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ショウブ [2013年05月03日(Fri)]
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 ビオトープ池でショウブ(ショウブ科)の花が咲いています。花茎の中ほどに肉穂花序(淡黄緑色の小花を密集させている)を付けています。ショウブの葉は薬用や端午の節句に用いられます。
 万葉歌では、あやめぐさ(原文は菖蒲草・菖蒲・安夜女具佐などと表記)として詠まれています。12首のうち11首までが”ほととぎす”と一緒に詠まれており、そのうち9首までが大伴家持の歌です。
 ショウブに関するこれまでの記事は
          ↓(下記のURLをクリックしてみてください)
 URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/5
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201205/06

 ここでは、家持の別の歌を載せておきます。
【歌】 ほととぎす 今来鳴き初む あやめぐさ かづらくまでに 離るる日あらめや (大伴家持 R‐4175)
【口語訳】 ほととぎすが 今来鳴き始めた あやめ草を 縵にする五月の節句の日まで 途絶える日があろうか
 「あやめぐさ かづらくまでに」は口語訳にあるように、あやめぐさ(菖蒲)を縵にする五月五日の端午の節句の日までの意です。一昨年の記事にも載せていますが、『続日本紀』の聖武天皇の天平十九年五月五日の条に、太上天皇(元正太上天皇)が「昔者、五日の節には常に 菖蒲を用て縵とす。此来己にこの事を停めたり。今より後、菖蒲の縵に非ずは宮中に入るること勿れ」と詔したことが記されています。


 同じビオトープ池で見かけた羽化後間もないシオカラトンボ(♀)
IMG_0494m.jpg
Posted by katakago at 10:12
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