監督たちには、是非読ませたい傑作である。そう言えば、高校バレーボール界で素晴らしい実績を残して、誰にも破ることの出来ない金字塔を打ち立てた、古川商業高校女子バレー部元監督の国分秀男氏も言っていた。P・F・ドラッカーの経営書を常に読んでいて、子どもたちの指導に役立てていたと。自分のチームを全国レベルにしたかったら、この本を読んでほしい。この本を読んで、もし感動するなら監督としても、そして経営者として一流になる素質がある。何故なら、ドラッカーが言っているように、経営者としての絶対的素質『真摯さ』がない人間は成功しないからだ。
この本は、巷ではかなり有名になっていてベストセラーになっている。表紙がまたすごい。コミックの本かと誤解されてしまうような、漫画チックな表紙だ。漫画の主人公のような女子高生が描かれているイラストの表紙になっている。青春ものかというと、そうとも言い切れるし、経営書といってもいいぐらい経営のエッセンスがちりばめられてもいるのだ。経営書といっても、大上段に経営の極意を振りかざしている訳でもない。ストーリー性も素晴らしいし、なにしろ読んでいて面白いし、読者に感動を呼ぶのだ。
ピーター・F・ドラッカーと言えば、まともな経営者なら必ず読んだことがあるであろう経営書を書いた人である。経営学の父とも呼ばれ、組織経営という概念を経営学に持ち込み、多くの経営者が彼に影響を受けている。しかしながら、今の大企業、とりわけ巨大金融企業の経営者たちが、ドラッカーの唱えた経営の教えを忠実に守っているかというと、けっしてそうではない。ドラッカーが提唱した、社業を通じての社会貢献という部分では、まったくその機能を果たしているとは思えない。自社企業の利益だけを考えてマネジメントしている姿を見て、ドラッカーは嘆くことだろう。
それにしても、実によくできた著作である。経営書として読んでも実に面白いし、青春小説としても一級である。また、スポーツ関係者が読んでも感動するに違いない。人間の生き方を考え直すにも、重要な示唆を与えてくれる。人生哲学書としても、読み応えがある。こういう本は、多くの高校生に読んでほしいと思う。人生に対して躓いた時に、自分自身を見直す為のバイブルにしてもいいと思う。
著者の岩崎夏海氏は、元々放送作家であり、秋元康氏に師事したという。その後、人気番組の制作に携わり、今話題のAKB48のプロデュースもしているという。この本に出てくる登場人物のキャラクターは、AKB48メンバーを参考にしていると告白している。やはり実在の人物だつたかと、納得している。なにしろ、登場人物のキャラクターがリアルなのである。その性格は、実在しているかのような臨場感があるのだ。モデルがいたというなら、なるほどと思う。それにしても、登場人物がすべて生き生きと描かれているのには驚く。
この本は、高校野球の監督をしている先生たちには必ず読んでほしいと願っている。高校野球だけでなく、中学・高校の部活をしている監督たちには、是非読ませたい傑作である。そう言えば、高校バレーボール界で素晴らしい実績を残して、誰にも破ることの出来ない金字塔を打ち立てた、古川商業高校女子バレー部元監督の国分秀男氏も言っていた。P・F・ドラッカーの経営書を常に読んでいて、子どもたちの指導に役立てていたと。自分のチームを全国レベルにしたかったら、この本を読んでほしい。この本を読んで、もし感動するなら監督としても、そして経営者として一流になる素質がある。何故なら、ドラッカーが言っているように、経営者としての絶対的素質『真摯さ』がない人間は成功しないからだ。
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