明日香で万葉植物画展 [2023年03月11日(Sat)]
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第71回正倉院展 [2019年10月31日(Thu)]
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第47回川西書道展 [2019年10月19日(Sat)]
今日・明日とキセラ川西プラザで川西書道展が開催されています。今年の五月に植物園に来ていただいた川口登美子さん(川西市書道協会理事で書道教室主宰、雅号は塘紅)から案内をいただき出かけてきました。一般と幼小中高生の作品が同時に展示されていました。 一般の部では50数点ある中で、新元号「令和」の典拠が『万葉集』とあってか、万葉歌(2点)や「梅花の歌」の序文(4点)を書かれている作品が目にとまりました。 巻物に書かれた川口さんの作品 『万葉集』巻五の「梅花の歌」の漢文で書かれた序文
植物園の見学に来られた時の記事は、 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1523
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万葉創作画展(奥山永見古さん)開催中 [2019年08月18日(Sun)]
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特別展「京のかたな」(京都国立博物館) [2018年11月18日(Sun)]
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二つの正倉院展(奈良国博、平城宮跡資料館) [2018年11月12日(Mon)]
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第69回正倉院展 [2017年11月08日(Wed)]
先月28日から奈良国立博物館では正倉院展が開催中です。例年期間は短く今年は今月13日までです。今日は朝から雨で外の作業が出来ないので、出かけてきました。今回はこれまでのように会場外で長い列を作って並ぶことなく入館出来てよかったです。
聖武天皇愛用の楽器(『国家珍宝帳』に記載)のうち、今年は尺八が2本出陳されていました。玉尺八(ぎょくのしゃくはち)と樺纒尺八(かばまきのしゃくはち)で、前者は大理石製で三節の竹管を模しており、もう一つは真竹製で樺巻装飾が施されており、いずれも指孔が前面に5個、背面に一個で、現在の尺八が前面に4個あるのとは異なっています。尺八はこれらを含め8本あり、『国家珍宝帳』には多くの楽器が記されており、今回はほかに漆槽箜篌(うるしそうのくご)の残欠とその模造(漆塗の竪琴)が展示されていました。聖武天皇は音楽に親しまれていたようです。 今年の入館券や立て看板にも使用されていた羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)は、かつて美術の教科書で見た記憶がありますが、今回実物を初めて見ることが出来ました。 博物館の案内パネルには、槃龍背八角鏡(ばんりゅうはいのはっかくきょう)、碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)、緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)の写真が掲載されていました。
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大橋さんの拓本展 [2017年09月03日(Sun)]
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牧野記念庭園記念館の企画展ー桜花図譜と牧野富太郎 [2017年02月20日(Mon)]
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奈良県立万葉文化館の特別展ー古代への憧憬 [2016年11月07日(Mon)]
先日(11/4)、梅花万葉集友の会の講座が奈良県立万葉文化館であり、明日香村に出かけてきました。 万葉文化館はちょうど開館15周年にあたり、記念の特別展が開催中でした(今月27日まで)。
特別展のテーマは「古代への憧憬ー近代に花開いた古典の美ー」で、柿本人麻呂像・山部赤人像や貧窮問答歌画賛幅など江戸時代に描かれたものをはじめ、明治から平成にかけて万葉をテーマに描かれた絵画が展示されており興味深く鑑賞しました。 中山正實の「阿騎野の朝 画稿」(昭和15年)も展示されていました。これは現在宇陀市中央公民館にある壁画の画稿で、軽皇子が安騎野に宿られた時に柿本人麻呂が詠んだ「東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」(@-48)の情景が主題となっています。 なお、中山正實の「阿騎野の朝」の関連記事は次のURLに載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/925 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/927 また、上村松篁の「額田女王挿絵原画」(昭和43〜44年)もあり、これは井上靖の歴史小説『額田女王』が「サンデー毎日」に連載された折に制作された124枚の挿絵原画の一部です。
午後の散策では、飛鳥寺に立ち寄り住職の話を聞きながら久しぶりに飛鳥大仏を拝観しました。
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京博特別展(禅ー心をかたちにー)を観覧 [2016年04月17日(Sun)]
昨日、午前のカルチャーセンターの講座に参加した後、京都国立博物館で開催中の特別展「禅ー心をかたちにー」に出かけて来ました。
午前の講座のテーマは「くずし字史料から読み解く江戸期の商家経営」で、自費出版本では、両替商についても調べたので興味がありました。朝日カルチャーと大阪大学との共同講座(Handai-Asahi中之島塾)で、講師は鈴木敦子氏(阪大大学院経済学研究科資料室)で、江戸時代に豪商・富商とよばれた商家の史料をもとに、奉公人請状(近江商人 島ア利兵衛家)、家訓・店則(住友家・小野組)、経営帳簿(三井家・近江商人)などについて解説されました。とりわけ興味を惹かれたのは、経営帳簿記載で、商家ごとに符牒(見積もりの数字など他店に知られないように)が用いられていたことです。例えば、三井家(越後屋、呉服・両替)では、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10の数字に、イ、セ、マ、ツ、サ、カ、ヱ、チ、ウ、シ が当てられていたとのことです。 京都国立博物館の特別展「禅ー心をかたちにー」は、臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念として開催されているもので、自費出版本でも、白隠禅師について調べていた(木田院碑の銘文や漢文語録『荊叢毒蘂』刊行に関連して)ので、大変興味がありました。 白隠関連では、円相内自画像(東京・永青文庫蔵)はじめ自筆の禅画の展示(前半6点、5/3からの後半6点)が中心で、2メートル近い達磨像の大作(大分・萬壽寺蔵)は圧倒される程でした。但し、期待していた著作物や書簡類の展示が無かったのが少し残念でした。 展示の最後のコーナーでは、禅が日本文化に与えた影響についても、喫茶や書画・工芸品で紹介されていました(会期は5/22まで)。 博物館入り口ロビーの看板 絵は達磨像(白隠慧鶴筆、大分・萬壽寺蔵、実物は館内に展示されている)で、賛に「直指人心(じきしにんしん) 見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」とあります。他にとらわれず直ちに自己の心を見つめ、心中に仏の本性が備わっていることを悟ることをいう(衆生本来仏なり)。
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第67回正倉院展 [2015年11月03日(Tue)]
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特別展示「加島屋と広岡浅子」 [2015年10月07日(Wed)]
自費出版本『木田家のルーツを尋ねる―石碑の銘文に導かれてー』(完成は11月初旬頃の予定)では、鉄屋(庄左衛門)と川崎屋(三右衛門)が営んだ両替商についてもその史料を収集して取り上げています。
先週から始まったNHKの朝ドラ「あさが来た」では、大坂の両替商の加島屋が舞台となっており視聴しています。またその原案本『小説 土佐堀川ー広岡浅子の生涯』(古川智映子 著)の前半では、明治維新前後の大坂の両替商の様子が史実の調査を基に描かれており、大変興味深く読みました。慶応4年(1868)に、新政府の幣制改革で銀目廃止の布告が出され、それまで上方商人の商取引に用いられていた丁銀や豆板銀の流通が停止され、大坂の両替商では取り付け騒ぎが起こりその多くが破産したようです(加島屋はかろうじてこの危機を乗り切り、新たな事業ー炭鉱、銀行、生命保険ーを展開してゆく)。 広岡浅子は大同生命の創業者の一人でもあり、現在、大同生命大阪本社(加島屋の店があった場所にある)メモリアルホールで、「大同生命の源流 ”加島屋と広岡浅子”」の特別展示が行われており、昨日、自費出版本の打ち合わせで朝日カルチャーセンター(中之島)に立ち寄ったついでに見学しました。
「大坂の豪商・加島屋」の展示コーナーでは、加島屋のビジネス(掛屋・蔵元、入替両替、大名貸し)が紹介されていました。各藩の産物(コメなど)を請け負い(掛屋・蔵元業務)、資金を融通し(大名貸し業務)、江戸時代最大のコメ市場に投資資金の融通(入替両替業務)を行い、商品市場・金融市場で中心的な役割を担っていたようです。 大名貸しでは、全国300藩のおよそ三分の一の藩と取引のあったことが知られており、そのうち津和野藩との取引では、貸し付けの担保がコメではなく、藩の特産品である和紙・蝋燭の販売代金であった例が示されていました。 また、浅子は日本女子大学校の創設にもかかわっており、関連の展示も興味深いものでした。
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「両替商 銭屋佐兵衛」展 [2014年12月14日(Sun)]
これまで何度か触れた大仙寺の木田院碑を建立した木田種重(没年は天明五年,1785)は、浪華で両替商を営んでいたことが分かっています(代々 鉄屋庄左衛門を名のる)。その関連でこのところ、古代史から江戸時代の大坂商業史にも関心の領域が広がって来ました。
大阪歴史博物館では、先月から、特集展示「両替商 銭屋佐兵衛」展が開催されています(1月5日まで)。今日は、展示担当の学芸員(八木 滋さん)による展示解説があるというので出かけて来ました。
銭屋佐兵衛(通称 銭佐)として両替商であった逸身家の古文書(逸身家文書)が平成15年に見つかり、その調査研究の成果が『両替商 銭屋佐兵衛』として東大出版会から刊行されたのを機に今回の展示が企画されたそうです。 初代佐兵衛が延享元年(1744)に両替店を開き(島之内の石灰町)、その後は両替商のほか大名貸もおこない、明治になって逸身銀行となり、明治34年(1901)の取り付けによる解散で金融業を終えたそうです。 明治新政府の方針で、天保十四年(1843)以前の旧藩債は古債として棒引き、弘化元年〜慶応三年のものは中債として無利子50年の年賦償還、明治元年〜五年のものは新債として四分の利息で25年の公債で償還と決められ、大名貸をしていた大坂の両替商の多くは致命的な打撃を受けて没落していったと言われている。そんな中で、逸身家はその影響が少なかった(古債が少なかったか)とみられています。
今回の展示の中では、墓碑銘や過去帳、婚礼関係の資料(婚礼諸祝儀控)、銭佐日記、人別帳等の資料を組み合わせて、銭佐組織・関係図や逸身家系図が作成されており、大変興味深いものでした(この手法はプロソポグラフィーと言われる)。
現在私も、岡山の木田家(鐡屋の子孫)と我が家の過去帳や両家に伝わる木田中村之本系図(正徳元年,1711作成)をもとに当時の系譜をたどるとともに、両替商 鐡屋庄左衛門に関する資料の収集を始めたところです。 中之島図書館では、『十人両替諸記録』(鐡屋庄左衛門(木田氏)の旧記)の原本を閲覧することが出来ました(その全文は『大阪商業史料集成 第四輯』に収められており古書店より入手済み)。 大名貸に関して、最近、小西新右衛門文書(小西家文書)の中に姫路藩に関わる文書の存在を知り、閲覧を申請しているところです。
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桜井記紀万葉歌碑原書展 [2014年12月01日(Mon)]
奈良県桜井市には、山の辺の道を中心に、64基の記紀万葉歌碑が建立されています。11月26日〜30日まで、あべのハルカス近鉄本店(近鉄アート館)で、その原書展と講演会が開催され、29日に出かけて来ました。
チラシの裏面(近鉄桜井駅の観光案内所で入手)
歌碑の建立は、当時の池田榮三郎市長と保田與重郎(桜井市出身の文芸評論家)の呼びかけにより昭和47年から始まり、その揮毫者は文学者(久松潜一、犬養孝ほか)・作家(川端康成、井上靖ほか)・画家(安田靫彦、小倉遊亀ほか)・学者(湯川秀樹、朝永振一郎ほか)など昭和を代表する各界の方々です。 これまで万葉故地巡りで多くの歌碑を見てきていますが、今回、64基もの歌碑の原書(一部拓本)が一堂に集めて展示され、それぞれに歌の原文・現代語訳と村田右富美先生の解説も掲載されており、じっくりと鑑賞できました。このような企画はこれまで無かったかと思います。その図録も制作販売されていたので有用な資料として買い求めました。 桜井市の万葉故地は何度も訪れていますが、最近では11月6日(山の辺の道)、8日(忍阪)にも出かけました。その時の記事(次のURL)にも今回展示の歌碑の写真をいくつか載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/924 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/925
更に、この日は午後から坂本信幸先生の「桜井の万葉歌 ー 万葉の歌ここに始まる」と題する講演も聴講できました。
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「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展 [2014年11月22日(Sat)]
昨日(11/21)、京都国立博物館で開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展(上の写真は会場出口付近の撮影OKの場所で)を見るため、久しぶりに京都まで出かけて来ました(京都は今年になって2度目)。 展覧会は終了間近(11/24)とあって、大勢の人がみえていました。約1時間近く館外で並んで待った末、入場制限のため数分毎に15人づつの入館となりました。鳥獣戯画の展示室では、さらに30分近く順番を待つことになりました。 今回の展覧会は、国宝 鳥獣人物戯画四巻(甲巻・乙巻・丙巻・丁巻)の修復完成を機に開催され、四巻が同時に展示されており、教科書で見たことのあるこの有名な絵巻物をじかに見ることが出来ました(甲・乙巻は平安時代、丙・丁巻は鎌倉時代の作)。動物たち(ウサギ・サル・カエル)が遊ぶ様子(射的や相撲など)が描かれている甲巻は最も有名な巻であり、このコーナーだけは列に並んで鑑賞するようになっていました。
写真は入館を待つ長い列
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