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手足口病が流行の兆し! [2010年06月03日(Thu)]
 手足口病が流行しているらしい。子育てを経験してない人はご存知ないかもしれないが、小児疾患である。口の周囲や手のひらや足の柔らかい部分に水泡が出来る病気である。風邪のような、頭痛や喉の痛み、または嘔吐症状が出ることもあるらしい。内臓障害も起こす場合もあるらしいので、要注意だ。ウィルス感染症であり、ひどくなると髄膜炎に至るケースもあるとのこと。重症化や長期化の兆しがあったら、早めの受診がお勧めだ。

 最近、こういったウィルス感染症が増えているし、しかも小児だけでなく高校生や大人にも感染している傾向がある。麻疹(はしか)が高校生の間で集団感染したり、大人が感染することも少なくない。昔は、小児にしか感染しなかった疾病が大人も罹患してしまうというのは、不思議なことである。ウィルスそのものが強くなってしまったのか、はたまた人間の自己免疫力が落ちたのか解らないが、由々しき事態である。その原因究明と抜本的対策が望まれる。

 あくまでも仮説ということで申し上げれば、あまりにも現代の生活環境が清潔になり過ぎたきらいがあり、それが原因になっているように思えて仕方がない。つまり、この世の中、抗菌グッズ、消毒剤や殺菌剤、過剰に滅菌した食物、強力な殺菌剤入りの洗浄剤、殺菌効果のある空調設備、等々が大量に出回っていて、雑菌がなくなってしまっているようだ。そのため、普段から雑菌やウィルスにさらされることがなくなった現代人は、雑菌やウィルスに慣れていないため、少しのウィルスにより感染するようになったのではないだろうか。

 勿論、ウィルスそのものも強力化していることも考えられる。他の菌やウィルスが少なくなった為に、我が物顔で活躍しているのかもしれない。そういえば、こんなこともテレビで言っていた。アレルギー症増加の原因のひとつが、空気環境の中に動物の糞が少なくなったせいだと言うのだ。そうすると、最近増加している疾病の原因は、あまりにも環境が浄化されたことによるかもしれないのだ。人間は、いろんな菌の中で暮らしていて、それこそ菌のおかげで健康を保つことが出来るのに、過剰に殺菌してしまったことによって逆に健康を害しているということになる。

 人間の免疫力というか自己治癒力というのは、とても不思議な力を持つ。そもそも、病気や怪我が完全治癒するのは、あくまでもその本人の自己治癒力や免疫力が働くからである。どんな名医や治療でも、本人の自己治癒力がなければ完全な治癒は起こしえないのである。よしんば、病状が対症療法で改善したとしても、自己治癒力がなければ完全な治癒はしないし、再発してしまう。その自己治癒力や免疫力というのは、トレーニングをしなければ育たない。だから、世の中の環境をまったく無菌化・無ウィルス化したとしたら、感染症がなくなるかもしれないが、万が一にも外宇宙ウィルスが持ち込まれたら、ひとたまりもないのだ。やはり、適度な菌やウィルスが蔓延り、常にさらされることによって免疫力や自己免疫力が維持されたほうが良いと思う。

 さて、都会の環境は無菌化に向かっていると思って間違いないだろう。周りを見渡してほしい。電車のつり革や手すり、売っている物、食べ物、すべてが抗菌・殺菌のものである。このような環境に置かれた人間の、免疫力や自己治癒力が低下するのは当たり前である。あまりにも、神経質になっているような気がしてならない。菌やウィルスだって生きているのであるから、共存共栄するような考え方で良いように思える。田舎には、まだまだ菌やウィルスが豊富に残っている。このような環境で逞しく育ったほうがいいように思うのは、私だけではあるまい。



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