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師走に咲いた白梅 [2020年12月29日(Tue)]
 明日からは、このシーズン最大級の寒波が襲来するとの予報が出ています。
 暫くぶりに裏山に出かけてみたところ、黄葉したモミジの葉はほとんどが散っていましたが、未だ枝に残っているのも見られました。。
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 散り敷いたモミジの葉
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 裏山の植物園入り口の白梅は、今月中旬には蕾を確認していましたが、今日改めてじっくり枝を見渡してみると、一輪咲いているのを見つけました。この時期の開花は珍しいです。
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 万葉歌にウメを詠んだ次のような歌があります。
【歌】 十二月(しはす)には 沫雪降ると 知らねかも 梅の花咲く 含(ふふ)めらずして
(紀小鹿女郎 巻八・1648)
【口語訳】 十二月には 沫雪が降ると 知らないからか 梅の花が咲いている 蕾のままで待っていないで (蕾のままでいれば沫雪に出逢わないで済んだであろうに)
 蕾の写真とともに次の歌も載せておきます。
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【歌】 含(ふふ)めりと 言ひし梅が枝 今朝降りし 沫雪にあひて 咲きぬらむかも (大伴村上 巻八・1436)
【口語訳】 蕾の状態だと聞いていた梅の枝は、今朝降った沫雪に誘われて咲いてしまっただろうか (『萬葉集全歌講義』より)
 当時、春雨に逢うと花が咲くと考えられていたように(巻四・786・792など)、雪に出逢うと梅が咲くとも考えられていたらしく、同じ発想の歌(巻十九・4283)があります(『萬葉釈注』)。
Posted by katakago at 14:01
師走の植物園で [2020年12月10日(Thu)]
 このところ日中は暖かい日が続き、少しづつ畑での片付け作業を行っています。16株植えたハクサイも収穫を終え、今は、ブロッコリーの他、ダイコンやカブを収穫できるようになりました。

 植物園の傍の畑の様子
右手前の畝ではソラマメとエンドウが伸びてきました。後方の果樹園では、ハッサクや甘夏が色づいています。
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 今春、マルチを敷いた畝にヒオウギの種子を播種しました(マルチがないとスギナをはじめ雑草が繁茂し草取りが大変です)。
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 12月になっても花を咲かせている株がありました(通常の開花時期は7月中旬)。
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 まだ花を咲かせているタカサゴユリが一株ありました。 
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 カワラナデシコ(ナデシコ科)も咲いていました。
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裏山でアカネの果実とジャノヒゲの種子を見つけました。
 アカネ(アカネ科)の黒い球形の液果
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 ジャノヒゲ(キジカクシ科)の濃青色の球形の種子
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Posted by katakago at 12:15
裏山のモミジの紅葉 [2020年12月09日(Wed)]
 苗木から育てた20本ほどのモミジ(ムクロジ科)も、10年近く経つと晩秋の裏山を彩ってくれます。

 万葉歌では、秋に色づいた樹木や草の葉を「もみち、もみちば」、色づくことを「もみつ」と詠まれています(上代では清音のモミチ)。
 次の歌は、柿本人麻呂の「石見相聞歌」の反歌の一首(もみち葉の原文表記は黄葉)。
【歌】 秋山に 落つるもみち葉 しましくは な散りまがひそ 妹があたり見む (巻二・137)
【口語訳】 秋山に 散るもみじ葉よ しばらくは 散り乱れてくれるな 妻の辺りを見たい
 次の歌は、大伴田村大嬢が異母妹の坂上大嬢に贈った歌(もみつの原文表記は黄変)。
【歌】 我がやどに もみつかへるて 見るごとに 妹にかけつつ 恋ひぬ日はなし (巻八・1623)
【口語訳】 家の庭に 色づいたかえでを 見るたびに あなたのことを 恋しく思わない日はありません

 万葉集中、モミチ・モミチバ・モミツの用例は100例を超える。赤系統の色で表記したものは「紅葉」「赤葉」が各一例のみ。動詞「モミツ」に赤を当てたのは次の二例 ー「秋芽子乃下葉赤(秋萩の下葉もみちぬ)」(巻十・2205)、「秋山之木葉文末赤者(秋山の木の葉もいまだもみたねば)」(巻十・2232) − のみ。他は仮名書きを除けば、名詞は黄葉、動詞は黄葉・黄変・黄色などで表されています。この傾向は、中国の六朝から初唐までのモミチの用字の傾向と一致し、その文字の導入によると考えられています(小島憲之『上代日本文学と中国文学 中』)。

以下裏山のイロハモミジの写真を掲載しておきます。
 五輪塔前のモミジ
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 以下の写真は斜面に植えたモミジ
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Posted by katakago at 15:00
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