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晩秋に咲くナデシコ [2011年11月29日(Tue)]

 秋の七種(ななくさ)の一つカワラナデシコ(なでしこ科)が今も咲いています。万葉歌には26首詠まれており、うち11首は大伴家持の歌です。家持は特にこの花を愛したようです。5/30、7/18にも家持の歌を紹介しています。
 天平11年(739)6月、家持が22歳の時に、亡くなった妾(おみなめ)を悲しんで歌(亡妾挽歌)を詠んでいますが、その中でなでしこが詠まれた歌を紹介します(なおこの時家持には正妻に当たる妻はいなかったようです)。
【歌】 秋さらば 見つつ偲へと 妹が植ゑし やどのなでしこ 咲きにけるかも (B-464)
【口語訳】 秋が来たら 見てわたしを偲んでくださいと言って 妻が植えた庭のなでしこの 花が咲きはじめた
 「秋さらば見つつ偲へ」について、『新編日本古典文学全集 万葉集』には、亡妾は自らの死を予想してこう言ったのであろう」とあります。
 なお、ナデシコは春に蒔く場合と秋に蒔く場合がありますが、この歌では春に蒔いて発芽後その苗を植えたものと思われます。
 

Posted by katakago at 13:00
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