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ヒオウギが咲き始めました [2021年06月29日(Tue)]
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 ヒオウギ(アヤメ科)の花が咲き始めました。秋には花後に形成された刮ハがはじけて中から黒い球形の種子が見られます。万葉歌に詠まれている「ぬばたま」(原文は夜干玉・奴婆多麻・烏玉などと表記)はこのヒオウギの種と考えられています。万葉歌では全て枕詞(黒・夜・暗・夢などにかかる)として用いられています。以前の関連記事はヒオウギの種子の写真と共に以下のURLに載せています。
【歌】 ぬばたまの 黒髪変り 白けても 痛き恋には あふ時ありけり (沙弥満誓 巻四・573))
【歌】 あかねさす 昼は物思(も)ひ ぬばたまの 夜はすがらに 音(ね)のみし泣かゆ (中臣朝臣宅守 巻十五・3732)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/170
【歌】 相思はず 君はあるらし ぬばたまの 夢(いめ)にも見えず うけひて寝(ぬ)れど (巻十一・2589)
【歌】 我が背子が かく恋ふれこそ ぬばたまの 夢に見えつつ 寝(い)ねらえずけれ (巻四・639)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/188
【歌】 現(うつつ)には 逢ふよしもなし ぬばたまの 夜の夢(いめ)にを 継ぎて見えこそ (大伴旅人 巻五・807)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/457

 ツユクサ(ツユクサ科)の花が咲いています。
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 ツユクサは万葉歌では、つきくさ(原文は月草・鴨頭草と表記)として詠まれています。ツユクサで染めた衣の色が変わり易いため、ツユクサが詠まれた9首中6首までが「うつろふ」という意味で用いられています。以前の記事は次のURLに載せています。
【歌】 月草に 衣色どり 摺らめども うつろふ色と 言ふが苦しさ (巻七・1339)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/73
【歌】 朝(あした)咲き 夕(ゆふへ)は消(け)ぬる 月草の 消ぬべき恋も 我(あれ)はするかも (巻十・2291)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/149
【歌】 月草の うつろひ易く 思へかも 我(あ)が思ふ人の 言も告げ来ぬ (巻四・583)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/383

 畑のあちらこちらでオミナエシ(スイカズラ科)が一斉に咲き始めました。
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 オミナエシが詠まれた万葉歌は、以前の記事に載せています。
【歌】 手に取れば 袖さへにほふ をみなへし この白露に 散らまく惜しも (巻十・2115)
【歌】 をみなへし 佐紀沢の辺の ま葛原 いつかも繰りて 我が衣に着む (巻七・1346)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/99

 ベニバナの花が真っ盛りです。
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 畦の草刈りの際にヤブカンゾウを残しておきました。
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 今年はハスの開花は例年よりも遅く、来月半ばからと思われます(写真左右に蕾)。
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Posted by katakago at 11:19
ヤブコウジの花 [2021年06月24日(Thu)]
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 ヤブコウジ(サクラソウ科)の花が咲いていました。秋には小さな赤い実を付けるので気づきますが、花の時期は見過ごしてしまいそうです(今回は蕾と花の写真を撮れました)。万葉歌では、やまたちばな(原文は山橘・夜麻多智婆奈と表記)として5首詠まれています。歌の解説は赤い実を付けた写真と共に以前の記事に載せています。
【歌】 あしひきの 山橘の 色に出(い)でて 我は恋ひなむを 人目難(かた)みすな (巻十一・2767)
【歌】 あしひきの 山橘の 色に出でよ 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ (春日王 巻四・669)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/232

【歌】 この雪の 消(け)残る時に いざ行(ゆ)かな 山橘の 実の照るも見む (大伴家持 巻十九・4226)
【歌】 消残りの 雪に合へ照る あしひきの 山橘を つとに摘み来(こ)な (大伴家持 巻二十・4471)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/252

 自宅庭で撮影したスギゴケとノキシノブの写真も載せておきます。
 スギゴケ(スギゴケ科)
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 コケが詠まれた次の万葉歌は以前の記事に載せています。
【歌】 み吉野の 青根が峰の 苔席(こけむしろ) 誰か織りけむ 経緯(たてぬき)なしに (巻七・1120)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/43
 
 ノキシノブ(ウラボシ科)
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 万葉歌に、しだくさ(原文は子太草と表記)と詠まれているのがノキシノブと考えられています。その歌については次のURLに載せています。
【歌】 我がやどは 甍しだ草 生ひたれど 恋ひ忘れ草 見るにいまだ生ひず (巻十一・2475)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/103

Posted by katakago at 14:45
裏山でヤブカンゾウが開花 [2021年06月21日(Mon)]
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 裏山のアジサイの傍では早くもヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が一輪咲いていました(畑では今月末か)。ヤブカンゾウは、万葉歌では「わすれぐさ」(原文表記は萱草)として詠まれています。当時、「わすれぐさ」を身に付けると憂苦を忘れるという俗信があったようです(注1 参照)。ヤブカンゾウが詠まれた歌は以前の記事(次のURL)に載せています。
【歌】 忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため (大伴旅人 巻三・334)
【歌】 忘れ草 我が下紐に 付けたれど 醜(しこ)の醜草 言にしありけり (大伴家持 巻四・727)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/82
【歌】 忘れ草 垣もしみみに 植ゑたれど 醜の醜草 なほ恋ひにけり (巻十二・3062)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/385

 裏山のネムノキ(マメ科)は大きくなって、花の写真を撮るのも困難になりました。
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 次の写真は猪名川河畔で撮影しました。
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 ネムノキが詠まれた万葉歌(大伴家持と紀女郎との贈答歌)については以前の記事(次のURL)に載せています。
【歌】 昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木(ねぶ)の花 君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ (紀女郎 巻八・1461)
【歌】 我妹子が 形見の合歓木は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも (大伴家持 巻八・1463)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/89

 注1 中国の『文選』巻五十三「養生論」には、「合歓ハ忿ヲ蠲キ、萱草ハ憂ヲ忘レシム(合歓は怒りをのぞき、萱草は憂いを忘れさせる)」とあります。

 今朝、蓮池で花芽が伸びてきているのを見つけました。
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 花芽の拡大写真
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 畑ではヒマワリも咲き始めました。
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Posted by katakago at 17:21
ベニバナが咲き始めました [2021年06月19日(Sat)]
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 ベニバナ(キク科)が咲き始めました。万葉歌では、くれなゐ(原文表記は紅・呉藍など)と詠まれています。
 ベニバナが詠まれた万葉歌は以前の記事(次のURL)に載せています。
【歌】 紅の 花にしあらば 衣手に 染め付け持ちて 行くべく思ほゆ (巻十一・2827)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/81
【歌】 紅の 深染めの衣 色深く 染(し)みにしかばか 忘れかねつる (巻十一・2624)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/363
【歌】 紅に 衣染めまく 欲しけども 着てにほはばか 人の知るべき (巻七・1297)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/384
【歌】 紅の 八入(やしほ)の衣 朝な朝(さ)な なれはすれども いやめづらしも (巻十一・2623)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/854

上記の歌など、紅花染めの工程を踏まえて詠まれたとみられる表現があり、以前に、紅花摘みを行い、紅花染めの体験会も実施しました(関連記事は下記のURL)。 
 紅花摘みの記事
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1011
 紅花染めと万葉歌
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/947
 紅花染の体験会
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1134

 畑ではキキョウが一斉に咲き始めました。
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 ヤブカンゾウの蕾(開花は今月下旬ごろ)
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 ヒオウギの蕾(開花は来月上旬ごろ)
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Posted by katakago at 14:27
スモモを収穫 [2021年06月18日(Fri)]
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 スモモは万葉歌にも詠まれており4株植えています。いずれも今年はたくさん実を付けています。そのうちの一株で実が熟してきました。木が大きくなり防鳥ネットをかけるのも困難で使用しなかったのですが、幸い鳥による被害もなく数回にわたって収穫できました。高枝切りを用いての収穫作業は毎回1時間以上かかってしまいましたが、孫達へも送ってやれた他、今年は地元でも購入してもらえました。
 次の写真は一回分の収穫果実
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 果樹園に植えている柿の木には小さな実が生っています(写真の品種の他、太秋、興津二十号、次郎、富有、禅寺丸などを栽培)。
 甘柿の早秋
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 甘柿の花御所
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 渋柿の西条
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 ポポーの果実(収穫は8月頃)
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 クリ(品種は銀寄)には小さなイガが出来ています。
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Posted by katakago at 17:52
コオニユリが開花 [2021年06月12日(Sat)]
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 ヤマザクラの株元でコオニユリが咲き始めました。例年になく早い開花です(写真後方にはカワラナデシコとオミナエシが写っています)。
 ユリが詠まれた次の万葉歌(常陸国の防人歌)の解説を以前の記事(次のURL)に載せています。
【歌】 筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも かなしけ妹そ 昼もかなしけ (巻二十・4369)
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/33

 カワラナデシコに続きオミナエシの開花株も増えてきました。
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 朝夕の草取りで、ハマユウの生育場所もスッキリしました。 
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Posted by katakago at 15:33
ハナショウブとサギ [2021年06月08日(Tue)]
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 花菖蒲園傍のお隣の田んぼでは水が張られて田植えの準備が進んでいます。今朝、その水田に飛来した2羽のサギを見かけました。ハナショウブとサギが水面に映っています。

 離れた場所から見ると黄色の花が目立ちますが、他の種類の株もまだ花を咲かせています。
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Posted by katakago at 10:31
キキョウが一輪開花 [2021年06月05日(Sat)]
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 カワラナデシコ、オミナエシに続き、キキョウ(キキョウ科)が早くも一輪開花しました。万葉歌で「あさがほ」と詠まれている植物について諸説ある中、キキョウにあてる説が有力です。
【歌】 朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲き増さりけり (巻十・2104)
【口語訳】 朝顔は 朝露をやどして 咲くと言われているが 夕方の淡い光の中の方が ずっと美しく見えるよ
 「あさがほ」は、次の山上憶良の「秋の七種(くさ)」の歌にも詠まれています。
【歌】 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(くさ)の花 (巻八・1537)
【歌】 萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花 (巻八・1538)

 ベニバナ(キク科)の蕾も膨らんできました(今月下旬には開花見込み) 
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 裏山のアジサイも見頃
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 裏山では、サカキ(サカキ科)の花が咲いています。
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 サカキが詠まれた万葉歌(大伴坂上郎女の長歌 巻三・379)は、以前の記事に載せています。
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/64
Posted by katakago at 14:52
カワラナデシコが咲きだしました [2021年06月03日(Thu)]
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 カワラナデシコ(ナデシコ科)が畑のあちらこちらで咲きだしました。万葉歌では26首詠まれており、大伴家持はなでしこの可憐な姿を格別に好んだようで、そのうち11首も詠んでいます。ここではその中からた次の4首を載せておきます。
【歌】 我がやどの なでしこの花 盛りなり 手折りて一目 見せむ児もがも (巻八・1496)
【口語訳】 家の庭の なでしこの花が 今真っ盛りだ 手折って一目 見せてやるような女の子がいたらよいのに
【歌】 我がやどに 蒔きしなでしこ いつしかも 花に咲きなむ なそへつつ見む (巻八・1448)
【歌】 わが家の庭に 蒔いたなでしこは いつになったら 花が咲くことだろうかそしたら あなたと見なして眺めよう
【歌】 なでしこが 花見るごとに 娘子らが 笑まひのにほひ 思ほゆるかも (巻十八・4114)
【口語訳】 なでしこの 花を見るたびに いとしい娘子(妻の坂上大嬢をさす)の 笑顔のあでやかさ そのあでやかさが思われてならない
【歌】 なでしこが その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ (巻三・408)
【口語訳】 なでしこの 花であなたがあればよい そうしたら毎朝 手に取り持って いとおしまない日とてないでしょう

 オミナエシ(スイカズラ科)も咲き始めた株が見られます。
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 蓮池では、ハス(ハス科)の立ち葉が旺盛に伸びてきました。
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 水を張った花菖蒲園では、咲いた花が水面に映っています。
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Posted by katakago at 13:54
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