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相生の牡蠣と室津散策 [2013年02月20日(Wed)]
 JR西日本の駅長おすすめ駅プラン「相生かき三昧」に妻を誘って参加し、HOTEL万葉岬(相生市相生字金ケ崎)で牡蠣料理を味わい、室津の街を散策して来ました。新快速を利用すると尼崎から相生までは約80分ほどです(ホテルまでは送迎バスで更に20分)。中型の送迎バスは、カップルと中年女性のグループ(車中の会話からママ友の仲間か)で満席となっていました。

 室津へは、3年前に坂本先生の万葉講座の有志で出かけることになっていましたが、前日に高熱を発し欠席した経緯があります(その節は関係の方にご迷惑をおかけしました)。今回室津散策のオプションもあったので、牡蠣料理を味わうこともさることながら、万葉歌碑も訪ねられればと出かけた次第です。

 ホテル横の椿が植えられている場所に建てられた犬養先生揮毫の万葉歌碑(昭和58年建立)
IMG_2944m.jpg
【原文】 室之浦之 湍門之埼有 鳴嶋之 礒越浪尓 所沾可聞 (K-3164)
【読み下し文】 室の浦の 瀬戸の崎なる 鳴島の 磯越す波に 濡れにけるかも
【口語訳】 室の浦の 瀬戸の崎にある 鳴島の 磯を越す波に 濡れてしまった
 室の浦は室津東南の藻振鼻(もぶりばな)から相生湾口の金ケ崎にかけての湾入部をさすとみられています。『犬養孝揮毫の万葉歌碑探訪』によれば、除幕式の時に先生は、「金ケ崎からの眺望は瀬戸内万葉の大パノラマであり、この地以外にこれほどの場所はない」と絶賛されたそうです。これを機に金ケ崎は「万葉の岬」と命名されその碑が建てられています。
 ホテル前からの眺望(眼下に浮かぶ鳴島、現在の君島)
IMG_2943m.jpg

 ホテルから少し海岸のほうに降りてゆく途中にある澤瀉久孝先生揮毫の歌碑(亡くなられてから先生の書より採字して平成2年に建立)
IMG_2940m.jpg
【原文】 繩浦従 背向尓所見 奥嶋 榜廻舟者 釣為良下 (山部赤人 B-357)
【読み下し文】 縄の浦ゆ そがひに見ゆる 沖つ島 漕ぎ廻る船は 釣りしすらしも
【口語訳】 縄の浦から かなたに見える 沖の島を 漕ぎ廻っている船は 釣をしているらしい
 縄の浦は相生市那波(なば)の海岸とみられています。

 食事の後、希望者はホテルの送迎バスで室津散策に出かけました(次の図は配布された散策マップ)。
IMG(murotsu).jpg
 室津漁港の駐車場(室津かき直売所がある)で下してもらって、皆思い思いに約90分の散策に出かけました。室津海駅館・室津民族館や朝鮮通信使宿舎跡、賀茂神社など見学場所は多いのですが、私は真っ先に一番遠くの藻振鼻の万葉歌碑を目指しました。
 たつの市御津町室津の藻振鼻にある犬養先生揮毫の万葉歌碑(昭和54年建立)
IMG_2971m.jpg
【原文】 玉藻苅 辛荷乃嶋尓 嶋廻為流 水烏二四毛有哉 家不念有六 (山部赤人 E-943)
【読み下し文】 玉藻刈る 辛荷の島に 島廻する 鵜にしもあれや 家思はざらむ
【口語訳】 玉藻刈る 辛荷の島で 魚を捕っている 鵜ででもあったら 家を思わずにいられることだろうか
 写真には歌碑後方に辛荷の島(地の唐荷・中の唐荷・沖の唐荷の三つの島)が写っています。

 近くの梅林ではもう花が咲き始めていました。
IMG_2986m.jpg
Posted by katakago at 20:21
ネコヤナギ(かはやなぎ) [2013年02月20日(Wed)]
 今朝はうっすらと雪が積もっていました。芽吹いたネコヤナギ(やなぎ科)も雪をかぶっていました。
IMG_2931m.jpg

 ネコヤナギは、万葉歌では、かはやなぎ・かはやぎ(原文は川楊・河楊と表記)として詠まれています。次の歌では、山あいではなお雪が降っているが、平地では既に春が訪れている情景が詠まれています。
【原文】 山際尓 雪者零管 然為我二 此河楊波 毛延尓家留可聞 (I-1848)
【読み下し文】 山の際に 雪は降りつつ しかすがに この川柳は 萌えにけるかも
【口語訳】 山あいに 雪は降っている それなのに この川柳は もう芽が出たことよ





Posted by katakago at 20:06
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