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シラカシ [2012年02月18日(Sat)]

 雪の日のシラカシ(ぶな科)です。葉の裏が灰白色であるところからその名があります。万葉歌にはつぎの一首が詠まれています(原文は白柯杙と表記)。
【歌】 あしひきの 山道も知らず 白橿の 枝もとををに 雪の降れれば (I-2315)
【口語訳】 (あしひきの) 山道もどこだかわからない 白橿の 枝もたわむほどに 雪が降っているので
 山中での雪の深さに驚いて詠まれています。
なお、左注には、柿本朝臣人麻呂歌集に出ている、とあります。

 今年は、各地で豪雪のニュースが伝えられていますが、こちらでは枝もたわむほどの雪はめったに見られません(数年前にありました)。
Posted by katakago at 14:50
雪が降りました [2012年02月18日(Sat)]

 裏山の植物園にもうっすらと雪がつもりました。

 雪の中のヤブコウジの写真と万葉歌は今年の1/4に紹介していますが、今日の写真も掲載しておきます(長い間赤い実を付けています)。



 次の写真はカクレミノ(うこぎ科)です。万葉歌には詠まれていませんが、左注(A-90)に、みつながしは(原文は御綱葉と表記)と記されている植物をカクレミノとする説があります(『萬葉集釈注』ほか)。

 巻二冒頭の、磐姫(いわのひめ)皇后が仁徳天皇を思って作られた歌4首に続く、或る本の歌とその左注を以下に記します。
【歌】 君が行き 日長くなりぬ やまたづの 迎へを行かむ 待つには待たじ (A-90)
【口語訳】 あなたの旅は 久しくなった (やまたづの) お迎えに行こう とても待ってはいられない
 この一群の歌の左注には、『日本書紀』仁徳天皇30年条を引いて、「皇后は紀伊国においでになって、熊野の岬に行き、その地のみ綱柏をとってお帰りなった。ところが天皇は、皇后がおいでにならない間に、八田皇女(やたのひめみこ)を妻として宮廷にお入れになった。そして、皇后は、難波の海にお着きになってから、天皇が八田皇女と結婚されたと聞いて非常にお悩みになった云々」とあり、み綱柏が出てきます。
 この「みつながしは」をカクレミノとみる『萬葉集釈注』には、カクレミノは、祭祀の具で、聖地「熊野」の「みつながしは」である点に意味があった。この柏を皇后みずからが採集に行ったのは、宮廷祭祀の統率が皇后に任されていたからである、と述べられています。
Posted by katakago at 12:43
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