裏山の垣根に絡まってナツフジ(まめ科)が花を咲かせていました。昨年8/12の記事にも掲載していますが、次の万葉歌に詠まれた「時じき藤」(原文は非時藤と表記)をナツフジとみる説があります(『万葉植物事典』)。
【歌】 吾屋前之 非時藤之 目頬布 今毛見壮鹿 妹之咲容乎 (大伴家持 G-1627) 我がやどの 時じき藤の めづらしく 今も見てしか 妹が笑まひを 【口語訳】 家の庭の 時ならぬ藤のように めずらしく 今も見たいものです あなたの笑顔を
なお、この歌の解説は他の説(季節外れに咲いた藤)も含め、昨年8/12の記事に載せています。
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