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薬師寺花会式(4/5) [2012年04月06日(Fri)]
 薬師寺は天武天皇の発願(680年)により、持統天皇によって本尊開眼(697年)、文武天皇の時代に飛鳥の地に堂宇が完成しましたが、その後平城遷都(710年)に伴い現在の西の京に移されました。兵火で失われた堂塔の復興は、お写経勧進によって進められ、現在、金堂・西塔・中門・回廊・大講堂が再建されています。写真は復興された西塔です(現存する東塔は修理中)。
IMG_1272m.jpg

 昨日(4/5)は薬師寺花会式の結願(けちがん)法要の見学に出かけました。正確には修二会といい、薬師悔過法要です。修二会は、奈良の大寺が国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などを祈る行事で、先月は、東大寺二月堂で執り行われました(関連記事3/4、3/12)。薬師寺では新暦の3月30日から4月5日にかけて行われます。10種の造花が本尊に供えられるところから「花会式」と呼ばれています。花の種類は、梅・桃・桜・山吹・椿・牡丹・百合・杜若・菊・藤です。

 花会式の法要は、初夜(しょや)・半夜(はんや)・後夜(ごや)・晨朝(じんちょう)・日中・日没(にちもつ)の6回の法要が毎日行われます。最終日の5日は、金堂内で参詣することができました。午後に写経道場で行われる執事長法話を聴いた者には、金堂内へ入堂できる整理券が配布される(400名くらい)とのことで、途中からではありましたがこれに参加しました。

 初夜の行の前に、大講堂前で神供が行われました(二月堂の場合とは異なるようです)。呪師が神々を勧請してお供えを行い、練行衆(修二会に参籠する僧)が読経の後、持っている松明を放り投げます(次の写真)。

IMG_1270m.jpg

 神供の後、初夜の行は、金堂で午後7時から1時間半に渡って執り行われました(次の図は修二会が執り行われる金堂内の見取り図)。金堂内の薬師三尊像(薬師如来を中央に、向かって右が日光菩薩、左が月光菩薩)の前で薬師悔過の読経がなされました(独特の節回しで、普段聴くお経とはずいぶん違う)。最後に牛玉(ごおう)宝印が練行衆の額に押されて金堂内でのお勤めが終わりました。
IMG(hanaeshiki)m.jpg

 この後、金堂前で「鬼追式」が行われました。この鬼追式は、薬師如来のお力を受けた毘沙門天が、松明を持って暴れる5匹の鬼を鎮めるという行事です。このころ雨が降り始めていましたが、大勢の方が見学に見えていました。
IMG_1320m.jpg

 東大寺の場合もそうでしたが、薬師寺でも東日本大震災犠牲者に対する独自の取り組みがなされています。薬師寺では、二万余名の犠牲者のご供養として、2万巻の写経が進められています。納経供養料は一巻2,000円で、賛同者が写経して薬師寺に納めてももよいし、薬師寺に預けて被災地での供養法要、写経会で、あるいは全国各地の中高生に写経してもらうのに活用しようとするものです。この写経での浄財(4,000万円)を、震災で親を亡くした子供たちのために活用したいとのことでした。筆者も花会式の参詣を機会に協力させていただきました。
Posted by katakago at 07:12
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