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ホオノキの花 [2021年04月25日(Sun)]
 万葉歌に、ホオノキ(モクレン科)が詠まれており、畑に苗木を植えていますが、花が咲くまでにはまだ大分かかりそうです。
 日本植物画倶楽部会員の方から、お住いの近くにホオノキのあることを教えていただきました。川西市赤松字北谷97の高原寺(浄土真宗本願寺派)の墓地の入り口に植えられています。昨年は花の時期を逸してしまい、今年こそは花の写真を撮れればとここ二週間、日曜日毎に現地に通いました。二週間前はまだ蕾、一週間前は葉は展開するも蕾の状態で、今朝、ようやく咲き始めた花の写真を撮ることが出来ました。
 二週間前(4月11日)の様子
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 一週間前(4月18日)の様子
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 今日(4月25日)の様子
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 ホオノキの葉(朴葉)は食物を盛ったり包んだりするのに用いられ、万葉歌では、「ほほがしは」と詠まれています。
【歌】 我が背子が 捧げて持てる ほほがしは あたかも似るか 青き蓋 (講師僧恵行 巻十九・4204)
【口語訳】 長官が 捧げて持っておられる ほおがしわの枝は そっくりですね 青いきぬがさに
 題詞によれば、折り取った保宝葉(ほほがしは)を見て作った歌二首の一首目。二首目は、
【歌】 皇祖(すめろき)の 遠き御代御代は い敷き折り 酒飲むといふそ このほほがしは
 (大伴家持 巻十九・4205)
【口語訳】 古の 天皇の御代には 折り畳んで 酒を飲んだそうですよ このほおがしわは
 一首目の「我が背子」は家持を指し、「蓋(きぬがさ)」は貴人の後ろから差し掛ける柄のついた織物の傘(一位は深緑色)で五位には用いられないが、従五位下の家持が持つほおの葉を一位の人が用いる蓋のように詠って、宴の主人(あるじ)家持をほめ讃えたとみられています。
Posted by katakago at 14:38
カキツバタが開花 [2021年04月24日(Sat)]
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 ハス池の傍でカキツバタ(アヤメ科)が咲き始めました。
カキツバタが詠まれた万葉歌を二首載せておきます。
【歌】 かきつはた 衣に摺り付け ますらをの 着襲ひ狩する 月は来にけり (大伴家持 巻十七・3921)
【口語訳】 かきつばたで 衣を摺り染めにし ますらおが 着飾って狩をする その月は来た
 「狩する月」は、薬狩りをする4月(旧暦)
【歌】 住吉(すみのえ)の 浅沢小野の かきつはた 衣に摺り付け 着む日知らずも (巻七・1361)
【口語訳】 住吉の 浅沢小野の かきつばたを 衣に摺り付けて 着るのはさていつのことやら
 「衣に摺り付け」の摺るは摺り染めにすることで、布の上に型紙や型木を当てて、その上から染料(ここではカキツバタの濃紫色の花汁)を付けた刷毛で擦って模様を染め出す捺染と考えられています(『新編日本古典文学全集 萬葉集』より)。
 二首目の歌は譬喩歌で、「かきつはた」に作者が思いを寄せる女性を、「衣に摺り付け」に妻として迎えることが譬えられています(結婚の日を待ち望む男の歌)。

 ビオトープ池ではショウブ(ショウブ科)の花が咲いていました。花茎の中ほどに肉穂花序(淡黄緑色の小花を密集)を付けています。葉は独特の匂いをもち、これが邪気を払い疫病を除くものと言われ、端午の節句に用いられるようになりました。
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 蓮池では、アサザの葉っぱに混じって、早くもハスの葉も出てきました(写真中央)。
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 裏山では、コバノミツバツツジに続いて、今、ヤマツツジが咲いています。
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 キリ(キリ科)の花も咲き始めました。
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 畑では、フジの花が満開です。 
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Posted by katakago at 11:20
ヒシの新葉が出てきました [2021年04月15日(Thu)]
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 畑に設置した水槽で、ヒシ(ミソハギ科)の実が発芽して新葉が出てきました(夏には白い花を咲かせる)

 別の水槽で栽培しているジュンサイ(ジュンサイ科)も数が増えてきました。
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 畑に植えているアマドコロ(キジカクシ科)の花が咲いています。万葉歌で、にこ草(原文は似児草と表記)と詠まれた植物にあてる説があります。
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 畑に設えた藤棚では早くも花が咲き始めました。
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 カワラナデシコ(ナデシコ科)も例年より早く咲き始めました。
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 オキナグサ(キンポウゲ科)の花後(痩果は花柱が長く伸び、老人の白髪のような白毛を密生させている)
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Posted by katakago at 10:47
ツツジも開花 [2021年04月09日(Fri)]
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 ツツジ類も咲き始めました。
【歌】 風早の 美保の浦廻の 白つつじ 見れどもさぶし なき人思へば (河辺宮人 巻三・434)
【口語訳】 風早の 美保の浜辺の 白つつじは 見ていても楽しくはない 死んだ人のことを思うから
 題詞には、和同四年(711)、河辺宮人が姫島の松原で美人(おみな)の死骸を見て、悲しんで作った歌四首とあり、これはその一首目です(巻三の挽歌)。
 コバノミツバツツジも咲いています。
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 ヨグソミネバリ(カバノキ科)の新葉と雄花序
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 雄花序の拡大(長枝の先端部に新芽が開くのと一緒に下垂して開く)
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 木質は柔軟なため弓材とされ、万葉歌では、木そのものを詠んだ歌はなく、「引く」などの枕詞として「梓弓」が集中に33例あります。例歌は次のURLに載せています。
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1581

 ユズリハ(ユズリハ科)の新葉
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【歌】 古に 恋ふる鳥かも ゆづるはの 御井の上より 鳴き渡り行く (弓削皇子 巻二・111)
【口語訳】 亡き父帝を 慕う鳥でしょうか ゆずりはの 御井の上から 鳴いて飛んでゆくのは
 題詞には、持統天皇が吉野に行幸された時の歌で、弓削皇子が、都に残る額田王に贈った歌とあり、この「古(いにしへ)」は、弓削の皇子にとっては父であり、額田王にとってはかつての夫であった天武天皇をさしています。

Posted by katakago at 14:45
一年遅れの入学式 [2021年04月05日(Mon)]
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 昨年孫娘が入学した名古屋大学で、一年遅れで2020年度入学生の入学式が、今日の午後開催されました(豊田講堂で2回に分けて実施)。その模様は大学ホームページで同時中継され視聴できました。
 コロナ禍、オンライン中心で対面授業は限られた一年であったようで、充実した本来の学生生活が取り戻せるよう、あらためてコロナの早期収束を願っています。

 以下の写真はパソコン画面より
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 松尾清一総長の挨拶
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Posted by katakago at 17:08
ビワの袋掛け [2021年04月04日(Sun)]
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 今年もビワがたくさん実を付けています。昨日午後、3時間ほどかけて200枚の袋掛けを終えました。6月頃の収穫が楽しみです。

 スモモの花に続いて、今、西洋スモモ(プルーン)の花が咲いています。昨年は、花のみに終わってしまいましたが、今年は実が生るのを期待しています。
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 姫リンゴの花も咲いています。
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 カリンも例年になく早く花を咲かせています。
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 暖地桜桃に続き、サクランボの花も咲いています。昨年はカメムシの被害に遭いまともな収穫は出来ませんでした。 
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 植物園の花木の様子(ヤマナシやヤマザクラが次々と咲いています)。
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Posted by katakago at 11:22
カラタチの花 [2021年04月03日(Sat)]
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 カラタチ(ミカン科)の花が咲き始めました。植物園に植えている柑橘類では最も早く花を咲かせます。万葉歌では、巻十六に、題詞に「忌部首、数種(くさぐさ)の物を詠む歌一首」とある次の歌があります。数種の物は、からたち・茨・倉・屎・櫛で、宴などきわめてくだけた集団の場での即興とみられています。
【歌】 からたちの 茨刈り除け 倉建てむ 屎遠くまれ 櫛造る刀自 (巻十六・3832)
【口語訳】 からたちの いばらを刈り除いて 倉を建てるのだ 屎は遠くに行ってせい 櫛造りのおばちゃんよ

 アケビ(アケビ科)の花が咲いていました。
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 万葉歌で、さのかた(原文は狭野方と表記)と詠まれている植物を蔓性植物のアケビにあてる説があります(『萬葉集私注』他)。
【歌】 狭野方は 実にならずとも 花のみに 咲きて見えこそ 恋のなぐさに (巻十・1928)
【口語訳】 さのかたは 実を結ばなくても 花だけでも 咲いて見せてください 恋の慰めに

 五輪塔の傍では、一重のヤマブキの花が真っ盛りです。
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【歌】 山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく (高市皇子 巻二・158)
【口語訳】 山吹が 咲き匂っている 山清水を 汲みに行きたいが 道が分からないことよ
 十市皇女(天武天皇の長女、母は額田王)に対する挽歌。上三句は、死後の世界を意味する中国の「黄泉」の語を意訳して黄色い山吹と清水で表しているとみられています(『新編日本古典文学全集 萬葉集』)。

 八重のヤマブキも咲いています。
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 シャガ(アヤメ科)も咲き始めました。
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 裏山では、この時期ニリンソウ(キンポウゲ科)群生が見られます。
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 今年初めて、タケノコを収穫しました。
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Posted by katakago at 20:16
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