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『猪名川万葉植物園だより』が完成 [2019年06月30日(Sun)]
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 猪名川万葉植物園は、退職後13年前に私設の万葉植物園として開園し、これまで県外からも多くの万葉ファンに来ていただいています。更に8年前からは植物園の折々の様子を植物の写真と詠まれた歌の解説とともにこのブログで発信しています。
 昨春から、このブログ記事をもとにこれまでの活動の記録とともに印刷物として残すべく取り組んできました。この度ようやく自費出版にこぎつける事が出来ました。「植物と万葉歌」では、ブログ記事(植物の写真と万葉歌の解説)を四季分類で配置し、関連記事も掲載しました。「活動の歩み」では、これまで来園されたグループや講演会などの記事を掲載しました。
 フルカラーで写真を多数使用しページ数も350頁以上となって、印刷原価も当初の予定より上がってしまいました(定価 本体3600円+税)。発行所は三帆舎(Tel:0797-62-6021)で、Amazonでも取り扱われる予定です。
 以下内容の一部を写真で紹介しておきます。
ササユリの記事
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ベニバナの記事
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ハス池造成の記事
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ビオトープ池のハスの記事
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新元号「令和」の典拠は『万葉集』の記事
今年の4月1日(新元号発表の日)と4月10日(続報)も掲載する事が出来ました。
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 これで退職後自費出版した本は下記の本に次いで4冊目となりました。
『手づくり万葉植物園の四季』(2006年、朝日カルチャーセンター)
『木田家のルーツを尋ねるー石碑の銘文に導かれてー』(2015年、朝日カルチャーセンター)
『わたしの年中行事ー神社・お寺・地元の行事ー』(2018年、三帆舎)

Posted by katakago at 12:13
三宅町(奈良県磯城郡)から来園 [2019年06月29日(Sat)]
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 今朝、奈良県磯城郡三宅町から9名の見学者が見えられました。三宅町は、万葉歌(巻十三・3295)で、地名に「三宅の原」と詠まれ、植物のアサザ(万葉歌ではあざさ)が詠まれていることから、2009年10月にアサザが町花に制定されています(今年は制定10周年に当たる)。頂いた資料によると、町内10か所でアサザが栽培されており、希望者にはアサザの株分けも行われているとのことです(町役場政策推進課)。私どもの植物園でもアサザを大規模に栽培しているのを岡本さん(犬養万葉記念館館長)から聞かれ、現場を見たいとのことで今日の来園となりました。
 「愛の花 あさざの会」のメンバーや三宅町「みやけイノベーション推進部政策推進課」の方々で、いつものように自治会館でパワーポイントによる万葉植物の説明を行った後、裏山と畑の万葉植物を見ていただきました。お目当てのアサザはこの時期ハスの立葉に隠れ、池全面に咲いている状況ではなかったのですが、幸いまだ咲いている株もあり良かったです。
 三宅町のアサザのグッズ(あさざの花のブローチ)と万葉歌
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この歌の解説は次のURLに載せています。
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/49

Posted by katakago at 16:45
今年もコウホネが咲きました [2019年06月27日(Thu)]
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 10年前に畑の一角に造ったビオトープ池では、今ではフトイが繁茂し他の水生植物の生育阻害要因になってしまっています(フトイは万葉歌では”おほゐぐさ”と詠まれる)。先日その大半を刈り取った際、コウホネ(スイレン科)一株が蕾をつけているのを見つけていました。今朝雨の中、花を咲かせていました。

 蓮池の周辺ではセリの花が咲いています。
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 セリが詠まれた万葉歌の解説は次のURL に載せています。
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1141

 蓮池では旺盛に伸びてきたハスの立葉の陰で、アサザの花が未だ咲いています。
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Posted by katakago at 19:06
ハスが咲き始めました [2019年06月23日(Sun)]
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 蓮池では、今月8日に花芽の写真を掲載していた株が今朝開花しました。これに続いて次々と花芽が伸びてきています。
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 ヒオウギが今年初めて咲きました。
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 株元には、4月に播種して先月発芽した苗が育ってきました。発芽するまでに日数を要し、このため生育の早い雑草(特にスギナ)を除くのに苦労しました。花が咲くのは2年後。
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 キキョウの開花株が増えてきました。
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 ベニバナは最盛期です。
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今週は、3件の見学予定(25,27,29日)がありますが、これらの花を楽しんでいただけるものと思っています。
 万葉植物ではありませんが、今年もヒマワリが咲きだしました(昨年のこぼれ種が発芽したもの)。
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Posted by katakago at 13:24
アンズがたくさん生りました [2019年06月18日(Tue)]
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 アンズ(品種:おひさまコット)の実を収穫しました。今年は10kgほど得られました。知り合いに配ったり、今年もアンズジャムを作りましたが、残りはドライフルーツにしてみました。
 アンズジャムの記事は、
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1372

 ドライフルーツ用には約2kgのアンズ(次の写真)を使用しました。
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 種とヘタを取り除いて5mm程度の厚さにスライスし、フードドライヤー(次の写真)で乾燥しました(55℃で約24時間)。
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 300gほどのドライフルーツが出来上がりました。
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 この時期の他の果樹の様子
 クルミ
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 カリン(今年はたくさん生っています)
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 クリの小さなイガ
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Posted by katakago at 10:57
ベニバナが咲き始めました [2019年06月14日(Fri)]
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 春に播種したベニバナは、今年は例年になくアブラムシが多く発生し何度か消毒を行ってきました。2日ほど前から開花株が見られるようになりました。今月後半(20,27、29日)には来園者が予定されているので見てもらえそうです。。
 畑ではカワラナデシコが見ごろとなっています。
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 花菖蒲は間もなく咲き終わり、手前の蓮池では今月下旬ころからのハスの開花が待たれます。
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 ナツメの花が咲いています。
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 畑で見かけたこの花は葉の形からコヒルガオ(ヒルガオ科)と思われます。
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万葉歌で、「かほばな」と詠まれている植物をヒルガオに当てる説があります。
【歌】 高円の 野辺のかほ花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも (巻八・1630 大伴家持)
【口語訳】 高円の 野辺のかお花のように 面影に ちらついて見えてあなたのことは 忘れられない
 次の写真は、先月下旬に春日大社の萬葉植物園で撮影したヒルガオの花です。
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Posted by katakago at 14:19
ジュンサイの花が咲きました [2019年06月08日(Sat)]
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 4月に取り寄せて栽培しているジュンサイ(ジュンサイ科)の花が咲きました。ジュンサイの若い葉や茎は食用になりますが、万葉歌では「蓴(ぬなは)」と詠まれています。巻七の譬喩歌をあげておきます。
【歌】 我が心 ゆたにたゆたに 浮き蓴 辺にも沖にも 寄りかつましじ (巻七・1352)
【口語訳】 わたしの心は ゆったりしたり動揺したりで 浮き蓴(ぬなわ)のように 岸に沖にも 寄ってしまえそうにない。
 『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には、「ゆたにたゆたに」について次のような解説があります。「ユタニはゆったりと安定したさま、タユタニはタユタフと同源で、動揺している状態を表す。恋する者の心理の安らぎと不安との繰り返しをいう。」。
 
 蓮池ではハスの花芽が伸びてきました(今のところ3本)。今月下旬ごろから咲き始めるものと思われます。
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 羽化後間もないトンボを見つけました。
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 畑では、早くも咲き始めたオミナエシの株を見つけました(今のところ2株)。
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Posted by katakago at 09:50
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