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シンポジウム「万葉集と記・紀・風土記」(8/2) [2014年08月05日(Tue)]
 先日(8/2)、「万葉集と記・紀・風土記」をテーマにシンポジウムが開催され参加しました(会場は大阪府立大学I-site なんば)。
 前半は三人の先生方による下記テーマの講演、後半はそれらの内容について会場からの質問にも答える形式で行われました。講師とテーマは、
@「古事記の夢・万葉の夢」 菊川恵三先生(和歌山大学教授)
A「『日本書紀』と『万葉集』ー中大兄三山歌からー」 上野誠先生(奈良大学教授)
B「逸文『伊予国風土記』と万葉集」 村田右富美先生(大阪府立大学教授)

 以下にメモ書きを残しておきます。
 万葉歌には100首余り夢が詠まれていますが(多くは相聞歌)、今回の講演では初期万葉の挽歌(天智挽歌A-150)が取り上げられました。
 『古事記』では、中巻に5ヶ所の夢の記事(神武記、崇神記、垂仁記(2ヶ所)、仲哀記)があり、いずれも、大きな危機に直面した時にどうすればよいか、天皇が神にお伺いを立てています(神が夢の中にあらわれて、いずれの神の祟り(怒り)であるか、その神をどのように慰めるか(どのようにお祭りするか)を告げる)。崇神記には、疫病が蔓延した時、天皇が神託を受けるための床におやすみになった夜に、大物主大神が夢の中にあらわれて、自分の祭りと祭主(意富多々泥古)を指示する記事があります(当日配布の資料より)。 

 万葉歌には、題詞や左注に『日本書紀』の引用(他の資料もある)がなされています。講演では巻一の中大兄三山歌(@-13〜15)を例に、編纂者が『日本書紀』を引用(どのような時の歌かなど歌を理解する上で必要な情報を提供)することにより、歌の解釈にレールを敷いてくれているとの考えを述べられました(巻一、二は自分たちの歴史を歌で語ってゆく”心の歴史”とも)。

 風土記と万葉歌については、昨年、毎日文化センターの12回の講座(講師は梅花女子大学の市瀬先生)を受講しました(今回取り上げられた話題も含む)。今回の講演を機にあらためて当時の講座もふり返ってみようと思います。 

 会場での様子
IMG_6940m.jpg


Posted by katakago at 14:01
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