フジ(藤波の花は盛りに) [2013年04月29日(Mon)]
裏山で自生のフジが花を咲かせていました。蔓が右巻に巻いているのでノダフジ(まめ科)と思われます(ヤマフジは左巻)。 万葉歌に27首詠まれており、一昨年の記事(2011/5/5)にも紹介しています。 ↓ URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/7
ここでは別の歌を載せておきます。 【原文】 藤浪之 花者盛尓 成来 平城京乎 御念八君 (大伴四綱 B‐330) 【読み下し文】 藤波の 花は盛りに なりにけり 奈良の都を 思ほすや君 【口語訳】 藤の花は 今満開になりました 奈良の都を 恋しく思われますか ここで藤浪はその花房の風に揺れるさまを波にたとえた歌語で、大宰帥であった大伴旅人の邸宅で開かれた集宴で詠まれたものと考えられています。その第一首目は、小野老の有名な次の歌から始まります。 【歌】 あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり (B‐328) 【口語訳】 (あをによし) 奈良の都は 咲く花が 爛漫たるように 今真っ盛りでした 次いで大伴四綱の歌が続き、その後に主人大伴旅人の5首が載せられています。そのうちの一首に次の歌があります。 【歌】 我が盛り またをちめやも ほとほとに 奈良の都を 見ずかなりなむ (B‐331) 【口語訳】 わたしの元気だった頃が また戻って来ることがあろうか ひょっとして 奈良の都を見ずに終わるのではなかろうか 高齢(60歳を過ぎて)で辺地に派遣され、望郷の念やみがたく弱気な歌を残していますが、後に大納言となって帰京しています。
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ユリ類の生育状況 [2013年04月27日(Sat)]
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講演会「難波の万葉歌」 [2013年04月26日(Fri)]
昨日(4/25)、大阪府立大学で「万葉の道を歩く」の7回目の講演会が開催され聴講しました。今回は村田右富実先生が「難波の万葉歌 ー 大和の表玄関を詠む −」と題して講演されました。
村田先生の講演配布資料より当時の難波宮に関する事項を以下に引用しておきます。、難波は瀬戸内海の最奥に位置し、大和川・淀川水系が交わるその地理的位置から内外交通の要衝の地として重視されてきた。大化元年(645)に始まった「大化の改新」に伴って行われた難波遷都で、白雉三年(652)に完成した「難波長柄豊崎宮」は、孝徳天皇崩御後、都が飛鳥に遷った後も難波の地に存続し、天武十二年(683)の複都制の詔によって飛鳥と並ぶ都となったが、朱鳥元年(686)失火により全焼した。その後、聖武天皇の即位〜行幸を機に、神亀三年(726)、藤原宇合が知造難波宮事に任じられ、難波宮の再建が本格化した。
講演では、神亀二年に聖武天皇が難波宮に行幸された時に、当代の宮廷歌人(笠金村・車持千年・山部赤人)が詠んだ長反歌(巻六928〜934)を中心に解説されました。万葉歌の掲載順に、金村は難波宮を讃える歌を詠み、千年は遊覧の地である住吉(すみのえ)の風光を讃え、赤人は「御食(みけ)つ国」としての淡路の奉仕の様を詠んでいます。 なお、『萬葉集釈注』でも、当代宮廷歌人が主題を分担して織りなした一連の作であるとみられています。
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雨上がりのビオトープ池で ー トンボの羽化 [2013年04月25日(Thu)]
今朝(6時半ごろ)ビオトープ池のフトイの茎で早くもトンボが羽化しているのを見かけました(ギンヤンマか?)。
カキツバタの花茎も伸びて来ました。来月初めには咲き始めるものと思われます。
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飛鳥を愛する会(現地講座二日目)ー 飛鳥から巨勢路・葛城古道を巡る [2013年04月22日(Mon)]
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飛鳥を愛する会 春季総会・講座(4/20) [2013年04月21日(Sun)]
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ヤマザクラ(あしひきの山の際照らす桜花) [2013年04月19日(Fri)]
裏山に自生しているヤマザクラ(3本生えています)が咲き始めました(1枚目の写真)。3年前には畑に数本の苗木を植えましたが、そのうちの一本が今年初めて花を咲かせました(2枚目)。
サクラは万葉歌に40首詠まれています。昨年の記事にも一首を載せていますが、ここでは巻八の春の雑歌より山部赤人の歌を載せておきます。 【原文】 足比奇乃 山桜花 日並而 如是開有者 甚恋目夜裳 (G‐1425) 【読み下し文】 あしひきの 山桜花 日並べて かくし咲けらば はだ恋ひめやも 【口語訳】 (あしひきの) 山の桜花が 幾日も こんなに咲いていたら ひどく恋しくは思わないだろう 「はだ恋ひめやも」は反語で、花期が短いからこそこんなにも恋い慕う、と詠われています。
昨年のヤマザクラの記事は ↓ URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201204/25
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at 11:12
裏山に咲く春の野草 [2013年04月18日(Thu)]
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果樹園で見かけたツグミ [2013年04月17日(Wed)]
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ウワミズザクラの花 [2013年04月15日(Mon)]
裏山に自生しているウワミズザクラ(ばら科)の花が咲いています。
径0.6〜0.8cmほどの小さな花で写真のような総状花序です。図鑑によれば、和名はこの材に溝を彫って亀卜に使ったので上溝桜と言い、それが転訛した名前のようです。
先に(4/7)、一重のヤマブキの写真を掲載しましたが八重の品種も咲き始めました。
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at 07:40
第49回川西市源氏まつり [2013年04月14日(Sun)]
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at 15:56
春の宝塚植木まつり [2013年04月13日(Sat)]
宝塚植木まつり(14日まで開催)に出かけて、苗木を購入してきました。天気も良く大勢の人で賑わっていました。
昨年秋にも出かけましたが、今日はクルメツツジ・リンゴ(姫国光)・イチジク(サルタン)の苗木とカキツバタ2株を購入しました。 午後から早速植え付けました(写真はクルメツツジ)。
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at 19:40
オキナグサその後 [2013年04月11日(Thu)]
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at 17:52
果樹園の下草除草 [2013年04月10日(Wed)]
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多田小学校で入学式 [2013年04月09日(Tue)]
今日は朝から忙しい一日でした。10時から始まる多田小学校での入学式に参列する前に、7時半頃から日課にしている尺八の練習を一時間ほど行い、午後からNHKカルチャーの万葉集の講座(梅田教室)と夕方からは朝日カルチャーの尺八講座(芦屋教室)があるので、その受講準備もして学校に向かいました。大きな鞄を抱えて出かけることになりました。
多田小学校では第134回目の入学式で、87名の新一年生が入学しました。明日から皆元気に登校してください。
来賓には、PTAからお祝いの紅白のお饅頭をいただきました。
ちょうど今、裏山の植物園では紅白のミツバツツジが咲いています。数年前に苗木を植えたものです。
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at 21:24
ヤマブキの花 [2013年04月07日(Sun)]
ヤマブキの花(一重)が咲いています。八重はこれからです。 ヤマブキは万葉歌には17首詠まれており、一昨年、昨年の記事でも紹介しています。 ↓ URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/6 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201204/15
ここでは別の歌を載せておきます。 【原文】 花咲而 実者不成登裳 長気 所念鴨 山振之花 (I‐1860) 【読み下し文】 花咲きて 実は成らねども 長き日に 思ほゆるかも 山吹の花 【口語訳】 花だけ咲いて 実はならないのに 長い間待たれることよ 山吹の花は 「実は成らねども」は、八重の品種には実が成らないのでこのように言われるが、集中、「実成らず」・「実に成らず」は、しばしば実らぬ恋の比喩に用いられるため、この歌にも寓意があるかとする説もあります。 植物の種類は異なりますが、大伴家持の紀女郎への贈答歌では次のように詠まれています。 【歌】 我妹子が 形見の合歓木は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも (G‐1463) 【口語訳】 あなたに 頂戴したねむは 花ばかり 咲いておそらく 実を結ばないのではないでしょうか 『新編日本古典文学全集 萬葉集』によれば、この歌には、「あなたの私に対する愛情は一時的なものではないでしょうか、の寓意がある」と解説されています。
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at 20:19
モミジの若葉 [2013年04月06日(Sat)]
モミジの若葉の後方では、3/31掲載のサクラの花が未だ咲いていますが、今日の雨風で散ってしまうことでしょう。
モミジは、万葉歌には、かへるて(原文は蝦手・加敝流弖と表記)として二首詠まれています。そのうちの一首は巻十四の次の東歌です。 【原文】 児毛知夜麻 和可加敝流弖能 毛美都麻弖 宿毛等和波毛布 汝波安杼可毛布 (M-3494) 【読み下し文】 子持山 若かへるての もみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ 【口語訳】 子持山の 楓の若葉が 紅葉するまでも ずっと寝ようとわたしは思う おまえはどう思うかい 『萬葉集全歌講義』には、「男性が恋人である女性に問いかけた形ではあるが、万葉集に載録されるに至ったのは、謡われていたからで、個人間で歌い交わされて終わった歌では無論ない。子持山周辺でうたわれた歌であったろうか。」とあります。 子持山は群馬県の渋川市・吾妻郡高山村・沼田市にまたがる山で、一昨年の万葉旅行でも訪れています。その際子持神社境内に建てられたこの歌の歌碑の写真も撮影しました。関連記事は ↓ URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/161?1354691043
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at 12:08
果樹園での防草作業 [2013年04月05日(Fri)]
蓮池の隣に第二果樹園(100坪ほどの広さ)として、柑橘類・柿・栗・ポポーなどを植えています。苗木を植えて1〜2年目ですが、除草作業の省力化のため、果樹園にバークを敷き詰めることにしました。これまでは年に何度か除草のための耕運機かけや草刈りを行っていました。 今日はその作業の第一弾として、3トン車のダンプでバークを運んでもらいました。一輪車で何十回も運んで果樹園内に広げました。全部敷き詰めるにはあと3〜4回は必要かと思われます。
柿の苗木も新芽が出て来ました。
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at 11:36
さわらびの萌え出づる春 [2013年04月04日(Thu)]
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at 14:15
今年初めてのタケノコ [2013年04月03日(Wed)]
裏山の一角にある竹藪で、タケノコが頭を出しているのを見つけました。シイタケとともに旬の食材が得られました。
植物園の脇にはイチリンソウ(きんぽうげ科)の群落があり、花を咲かせ始めました。
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at 12:46
ヤマブキやツツジも咲き始めました [2013年04月02日(Tue)]
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at 10:27
野菜の生育状況(タマネギ・エンドウ) [2013年04月01日(Mon)]
昨年秋に植え付けたタマネギは順調に生育しています。
エンドウも花を付け始めました。
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at 14:30