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北陸へ2泊3日の旅 [2014年12月22日(Mon)]
 先週後半(18〜20)、JTBのツアーで北陸方面に出かけて来ました。「冬の味覚と温泉を愉しむ」をうたい文句にした企画ですが、私にはもう一つの期待がありました。行程表には富山県から石川県に移動するのに雨晴海岸を通過とあり、ここで海越しの立山連峰を眺められれば、これまでの念願が叶うからです(ここを訪れるのは4回目)。
 旅程の1日目:大阪 →(JR特急サンダーバード)→ 富山 →(富山地鉄)→ 宇奈月温泉(泊)
    2日目:宇奈月温泉 → いなみ木彫りの里 → 五箇山集落(菅沼)→ 雨晴海岸 → 和倉温泉(泊)
    3日目:和倉温泉 → 白米千枚田 → 輪島の朝市 → 門前 → 金沢 →(サンダーバード)→ 大阪

 この時期には稀な爆弾低気圧の影響で、出発前日の17日はサンダーバードが始発から全面運休となり、当日朝まで催行が危ぶまれましたが、幸いなことに始発から運行されツアーが実施されました。ただ、積雪と強風の影響で折り返し列車遅延のため、予定より1時間近く遅れての宿泊先到着となりました(車窓からは雪景色を楽しめましたが)。

 今回の旅行での最大の収穫は、期待していた雨晴海岸から雪を頂く立山連峰を眺めることが出来たことです(見ることが出来るのは年に数十回位とのこと)。スケジュール表では車窓見学となっていましたが、近くの駐車スペースにバスを停め、下車して海岸まで降りて写真撮影することが出来ました。
 海越しに雪を頂く立山連峰を遠望 
IMG_0435m.jpg

 万葉歌に立山が詠まれた歌は五首ありますが、ここでは大伴家持の「立山(たちやま)の賦」と題する長歌と反歌二首(天平十九年(747)四月二十七日の作)のうちから、次の歌を載せておきます。
【歌】 立山に 降り置ける雪を 常夏に 見れども飽かず 神からならし (P-4001)
【口語訳】 立山に 降り置いた雪は 一年じゅう 見ても飽きない その神々しさのゆえであろう

 旅行前に『萬葉二千碑』(田村泰秀編)で、滞在場所近くにある万葉歌碑を調べていましたが、和倉温泉にあるのを見つけることが出来ました。ホテルで地図をもらって出発前の時間を利用して写真を撮ることが出来ました。
 越中守であった大伴家持が、天平二十年(748)春の出挙(すいこ)の巡行途次の作で、題詞に、能登郡で香島の津から船に乗って、熊来村をさして漕いで行った時に作った歌二首とあり、次の一首目は家持が詠んだ唯一の旋頭歌です。
IMG_0444m.jpg

【歌】 とぶさ立て 船木伐るといふ 能登の島山 今日見れば 木立繁しも 幾代神びそ (P-4026)
【口語訳】 とぶさを立てて 船材を伐り出すという 能登の島山 今日見ると 木立が茂っている 幾代経てこうも神々しくなったのであろうか

 二首目は、
IMG_0447m.jpg

【歌】 香島より 熊来をさして 漕ぐ船の 梶取る間なく 都し思ほゆ (P-4027)
【口語訳】 香島から 熊来をさして 漕ぐ船の 梶をしきりに動かすように絶えず 都が思われる

 関西ではめったに見られない雪景色の写真を2枚載せておきます。
 宇奈月温泉の想影橋(おもかげばし)付近から撮影(流れは黒部川)
IMG_0394m.jpg

 世界遺産 菅沼合掌造り集落にて
IMG_0424m.jpg

 最後に見学した白米(しろよね)千枚田(日本初の世界農業遺産、2011年にFAO認定)
IMG_0450m.jpg

Posted by katakago at 11:31
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